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2021.04.12

「耳をふさぐ」「指をしゃぶる」子どもの不安やストレスなどを見抜くボディーランゲージ

コロナ禍で子どもたちも生活の変化を余儀なくされました。子どもたちの不安やストレスなどを読み取り、対応していく為のボディランゲージの読み取り方や対応方の仕方について、非言語コミュニケーション講師の新木美代さんに話を聞きました。

Text:
岡のぞみ
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子どものボディーランゲージの「基準」を知っておく

子どもは、小学校低学年くらいまでは成長発達段階なので、思いを上手に言葉で表現する事が難しいものです。そこで、言葉の代わりに、場所、人、環境、状態などが、その子にとって安心できるのか、心地よいのかを読み取れるボディーランゲージです。

ボディーランゲージとは、身振り手振りであり、言葉以外のコミュニケーションの一つです。特に表情はその時の感情を表わしますが、これらは、日々の生活環境や人間関係からの習慣や行動により定着します。

子どもが出すサインを受け取るためには、まずは、子どものボディーランゲージの「基準」を知っておく事が大切です。1つの動作だけでその時の心理状態を判断するのは難しいので、毎日の表情や声量、抑揚、姿勢や歩き方などを観察し、それらがいつも通りなのか、そうではないのかなど知っておくとよいでね。

「あれ?いつもと違うな」と思ったら「どうしたの?」と声をかけてあげましょう。もしも言葉が出てこない時は、表情やボディーランゲージを見てみてください。

ボディーランゲージの一例

怖いものや聞きたくないことがある時

怖いこと、聞きたくないことがその場所で起きていて、その場から立ち去れない時は、目や耳をふさいで自らを遮断しようとします。

怒っている時

目や頬骨が釣り上がったり、体全体に力が入っている。どんどんと足音を鳴らすなど、怒りの度合いを音や強さで表現したりします。

悲しみや怒りが混じっている時

痛みに耐えようとするかのように、上半身がぐったりとしたり、ギュッと体を小さくし自分を守る様な行動を見せます。

心配事や緊張がある時

心の動揺を落ち着かせるため、自分の頭を撫でる、指をしゃぶる、貧乏ゆすりをしたりします。これは嘘を付いているサインではなく、何かが居心地が悪く、その場に適応しようとしている状態です。

その他、子どもが発するSOSのサイン

・表情や声に元気がない(いつもの「基準」から外れる)
・伏し目がち
・拳を強く握りしめる
・口をすぼめる/噛みしめる
・頬を押し上げるように頬杖をつく
・指しゃぶり(急に行うようになる)

子どものいつもの癖や基準を知った上で判断すること

上記のボディーランゲージはあくまでも参考です。その子のいつもの癖や基準を知った上で、前後の状況を踏まえて判断をすることが前提です。これらに当てはまるから、とだけで決めつけないようにしてください。

SOSを受け取ったら

子どもが居心地の良い状態や環境ではない可能性が高いので、話題や場所を変えたりして様子を見てみると良いでしょう。何が不快だったのかを知ることができます。

子どもを安心させるスキンシップ

肌の触れ合いは、人と人の結びつきを強める愛情ホルモンと言われる「オキシトシン」を分泌させます。オキシトシンは幸せホルモンである「セロトニン」を活性化し、心のバランスを整えてくれます。

ハグする、頭を撫でる、背中をさする、など、子どもが落ち着くまで、赤ちゃんの時のように守る様に包んであげましょう。触られることを嫌がる場合は、お子さんが心地よいと感じる箇所に手をそえたり、手や足裏のマッサージなどを取り入れながら、肌に触れて上げてください。

一緒に体を動かす!笑う!

体を動かすとで、体内でドーパミンがたくさん出ます。ドーパミンは、やる気ホルモンと言われていて、「これしてみよう!「あれしたい!」と、クリエイティブな発想がどんどん湧いてきます。

子どもと外に出てかけっこをしてみる。お散歩をしながら「ケンケンパ」したりと、小さな動きでも良いので親から率先して体を動かしてみましょう。外に出られない時は、ストレッチでも良いですよ。子どもは、体を動かすこと、走る事などが喜びです!そして何より親の笑顔を見ると安心して子どもも笑顔になります。笑顔が出てくれば、原因となっていた内容に対して前向きに対処で来たり、忘れてしまうこともあります。

運動しながらボディータッチをする、ハイタッチをするなどを取り入れれば子供の心は大きく満たされます。

子どもの行動には必ず理由がある

行動には、必ず背景や理由があります。特にボディーランゲージには心理状態が表れやすいので、家庭、学校、人間関係などの心のバロメーターです。喜怒哀楽、いろんな感情を自分自身の内側で感じ体全体で表出させる事で、心が成長していきます。その子の良い悪いを判断するものではなく、子どもの個性への理解、環境を準備するためのヒントにもなります。子供を変えようとするのではなく、環境を変えるサインとしてみると良いでしょう。親の休息日をつくったり、学校を休む日があっても良いですね。サインを受け取ったら、子どもに寄り添い心を育てる期間にしましょう。

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教えてくれたのは

新木美代さん

非言語コミュニケーション講師 鎌倉女子大学/非常勤講師、東洋英和女学院大学/特別講義講師
日本郵便株式会社や神奈川歯科大学など、企業や大学を中心に、7300 人以上 に、言葉以外のコミュニケーション要素(仕草、声の抑揚、表情)から、コミ ュニケーション力や自己肯定感を上げる研修や講義を行う。https://www.golpe.biz/
5月からNHKカルチャーオンライン講座がスタート予定。
https://www.nhk-cul.co.jp/sp/programs/program_1227660.html

 

ライター

岡のぞみ

広報・ライター。3歳の息子と夫の3人暮らし。営業、留学カウンセラー、コンビニの広報を経て独立。現在は、横浜と湘南を拠点に活動。
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