■周りの人からの信用がなくなる
文句ばかり言う人は、周りの人からの信用がなくなります。なぜなら文句ばかり言う人は、何らかの問題が生じた場合にただ文句や不満を言っておしまいだからです。その問題を解消するために、解決案を考えたり周りの人と話し合ったりということに時間を割きません。たとえ話し合いをしても、始終文句ばかり……ということも。
このように、大人しての対応ができない人が、周りの人からの信用をなくすのは当たり前といえるでしょう。何か問題があれば、文句を言うのではなく、解決策を考えることに頭を使いましょう。文句を言う暇もなくなります。
■困っても助けてもらえなくなる
文句ばかり言う人は、困っても助けてもらえなくなります。自分が困るまで散々周りの人に文句を言っていたのに、「困ったら助けて」というのは、あまりに虫が良すぎるでしょう。
文句ばかりの人は、困った時も助けてもらえず、また何か良いことがあったときも「おめでとう!」と言ってもらえなくなります。周りの人との温かいやりとりができないため、最後はひとりぼっちということも。
文句や不満は、場合によっては、大きな力となって社会を変えることもあります。しかし、自分都合の文句は、何も良いものを生み出すことはないということを覚えておきましょう。
「文句ばかり言う人」とうまく付き合う方法
「文句ばかり言う人」が周りにいると、疲れてしまいますよね。しかし職場の同僚であれば、逃げるに逃げられない……。
そこでここでは、文句ばかり言う人とうまく付き合う方法を3つご紹介します。「どうやって文句ばかり言う人と付き合っていけばいいのだろう」と悩んでいる人は、参考にしてください。
■適度な距離感を維持する
文句ばかり言う人とうまく付き合う方法は、適度な距離感を取ることです。「何か文句を言いそうだな」と察したら、忙しいフリをする、その場をそっと離れるという具合に距離を取ってみましょう。そのような対応を取り続けることで、相手に「私は文句を聞きたくないです」というメッセージを送ることにつながります。
また友達であれば、さりげなく相手に伝えるのも良いでしょう。「文句ばかり言っていると意地悪な顔になっちゃいますよ。〇〇さんは芯はいい人だから、あまりにも文句が多いと誤解されてしまいますよ」と、優しく文句を言わないことのメリットを一緒に伝えるのがコツです。
■周囲と協力して見守る
文句ばかり言う人とうまく付き合うには、周囲と協力して見守ることもひとつの方法です。
文句を言う人が文句を言う相手は、たいがい決まっています。もし文句を言う人が近づいてきたら、いつも文句を言われている人に対して周りの人が声をかけるなどしてみましょう。
いつも文句ばかりに付き合わされて悩んでいる人も、周りに相談して協力してもらってください。そのうちになんとなく距離ができ、文句を聞く機会も減ってくるでしょう。周りの人が「あの人はああいう人だよね」と割り切り、波風立てず見守ることもひとつの解決方法です。
■文句を適当に聞き流す
文句を適当に聞き流すことも、文句ばかり言う人とうまく付き合う方法です。 文句ばかり言う人のことを真剣に聞く必要はありません。実際は、それほど悩んでいないことのほうが多いのです。
人は深く悩んでいるときは、他人に簡単に話を振ることはできません。そのようなときは、文句や不満は言えないものなのです。文句ばかり言う人の話はほとんど実がないため、聞き流すことが一番。「ああそうなんだ。大変だったね……」と心に留めず聞き流しましょう。
文句を言うことの末路は悲しい……気をつけよう
あなたの周りにも、文句ばかり言う人がいるのではないでしょうか。確かに、文句や不満は周りの人と仲良くなるきっかけになりえますが、あまりにも多いと、周りの人との関係をダメにしてしまいます。信用や友情をなくし、最後にはひとりぼっちということも。
少しの文句はストレス発散のために必要なこともありますが、多すぎる文句は注意が必要です。 またいつも文句を聞かされて困っている人は、周りの人に協力してもらい、適度な距離を保ちつつ聞き流すようにしましょう。
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