いい人をやめることができない心理
決して悪いことではないのに、どこか損をしてしまう気がする「いい人」と呼ばれること。そう思っても、いい人をやめることができない人の心理は以下の2つの考えから逃れられなくなっているのかもしれません。
誰とでも仲良くしたいと考えている
いい人をやめられない人は、誰とでも仲良くしていたいと考えていることが多いようです。誰かと関係を持っていることで、「自分は頼りにされている」「たくさんの人とつながっている」と安心できます。その安心感を求めていい人を演じてしまうのでしょう。
誰かに認めてもらいたいと考えている
また、2つ目の心理は、人に認めてもらいたい承認欲求です。いい人をやめられない方は「自分で自分のことが好きではない」ため、頼られることで認めてもらえていると思いたいのです。どんな人にも承認欲求はありますが、いい人で居続ける人はより欲求が高い傾向にあります。
いい人をやめることができない人の特徴とは?
ここからは、いい人をやめることができない人の特徴をご紹介します。自分が当てはまっているかぜひチェックしてみてください。
■周りの目を気にしすぎてしまう
いい人をやめることができない人の特徴に、周りの目を気にしすぎてしまうことが挙げられます。周りの人に嫌われてしまうことを避けるため、頼まれたことは何でも引き受けてしまう傾向に。
そういった人は、同僚や友人に都合のいい人として扱われてしまうこともあります。そのため、気疲れしてしまい、精神的に参ってしまうでしょう。適度に周りの目を忘れることが重要です。
■自分の意見を周りに言うことができない
自分の意見を周りに言うことができないことも、いい人をやめることができない人の特徴です。周りと違う意見を言って、嫌われてないか心配する心理から来ています。また、自分の意見を言って、争いが起こることを避けたい心理も存在します。
人の意見に反論しない、または自分の意見を言わない人は一見いい人に見えますが、自分の意見を持っていないと思われ、信用されにくい可能性もあります。
また、争いを避けるために一度自分の意見を飲み込んでも、発言を我慢するタイミングはまた新たにやって来てしまうでしょう。知らないうちに、ストレスを溜め続けているケースもあるのです。
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■周りから認められたいと考えている
冒頭でもご紹介しましたが、周りから認めてもらいたいと考えている人も、いい人をやめられない方の特徴です。自分をよく見せるためにエネルギーを使います。いい人でいれば、周りから好かれると思っていることが原因です。
しかし、ただ周りに認められたいからと言って、いい人を演じていても結局「都合のいい人」として扱われてしまうでしょう。自分を認めてもらうには、ただいい人でいるだけでは不十分なのです。
いい人をやめると見えてくるもの
ここからは、いい人をやめると見えてくるメリットについてご紹介します。いい人をやめることができない人は参考にしてみてください。
本音を我慢するストレスが無くなる
いい人をやめることで、本音を我慢する必要がなくなります。嫌なことは嫌と言えるため、ストレスがかかりません。また、本音を相手に話すことで、より深みのある関係性を気づくことができるでしょう。
自分に自信を持つことができる
また、いい人をやめることで、自分に自身を持つこともできます。相手の顔色をうかがって行動することがなくなり、自分らしくいられることで個性が生まれ、相手に認めてもらえるでしょう。