「承知しております」の意味とは?
意味
「承知しております」の「承知」は、「承る(うけたまわる)」と「知る」で成り立ち、「しょうちしております」と読みます。「事情などを知ること」「知っていること」「わかっていること」を示す敬語で、ビジネスの場では頻繁に登場します。
使い⽅を例⽂でチェック
実際に「承知しております」を例文でチェックしてみましょう。「承知しております」の他に「重々承知」というフレーズも頻繁に使われますので、相手に対して使う場合と、自分に対して使う場合の両方を、ここで覚えておきましょう。
「11時からの会議に間に合わないことは、承知しております」
この「承知しております」は、「承知」の持つ「事情などを知ること」という意味で使われている文です。前もって知っていた(聞いていた)ことを示しています。
「ご迷惑をおかけしたことは重々承知しております。誠に申し訳ございませんでした」
ビジネスシーンでもよく使われる「重々承知」。「重々」には「かさねがさね」「よくよく」という意味があり、「重々承知」は「十分に理解している」という意味になります。
「重々承知」は謝罪時や、依頼やお願いをする時に使用されることが多い言葉です。この例文の場合は「迷惑をかけたことを十分に理解している」という意味で、「重々承知」が使われています。
「勝手なお願いであることは重々承知しておりますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます」
これは、相手に配慮しながら依頼やお願いをする時に使用される「重々承知」の例文です。
「重々承知」は、「ご事情は重々承知しておりますが、これ以上のお値引きは致しかねます」というような、断りの文章としても使われます。
⾔い換え表現にはどのようなものがある?
「承知しております」の別の表現方法についてもチェックしておきましょう。