「よろこび」を意味する漢字が正解
【かんしんを買う】とは、“人の気に入るように努める、人の機嫌をとる„を意味する慣用句。
【関心を買う】と間違えがちな言葉ですが、皆さんは漢字で正しく書けますか?
この場合の【かんしん】は、よろこびを表す2文字の漢字が入ります。
“しん”の部分は比較的間違える人は少ないようです。問題は、”かん”の部分。
分かりましたでしょうか?
正解は…
【歓】心を買う
でした!
【歓心を買う:かんしんをかう】
人の気に入るように努める。人の機嫌をとる。
「上役の―・う」
〔補説〕
「関心を買う」と書くのは誤り。
【歓心を買う】の由来とは?
「誰かによろこんで(=歓心)もらえるようなことを、自ら進んで実行する(=買う)」というところから、この言葉が来ているそう。
~この慣用句知ってますか?気まぐれ慣用句紹介~
その1:黄金と侍は朽ちても朽ちぬ
【黄金と侍は朽ちても朽ちぬ:こがねとさむらいはくちてもくちぬ】
金が長く輝きを失わないように、武士の名誉も永久に朽ちない。
その2:肯綮に中る
【肯綮に中る:こうけいにあたる】
《「元史」王都中伝から》
意見などが、ぴたりと要点をつく。
その3:眼光紙背に徹す
【眼光紙背に徹す:がんこうしはいにてっす】
《紙の裏まで見通す意から》
書物の字句の背後にある深い意味をも読みとる。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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