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2021.03.10

日本語の「愛人」は中国語の「小三」と同じ意味。これどういうこと?【元CAの中国語ってムズカシイ】

 

同じ漢字でも日本語と中国語では意味が異なる言葉も多く存在します。台湾の航空会社でCAとして乗務していた経験のある有田千幸が、中国語を勉強する中で印象に残った言葉をご紹介します。 連載第23回目は「小三」編。

Text:
有田 千幸
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漢字がわかっても意味はわかるとは限らない!

台湾では「三」を使ったスラングが多いという話を、私の経験談を交えながら前回ご紹介しました。

そして「三」を使った言葉でもうひとつ非常に印象に残っているのが、「小三」という言葉。

中国語で「小三」は「愛人」という意味

「小三」、えっ、もちろん小学校3年生のことですよね? と日本人の私なぞは真っ先に思ったのですが、実は中国語で「小三」は「愛人」という意味。はい、びっくり (!) です。

由来は、一夫一妻制の夫婦関係で愛人は第三者となり、年齢も年下のことが多いということから「小三」となったのだとか (中国語で、若い=小)。

中国語メモ:小三 (xiǎo sān)=愛人

またややこしいことに、中国語の「愛人」は日本語とはある意味真逆の意味で、夫婦間や恋人同士を指す言葉。つまり男性が、妻や彼女を他人に紹介するときに「これ、僕の愛人」なんていったりすることもあるということ。でもそれは、「これ、うちの妻/彼女です」ときちんと紹介しているということなのです。

ちなみに、実は台湾では小学校三年生のことも略語で「小三」といいます。こればかりは話の前後関係で理解できると思うのでおそらく大丈夫でしょうが、もはや違和感は拭きれないですね (汗)。

中国語に対しては、同じ漢字だというところからなんとなく安心感を抱いてしまいがち。クスっと笑ってしまうような意味の違いならよいのですが、トラブルに繋がりかねないこともあるかもしれないので気をつけねば…。一日本人としてそんなことを思った言葉でした。

【続】

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美容ライター

有田 千幸

外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。

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