化粧水やクリーム、敏感肌にもおすすめのスキンケア
自身も敏感肌だという自由が丘クリニックの皮膚科医・松浦佳奈先生に、おすすめのスキンケアアイテムをうかがいました。
【クレンジング&洗顔】ダブル洗顔が必要なく摩擦が起こりにくいウォータータイプ
短時間でしっかり洗浄ができること、摩擦を少なくすることがクレンジングや洗顔の基本。手早くしっかり、でも肌の潤いを残すものを選ぶことが大事です。
界面活性剤は入っておらず、海藻のエキスなどで化粧成分を浮き上がらせます。保湿成分も配合してつっぱることなく、クリニックでレーザーなどの施術した人でも使っていただける優しい洗い上がりです。ダブル洗顔の必要がなく、まつげエクステをしていても使えるそう。
▲ダブル洗顔不要なのにしっかり落ちる。自由が丘クリニックドクターズコスメティクス JCクレンジングウォーター 200ml
マスクをしていると鼻の周りが擦れ、表面の角層がゴワゴワしてくることも。それをケアするために週1〜2回、鼻やあごなどゴワつきが気になるところに部分的に、ピーリングとして酵素を使った洗顔を。その後にしっかり水分を入れてあげることが肝心。
▲ビタミンCと酵素のダブル効果で、毛穴の黒ずみやザラつきを一掃。ロート製薬 オバジC 酵素洗顔パウダー 30個入り
【化粧水】刺激が少なくて肌を労わりながら保湿できる敏感肌用
保湿が美肌の命! 敏感肌に最適な低刺激性で、ドラッグストアで手軽の買えるのもうれしい。
▲敏感肌に優しい美白化粧水。資生堂インターナショナル dプログラム ホワイトニングクリア ローション [医薬部外品] 125ml
ミストタイプのため、マスクを取って少し休憩するときやメイク直しのときに、余分な皮脂を取ってからシュッと潤いを足してあげるのがおすすめ。
▲保湿、抗菌、消炎効果が期待できるミスト。自由が丘クリニックドクターズコスメティクス JC VCローション 80ml
【クリーム&乳液】肌を鎮静しつつ乾燥からしっかり守ってくれるものを厳選
水分を肌内部に閉じ込めるため、保湿した後は、きちんとコーティングしないといけません。ニキビの上からクリームで大丈夫?、と思う人もいると思いますが、ニキビ部分はむしろ乾燥しているので乳液やクリームを使うようにしてください。
肌の角質の細胞間脂質を構成しているセラミドが入っているので、保湿もできて肌のバリア機能が回復するためのサポートもしてくれる。サラッとしたテクスチャー。
▲潤い成分のセラミド配合。敏感肌もなめらかに保護。花王 キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム[医薬部外品] 40g
炎症を抑えてくれるグリチルリチル酸ジカリウムという成分が入っていて、ニキビができている人におすすめ。週に1回、たっぷり塗って時間を置いてからなじませるジェルパックをすると肌がモチモチに。
▲保湿力たっぷりの、軽やかな美容ジェル。自由が丘クリニックドクターズコスメティクス JCクリスタルジェル 80g
肌荒れを早く治すためにとりたい食べ物
体の中から美肌を作る栄養素はコレ!
皮膚科医の山崎まいこ先生に伺いました。
「肉や魚などの動物性タンパク質は、肌の潤いを保つ細胞間脂質やハリを高めるコラーゲン、セラミドの原料となる必要なもの。ですが、肉食ばかりの食生活では腸内環境が乱れ、吹き出物など肌トラブルを招きます。筋トレ中で肉ばかりを食べていて『ある日突然、肌にブツブツができた』と驚かれる人もいますが、肉食続きで腸内環境が乱れてしまったためです。また、逆に野菜ばかりの食事では、コラーゲンやセラミドなどを肌が作れずに乾燥などの肌あれに直結します。健康で美しい肌のためには偏った食事をせず、野菜、肉、魚、海藻、穀物などできるだけいろいろな食材を摂りしましょう」(山崎先生)
肌荒れ時に摂りたい「美肌栄養素」はこれ!
