おりものが増えてきた…もしかして病気の前触れなのかも!?【人には聞けない婦人科系のお悩み】 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLEヘルス

2021.04.20

おりものが増えてきた…もしかして病気の前触れなのかも!?【人には聞けない婦人科系のお悩み】

月経のタイミングで増減する〝おりもの〟。しかし以前に比べてその量が多くなり、婦人科系の病気を疑い始めた相談者。加齢とおりものの関係性を、婦人科の先生にうかがいます。

Tags:

【お悩み】
以前より下着に付着しているおりものの量が多くなり心配です。何か病気の前兆なのでしょうか?

「今までにも排卵期におりものの確認はしていましたが、最近では月経周期に関係なく下着におりものがついています。夫とはセックスレスのため性病の疑いはなく、また痒みもないので何か婦人科系の病気にかかっているのではないかと不安です…」(40代・愛知県・子ども3人)

おりもの 

おりものは女性器官の健康を示すバロメーター

今回のお悩みに答えてくれたのは、医療法人大美会・南 真実子先生。

「まずはおりものの基本情報ついてお話します。おりものは外陰、腟、子宮頸管、子宮腔から分泌される粘液が混ざり合った液体です。おりものは腟内に病原細菌が増殖しないように腟を酸性に保ち、また精子が子宮内に侵入しやすくなるよう助ける働きがあります。

おりものの分泌にはエストロゲンとプロゲステロンが関わっており、月経周期により変動します。月経が終わり、エストロゲンが増加すると徐々に量が増え、排卵期になると最も多くなります。排卵後はプロゲステロンが増加し、おりものは徐々に減少します。

排卵期以外でおりものが増加する原因は、大きく分けて3つあります。

1:感染症
2:加齢
3:病気

1:【クラミジア】や【淋菌】、【トリコモナス】などの性感染症が有名です。特にトリコモナスは性行為だけでなく、お風呂、タオルを介しても感染することが知られています。また大腸菌や連鎖球菌、ブドウ球菌などが増殖し、腟に炎症を起こす細菌性腟炎でもおりものは多くなります。カンジダ腟炎ではモロモロとした酒粕のようなおりものが増え、外陰部に強いかゆみをきたします。感染症は自然治癒は難しいため、すぐに婦人科を訪ねてください。

2:年齢とともに女性ホルモンであるエストロゲンは減少します。エストロゲンが減少すると、腟壁が薄くなりグリコーゲンの産生が低下し、腟のphが上がって細菌叢が変化することで、結果的に腟に炎症が起こりやすくなります。この状態を萎縮性腟炎といいます。膿性のおりものを認め、ニオイが気になることがあります。加齢への対処法は、豆腐、納豆、豆乳などの大豆イソフラボンの摂取が好ましいです。大豆イソフラボンは腸内細菌によりエクオールに変換され、様々な更年期症状を改善します。ただ、大豆イソフラボンを摂取してもエクオールにうまく変換できない方もいらっしゃいます。そのような場合は、サプリメントで摂取すると良いでしょう(※乳癌や子宮体癌などのホルモン依存性の疾患である場合は、エクオールに関し必ず主治医と相談してください)。

3:比較的<1>の感染症は自分でも心当たりがあったり、気づくことが可能です。<2>の加齢は自分では気付きにくく、また子宮体癌や卵管癌などの腫瘍性疾患である場合もあるため、心配な場合は婦人科を受診することをおすすめします」(南さん)

おりものは膣内を正常に保つ役割をしています。そのため、量の増減や匂い、色の変化など日々チェックしておくことが大切かもしれません。

取材・文/福島孝代

写真/(C)Shutterstock.com

あわせて読みたい
▶︎生理を5年間止められる!? 【ミレーナ】装着してみたら…|イラストレーター・カツヤマケイコの体験記
▶︎アソコが潤うために大切な3か条。1自分の体を見る 2触れ合い。さて3は?

大阪美容クリニック理事長

南 真実子

祖父や父が産婦人科医であったことから、自身も大阪医科大学医学部卒業後、初期研修を経て大阪医科大学産婦人科教室に入局。主に、腹腔鏡手術、不妊治療、周産期治療などに従事し、産婦人科専門医を取得。検診業務にも従事し、マンモグラフィー読影認定医を取得。女性がいつまでも健康で美しく輝いていられるよう、更なる高みを目指して、美容医療、アンチエイジング医療を行う。大手美容クリニックで活躍後、2017年大阪美容クリニックを開院。婦人科・美容皮膚科を通じて、女性をトータルにサポートできるよう診療を行っている。
HP
インスタグラム

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事