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2021.04.17

子どもたちが「う◯こ」「ち◯こ」と連呼するのはナゼ?

子どもの下ネタに、親は恥ずかしいやら、呆れるやら…。下ネタを言ってしまう子どもの心の中を覗いてみました。

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ある時、突然と始まる「う◯こ」「ち◯こ」ブーム! 特に男の子のお母さんは、毎日止めどなく繰り返されるこのワードにうんざりしたこともあるのではないでしょうか。なぜこのような現象が起こるのか、スクールカウンセラーでもあり、臨床心理士・吉田美智子さんにお話をお聞きしました。

「う◯こ」「ち○こ」は子どもたちのマジックワード

「まず初めにお伝えしたいのは、子どもたちにとってこれらの言葉は最初からNGワードという認識はありません。オムツ時代、子どもにとって排泄物は〝自分の一部〟のようなもので、排泄すると親が大切にお世話をしてくれる=大事なものと認識されています。 しかしトイレトレーニングが始まると、排泄物は汚い=タブーなものと理解していきます。

そして、3〜4歳になりだんだんと会話ができるようになってくると、仲間と同じことを共有したいという欲求が生じてきます。しかし、会話のキャッチボールができるほど上手には話せないので、『う◯こ』『ち◯こ』など下ネタを口にします。この言葉さえ言えば、仲間内で大爆笑が起こり、みんなが無条件に楽しめるからです。まさに〝マジックワード=魔法の言葉〟 なので親が静止しても連呼が止まらないのです」(吉田さん)。 

確かに大人から見ると、なんでその言葉でそんなに笑えるの!?というくらい大爆笑していたりしますよね。

連呼が始まったら、親はどうする?

「まず未就学児の下ネタは、〝みんなで笑いたい〟という精一杯の表現方法だと理解してください。つまりは、そのとき思いっきり笑いたいということですよね。なので叱るよりも、くすぐってみたり、大爆笑できる面白い話に切り替えると下ネタは止まるはずです。子どもたちが下ネタを言い始めると、親は恥ずかしさのあまり、どうしても止めようとしたり、いけない言葉だとお説教を始めます。でも大丈夫です。一般的には5〜6歳になると、下ネタ以外のおもしろワードを獲得するため、『う◯こ』『ち◯こ』からは卒業します」(吉田さん)。

実はブームは再来する!?

「10歳前後の〝ギャングエイジ〟に再び下ネタブームが発動することがあります。〝ギャングエイジ〟は親や大人よりも、仲間が大切な時期で知られていますが、ほかにも〝性への目覚め〟の時期でもあるんです。なので基本、下ネタは仲間内で楽しめる『合言葉』のような使い方をします。しかし、時として大人に対して『近寄るな』という意味で、威嚇的に使用する場合もあります。もう言ってはいけない言葉という認識はきちんとあるので、注意はせず『性への関心が芽生えてきたんだな、成長しているな』と温かい目で見守ってください。
また、性教育を教えるタイミングでもありますが、ここは無理強いせず『何かよくわからないことがあったら教えてね』と子どもからの合図を待ってみてもいいと思います」(吉田さん)。

ブームが2度あるのは親としてちょっとトホホな感じですが、過ぎてしまえば成長過程のほんの一瞬の出来事です。親が過剰反応せず、周りに迷惑がかからない程度なら聞こえないフリをしてあげるのも優しさかもしれませんね。

構成・文/福島孝代

イラスト/(C)Shutterstock.com

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
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Twitter: @hakoniwasalon

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