自責ではなく反省を
失敗するたびに自分を責めてしまうと、自分の能力が足りないことだけを失敗の原因にしてしまいがちです。能力に伸びしろがなければ、いつまでも改善策を見つけられないことになります。
失敗に対して自責を繰り返すだけでは、「またうまくいかないのではないか」と不安を感じやすくなるため、適応能力も向上しません。
自分を責めるのではなく、失敗から何かを学び取る意識を持つことが重要です。常に反省する姿勢を持っていれば自分に足りない部分を受け止められるため、過度な自責をせずに済みます。
▼あわせて読みたい
ダメ人間思考を改善するマインド
自分をダメ人間と感じなくなるようにするためには、自身や物事に対する考え方を変えなければなりません。「ダメ人間」の改善につながる効果的なマインドを紹介します。
失敗から成長するという考え方
自分をダメ人間と感じる状態から脱却するには、失敗を失敗のまま終わらせないことが大事です。うまくいかなかったことをポジティブに捉え、失敗を糧に成長する意識を持つ必要があります。
自分の能力を限界まで出し切った・これまでにない経験ができたと捉えるなど視点を変え、まずは失敗した事実を前向きに受け止めてみましょう。
楽観的な思考を持って物事に向き合えば、失敗しても次の成功への足がかりだと考えやすくなります。失敗を反省し、チャンスと捉える思考を持つことが重要です。
ダメな部分を責めずに向き合う
ダメな部分を強く意識しすぎて自責の念に駆られやすいことが、ダメ人間といわれる人の特徴です。すぐに自分を責めてしまう人は、まずは自分の嫌な部分としっかりと向き合う必要があります。
能力に伸びしろがあったとしても、ダメだと感じているだけでは成長は望めないでしょう。足りないと思う能力にきちんと向き合ってこそ、本当にダメな部分なのかを判断できます。
いくら頑張っても能力が伸びない部分は、自力で改善するのが難しい弱みです。ダメだと思うのではなく「これは苦手なことなんだ」と割り切れば、他の部分に改善点を見つけられる可能性があります。
自己イメージを改善する
ダメ人間だと感じる思考を改善するには、自己イメージを変えることも重要です。自分をダメ人間だと思っている限り、何をやってもダメだと思う癖がついてしまいます。
自分に自信が持てない大きな原因として、人の目を気にしすぎることが挙げられます。周囲の評価を重視しすぎるあまり、さまざまなことへのハードルが高くなり自己評価が下がってしまうのです。
多くの場合、自分が感じているほど他人からの評価は低くありません。自信を持ち自らを応援する気持ちを持つことが、自己イメージを変える大きなきっかけになります。
▼あわせて読みたい
スモールステップで行動も改善
自分はダメ人間なのではないかと自覚している時点で、改善の余地があります。小さな課題をコツコツと達成し少しずつ行動を変えていくことが、ダメ人間からの脱却につながるでしょう。
生活リズムを整える
ダメ人間といわれる人の多くは、生活リズムが不規則な傾向にあります。睡眠時間が一定でなかったり、歯磨きや洗濯をサボることがあったりする人は、心身のバランスが崩れやすくなります。
生活リズムを整えた上で、日課をきちんとこなす意識を持つことが重要です。行動をルーティン化すればそれぞれが習慣となり、体が勝手に動くようにできます。
質のよい睡眠や栄養バランスの取れた食事を心掛けるのもポイントです。早寝早起きや適度な運動も意識すれば、やるべきことに対して意欲が湧きやすくなります。
約束や期限を守る工夫
時間を守れない性格は、意識を強く持つだけではなかなか改善されません。約束や期限を守れるようになるための工夫が必要です。
スケジュール管理を意識し、予定は文字に起こして書き留めておきましょう。約束や期限をメモするのはもちろん、予定を詰め込みすぎないよう余裕を持ったスケジュールを組むことも大切です。
約束や期限をきちんと守れる人の多くは、手帳やスマホなどに予定を書き留めています。無理やりにでもメモを取る作業を繰り返していれば、そのうちスケジュール管理が習慣になります。
一つでも目標を作ってみる
自己肯定感を持つためには、小さな成功体験の積み重ねが効果的です。無理なくできそうなことを目標に設定し達成感を得続けることで、次第に自信が生まれてきます。
小さな成功体験を積み重ねるためには、一つでも大きな目標を作ってみるのがおすすめです。目標達成のために何をすればよいのかを考え、できることから始めていけば、ゴールまでに必要な能力も習得しやすくなります。
目標を作る際は途中で諦めにくくするために、かなえたい夢をゴールに設定することが重要です。成功を重ねる過程で努力する意味を見出せれば、気持ちも前向きになるでしょう。
メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock
▼あわせて読みたい