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2021.05.13

家事も仕事も育児も休んで。台湾で産後の女性が行く「月子中心」ってどんなところ?【元CAの中国語ってムズカシイ】

異国で働くということはまさにカルチャーショックの連続。台湾の航空会社でCAとして乗務していた経験のある有田千幸が、現地で生活をする中で印象に残った中国語や出来事をご紹介します。 連載第46回目は「月子中心」編。

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有田 千幸
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わからないことはなんでも聞けた! 何百人もの先輩ママたちに囲まれて

私が勤めていた航空会社のCAたちの多くは子どもをもつママでした。妊娠・出産・産後のことや「どの保母さんがいい」「何の習い事がおすすめ」などの子育てに関することまでいろんな情報がシェアされていたので、今思えば新米ママたちにとっては非常にありがたい環境だったといえます。

当時私にはまだ子どもはいませんでしたが、先輩たちが話すママトークをよく耳にしていました。そんなときよく聞かれたのが「你們日本人有坐月子嗎 (日本人は “坐月子” するの)?」という質問。

(c) shutterstock.com

中国語で「月子中心 (Yuè zi zhōng xīn)」は「産後ケアセンター」

「坐月子 (Zuò yuè zi)」とは「産後のケアをする」という意味の言葉で、つまり「你們日本人有坐月子嗎?」は「日本人は産後ケアをするの?」ということ。初めて知ったときにはとても驚いたのですが、台湾人女性の多くは出産を終えたあと、産後ケアをしに「月子中心 (Yuè zi zhōng xīn)」という施設に入ります。

ケアの内容としては、入浴・洗髪をしない、冷たいものを食べない・飲まない、外出をしない、麻油鶏という薬膳スープを毎日飲むなどが含まれますが、ドライヤーや空調設備が整った現代では、洗髪をOKとするなど柔軟性をもたせているところもあるよう。

「月子中心 (Yuè zi zhōng xīn)」から戻ってきた先輩たちに話を聞くと、口を揃えて、「行ってよかった!」「とっても快適だった!」という感想ばかり。「毎食ヘルシーなご飯つくってもらえるし、赤ちゃんの世話もプロがしてくれて会いたいときにはいつでも会えるし、家事もしなくていいし、サイコーよ」。また「月子中心 (Yuè zi zhōng xīn)」によっては、ヨガレッスンやマッサージを受けられるところや子育てについてアドバイスをくれる教室まであるのだとか!

人によって期間は異なりますが、最近では2週間から1か月くらい入る人が多いよう。ただしこれだけ至れり尽くせりのサービスなだけあって、費用のほうもそれなりにかかるらしく、近ごろは一泊7,000元 (約27,000円) 〜が一般的で、サービスが充実しているところは一泊15,000元 (約58,000円) ほどするところもあるのだとか。ま、まるで高級ホテル!

また核家族が増えてきた今では、「月子中心 (Yuè zi zhōng xīn)」に入る以外にも、家に産後ケアのプロ「月嫂 (Yuè sǎo)」がきてくれるサービスだったり、産後の食事「月子餐 (Yuè zi cān)」を届けてくれるサービスだったり、赤ちゃんの沐浴をしにきてくれるサービスだったり、家庭に合ったサービスを選べるようになってきました。


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台湾の女性は産後、割と早く仕事に復帰する人が多いように感じます。そのためには、産後しっかりと休息を取るということは非常に重要なことなのかもしれません。

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ライター

有田 千幸

外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。@chiyuki_arita_official

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