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2021.07.09

「おっとり」の正しい意味は? おっとりしている人の特徴も紹介

 

「おっとり」とは、落ち着いた性格でこせこせしていない様子を表す言葉です。基本的にポジティブな意味で使われます。今回は「おっとり」について、詳しい意味や類義語や対義語、英語表現や「おっとり刀」の意味をご紹介します。 また、おっとりした人の特徴についても解説するので「短気な性格が気になる」「おっとりして落ち着きある人になりたい」という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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「おっとり」とは、性格やしぐさが落ち着いている様

「おっとり」とは、しぐさや性格などが落ち着いていてこせこせとしていない気持ちに余裕がある状態や、緊張感がなくゆったりとしている様を指します。こせこせとは、細かいことにこだわってゆとりや落ち着きのない様のことです。

おっとり

「おっとり」は緊迫感がなく、ゆったりしている様から「悠長」「気長」「呑気」「のんびり」「のほほん」といった類語があります。「おっとり」は「大様」「悠長」と同じように使われており、ポジティブな意味で使用されることが多い言葉です。

例えば、おっとりと構える、おっとりした性格のように使います。日差しなどが、暖かく穏やかに感じられる様にも「おっとり」を使って表現することが可能ですが、日常生活では人の性格などに対して使用する機会が多い言葉だといえるでしょう。

おっとりした性格の人は細かいことを気にしないため、小さいことにはこだわらない人が多く、優しく素直で温厚な性格の持ち主に対し、以下のように「おっとり」という言葉が使われます。

<例>
・彼女はおっとりしていて同僚から好かれている
・弟はおっとりしているので兄弟喧嘩をすることは殆どなかった
・あなたのおっとりした性格が好きです
・今年の新入社員は、マイペースでおっとりしている人が多い
・祖母は裕福な家庭で育てられたので、年を重ねてもいつもおっとりしていて優しい人だった

漢字の表記としては「押っ取り」もありますが、この漢字を当てはめた場合は意味が変わります。「押っ取り」は急いで手に取る、勢いよくつかみ取るという意味で、押すと取るが合わさった言葉です。

おったまげる、おっぱじめるの「おっ(押っ)」のように、動詞について意味を強める「押し」の音変化なのです。そのため同じ読み方でも「おっとり」と「押っ取り」は正反対の意味合いになります。

おっとりしている人の特徴

おっとりしている人は常にゆったりと構えているため、感情の起伏があまりない、話し方がゆったりとしている、気遣いが上手、表裏がない、マイペースで飲んびりしているなどの特徴があります。

おっとり

つまり、せかせか急いだりすることは少なく、落ち着いている人が多いということです。細かいことにこだわったりしない、素直な人が多いことも特徴として挙げられるでしょう。特徴について詳しくご紹介します。

■感情の起伏があまりなく、穏やか

おっとりしている人は感情の起伏が少なく、穏やかな人が多い傾向があります。怒りのままにまくしたてたりせず、怒るときにも控えめです。いつも落ち着いているため穏やかな印象の人が多く、感情に任せて騒いだり、怒ったりすることはほとんどありません。

■ゆっくりとしゃべる

おっとりしている人は落ち着いた性格なので、話し方もゆっくりな人が多いです。また、言葉遣いや所作もていねいです。物腰も柔らかく、柔らかい口調でゆっくりしたテンポで話をします。人の話を聞くことも上手い人が多く、話を遮ったり、自分の話題に切り替えたりすることはなく、相手の話を穏やかに聞いています。

■気遣いがうまい

おっとりしている人は周りをよく見ている思慮深いタイプが多いです。しっかりと考えてから行動することも特徴でしょう。思いやりが深く気遣い上手なので、困っていそうな人に言葉をかけたり、疲れたときにちょっとした差し入れをしたりしてくれます。

■裏表がない

裏表がなく、思いやりの深い人が多いこともおっとりしている人の特徴として挙げられます。素直で思いやりがあり、優しい人が多いのでしょう。

他人を受け入れられる許容力も持ち合わせているだけでなく、他人に固執したり、競争心を持つこともありません。芯が強く周りや他人の影響も受けないため、人によって態度を変えるようなことはせず、自分のペースで過ごしています。

■マイペースでのんびりしている

おっとりとした人はせかせかと急いだりせずに、自分のペースをキープしながらのんびり過ごしています。仕事が忙しいときでもペースが乱れることはありません。常にニコニコしているため、周りの人は一緒にいるだけで和みます。

こせこせしないことから動作もゆったりで、のんびりしている人が多いです。競争心もあまりなく、必要以上に他人と比べたりしません。何事も自分のペースでこなしたいと思っています。競争するよりも、自分のペースで頑張れる環境を好む人が多いといえるでしょう。

しかし、おっとりしているがゆえの悪い特徴もあります。おっとりしている人は、何かあると周りが助けてくれる事が多く、自分で解決するという機会が少ないため依存心が強い人も多いのです。

また、おっとりしている人はマイペースなため、周りから要領が悪い人だと思われてしまうこともあるでしょう。競争心が低いせいか、ひとつの事を極めるといった持続性が必要とされることも苦手です。

自分のペースで行動するということは、周りのペースに合わせるのは苦手ということでもあり、時間の管理がうまくできないタイプも多いといえます。

「おっとり」の3つの類義語

「おっとり」にの類義語には、「鷹揚」「悠然」「おおらか」が挙げられます。それぞれの意味を詳しく見てみましょう。

おっとり

1. 鷹揚(おうよう)

鷹揚とは、心に余裕があり、小さなことにはこだわらない様を表す言葉で、一般的に褒め言葉として使われます。「鷹揚な人」や「鷹揚な態度」などに使われる言葉です。

鷹揚の語源は、中国最古の詩集「詩経」にあります。鷹揚は、鷹がゆったりと空を飛ぶ様子を意味する「鷹が飛揚する」を略した言葉です。ゆったりと飛んでいるさまから「心に余裕があるさま」に転じ、そのような性格や様子を表す言葉になりました。以下のような使い方をします。

・先代の女将は、八方美人で、誰にでもニコニコと鷹揚に構えていた
・彼は、不測の事態が起きても、そんなこともあるだろうと鷹揚な態度をとれる人間だ
・のどかな土地柄からか、この地域の人々は鷹揚な人が多い

2. 悠然

悠々と落ち着いていて、ゆったりしている様を表した言葉が「悠然」です。似ている言葉に「泰然」が挙げられますが、こちらは「物事に動じない」という点が協調されています。よりゆったりした雰囲気が悠然、堂々とした様子が泰然と覚えておきましょう。以下に使い方をご紹介します。

・彼は、試験やレポートがどんなに忙しくても悠然としている
・彼女はいつも冷静で、周囲が大騒ぎしていても悠然としている
・悠然と日本国旗が翻る

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