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2021.06.08

かんしゃくを起こす子どもに〝同調〟は逆効果!?それよりも〝◯◯◯袋〟を育てて!

子どもがかんしゃくを起こすとき、心の中はどのような状態なのでしょうか。スクールカウンセラーでもあり、臨床心理士の吉田美智子さんにお話をうかがいます。

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子どもが〝かんしゃく〟を起こす…どうしたら良いの?

〝かんしゃく〟というと、まだ言葉のつたない2〜4歳くらいの小さな子どもが、泣きわめいたり、大声を出して物を投げるなどをイメージするかもしれません。しかし、会話が上手になった小学生でもかんしゃくを起こします。小さい頃のように地団駄を踏む子もいれば、学校などほかで嫌なことがありそれを持ち帰ってきて家で爆発するなど…。

かんしゃくを起こす子どもにはどのような特徴があり、親は日頃どのように接すると良いのでしょうか。スクールカウンセラーでもあり、臨床心理士の吉田美智子さんにお話をうかがいました。

そもそも〝かんしゃく〟を起こすのはなぜ?

「私たちの心の中には、怒りを感じたときにある程度自分の中に収めておく〝がまん袋〟があります。子どもは、まだ〝がまん袋〟が充分に発達していません。ですから、かんしゃくを起しやすいのです。

子どもが〝かんしゃく=強い怒りの爆発〟を起こすとき、心の中では【困惑と恐怖】を感じています。例えば、『思い通りにならなかった、どうしよう!』『人から責められた、どうしよう!』『自分にはうまくできないかもしれない、どうしよう!』。このように思う結果、『もう無理だー!』とパニックになりかんしゃくとなって表に出てきます」(吉田さん)

かんしゃくを起こす子どもか、そうでない子の差は!?

「かんしゃくをよく起こす子は、些細なことにも傷つきやすかったり、怒りっぽかったりするかもしれません。起こさない子はあまり気づかない、気づいても怒りは感じない穏やかさがあるかもしれません。これらは、子どもたちがもともと持っている個々の性質です。

でも、かんしゃくを起す子が劣っているわけではありません。その感じやすさや、表現する力は、〝がまん袋〟が育ってきたら、ひとつの才能として発揮されることになります」(吉田さん)

かんしゃくが始まったら親は○◯すると器の大きい子になる!?

「親は日頃子どもの感情に寄り添いますよね。嬉しそうなら『よかったね』、困っていたら『困ったね、どうしよう?』、泣いていたら『悲しいよね』など同調すると思います。しかし、かんしゃくに対して同調は逆効果になります。上記でも述べましたが、子どもはかんしゃくを起こすとき、【困惑や恐怖】を感じているのです。そこに一緒になってパニックになっては恐怖を増幅させてしまいます。また、親が焦ったり、困ったりしてやりがちな〝叱る・無理に止めさせる行動〟はパニックが酷くなってしまいます

親は【困惑や恐怖】を頭でしっかり理解し、子どもが落ち着けるような穏やかな言葉と態度で接しましょう。これを続けることで、子どもはかんしゃくを起こしても叱られることなくパニックを静かに沈めてくれるパニックになったとしても責められることはないパニックになる必要はないかも…と、心の変化が現れてくるはずです。その結果、かんしゃくの手前にある【がまん袋】で納めることができるように」(吉田さん)

たった今かんしゃくが酷くても、親の接し方次第で、穏やかな器の大きい子に育てることができるのではないでしょうか。ぜひ、かんしゃくの時こそ親が冷静に、そして「大丈夫、安心していいよ」と子どもを安心感で包み込めるといいですね。

取材・文/福島孝代

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
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Twitter: @hakoniwasalon

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