ビタミンA
肌のバリア機能をサポートする働きがあります。緑黄色野菜に多く含まれますが、効率よく吸収させるには動物性食材も必要。赤身肉やうなぎに多く含まれます。
亜鉛
意外と見落としがちな栄養素ですが、肌の潤いのカギとなる重要な成分。牡蠣や煮干し、レバーなどの動物性食品や、わかめや海苔などの海藻に多く含まれています。
鉄分
女性は不足している人が多く、鉄分が足りないと皮膚炎が起きやすくなります。レバーに多いのは一般的ですが、おすすめはビーツ。鉄分はもちろん、トータルで栄養価が高く「飲む輸血」と言われるほど。
オメガ3脂肪酸
くるみやアマニ油などに含まれるオメガ3脂肪酸。ダイエット食材の印象が強いですが、じつは花粉症などのアレルギーによる炎症を抑える働きがあります。ブリ、サバ、サンマなどの青魚の脂にも多く含まれます。
「腸活」にも注目!バランスの良い食生活を心掛ける
栄養バランスが偏った食事が続くと、健康な体を維持できず、代謝が悪くなり肌荒れや体型の崩れにもつながります。若い頃より太りやすくなったからと、カロリーばかり気になり、食事制限をして必要な栄養が足りなくなるようでは、美しさを保てません。
肌荒れを予防するために、野菜や果物、乳酸菌を積極的に取り、腸内環境を整えましょう。また、肉や魚などのタンパク質を多く取ると筋肉量が増え基礎代謝が上がるため、体型維持に役立ちます。忙しくてバランスの良い食事を用意できないときのために、牛乳や野菜ジュース、バナナなどの手軽な食品を常備しておくのもおすすめです。
肌荒れ改善や新陳代謝を促すには「アボカド」
アボカドに含まれるビタミンEには肌荒れの改善や細胞の新陳代謝を促す効果があるため、若々しい肌を維持し肌に潤いをもたらします。さらにアボカドにはビタミンCも。ビタミンCには疲労回復や美白効果もあるので、美容にぴったりです。
美肌効果や風邪予防にもおすすめの「レモン」
レモンに含まれるクエン酸には、新陳代謝をアップさせ疲れた体を癒す効果があります。レモンはビタミンCも豊富なので、美肌効果や風邪予防にも効果的。皮に含まれるエリオシトロンという成分には、中世脂肪を減らしてくれる効果まであるので、美容やダイエットに非常に向いている食材なのです。
ニキビや肌荒れにも◎おすすめサプリや市販薬
ロングセラー商品 大塚製薬「オロナインH軟膏」
大塚製薬の「オロナインH軟膏」は1953年の発売以来、多くの家庭で長く愛用されてきた医薬品です。あかぎれ・火傷・擦り傷などの症状に一度は使ったことがある人も多いのではないでしょうか。パッケージも昔ながらで変わらないデザインが親しみやすいです。使用用途も幅広いため、家庭に一つあると重宝します。べたつきが気になる場合は、清潔なガーゼやコットンで拭き取りましょう。大容量の蓋付きのボトルタイプもありますが、持ち運びしやすいチューブタイプもおすすめです。
DHCのヘム鉄サプリ
長引く自粛生活によるストレスや、長時間マスクを着用することで起きる肌トラブル。Domanistの田中加奈子さんが試したサプリはこれ!
「鉄分と聞くと貧血症状の緩和が想起されますが、ビタミン剤を常用してもかゆみ・肌荒れが改善されなかったため藁にもすがる思いで試してみました」
「これを朝晩に一粒ずつ飲みました。すると、3日で肌の調子が良くなるのを感じ、20日経った頃には約2年間繰り返していたかゆみや赤みがなくなりました…(これまで通り、ビタミンサプリも適宜飲んでいます)。あれ、鉄ってすごいかも…」(田中さん)
美容のプロがおすすめするビタミンサプリ
スピック リポカプセルビタミンC 30包
ビタミンCはリポソーム化(リン脂質でできた何層にもなるカプセルの中に有効成分を閉じ込める技術)することで、効率よい吸収が期待できる。医療現場でも使われているサプリだから安心して毎日飲めるのもポイント。
肌が白くなる、毛穴がなくなる、おまけに寝起きがよくなる、夕方の倦怠感が軽減される。依存しまくりです。これがない生活は考えられません。全国のお母さん全員に支給してほしい。(美容ライター 杉浦由佳子さん)
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