「お見かけする」は見かけるの敬語表現!類語や例文、英語表現についてもご紹介 | Domani

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2021.07.18

「お見かけする」←正しく使えてますか? 類語や例文、英語表現についても解説

「お見かけする」とは、「見かける」という動詞の尊敬語表現です。実際にどのようなシチュエーションで用いることができるのか、また、似たような表現に何があるのかについて解説します。例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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【目次】
 ・「お見かけする」は見かけるの尊敬語表現
 ・「お見かけする」を使った例文
 ・「お見かけする」の類語表現
 ・「お見かけする」を疑問文にすると?
 ・「お見かけする」の英語表現
 ・「お見かけする」の韓国語表現
 ・「お見かけする」を日常でも使おう

「お見かけする」は見かけるの尊敬語表現

「見かける」という言葉を尊敬語にして使用するときは、「お見かけする」という言葉を用います。自分よりも立場が上の人や年齢が上の人を見かけたときは、「お見かけする」あるいは「お見かけした」と表現しましょう。

お見かけする

■見かけるの丁寧語は「見かけます」

「見かける」という言葉を丁寧に表現するときは「見かけます」という言葉を用います。見かけた対象に対して尊敬語を使う必要がなく、しかも、丁寧に表現することが好ましいシチュエーションにおいては「見かけます」という表現が適しているでしょう。

例えば通勤途中によく野良猫を見かけるとしましょう。野良猫は尊敬する対象ではないため、「見かける」もしくは「見かけます」という表現が適切です。同僚に野良猫の話題をするときであれば、「会社に来る途中によく野良猫を見かけるのよね」と言うことができますし、上司に同じ話題を振るときは「最近、通勤途中によく野良猫を見かけます」と丁寧に話すことができるでしょう。

■謙譲語は「お見かけいたします」

自分を低めることで相手に尊敬を示す謙譲語としては、「お見かけいたします」と表現できます。例えば日曜日に近所の公園に行くと、同じ地域に住んでいる会社の会長がゴミ集めのボランティア活動をしているのに遭遇することが多いとしましょう。

その話題を上司に話すときは、「お見かけする」という言葉で見かける対象である会長を尊敬し、「いたします」という言葉で話す対象である上司に敬意を示すため、「日曜日に近くの公園に行きますと、しばしば会長がボランティア活動でゴミ集めをなさっている様子をお見かけいたします」と表現できます。

「お見かけする」を使った例文

「お見かけする」という言葉は、単純な尊敬語表現なので使う機会は多いです。いくつか例文を紹介しますので、適切なシチュエーションで「お見かけする」という言葉を用いる参考にしてください。

お見かけする

■書店でお見かけしました

昼休みに書店に出かけた際、偶然に会社の先輩に出会ったとします。午後1時に会議があるはずなのに、先輩が戻ってこないならば、他の同僚に「書店で先輩をお見かけしました」と話すことができるでしょう。仕事に必要な資料を探しに行っていた可能性もありますし、単に会議の予定を忘れていたのかもしれません。

「お見かけしました」という言葉は「見かける」場合にも使うことができますが、「会う」という意味で使うこともできます。例えば、先程の例において、先輩が慌てて会社に戻ってきたとしましょう。

「本屋に行っていて……。つい夢中になって時間を忘れてしまったわ」と先輩が皆に状況を説明しているときに、「実は書店でお見かけしました」と話すことができます。もし先輩があなたの存在に気付いていなかったのなら、「声をかけてくれればよかったのに」となるかもしれません。

また、偶然、休日に出会ったことを後で話題にするときも、「お見かけしました」という表現を用います。「日曜日、銀座でお見かけしましたよ」と言えば、「そうですよね!やはりあなただと思っていました」と会話が広がるかもしれません。

■雑誌でお見かけしました

「お見かけしました」という言葉は、実際には会っていないときも使用できる表現です。例えば、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ上司が、ある経済紙で自分の見解を顔写真付きの記事で述べていたとしましょう。この話題を上司にするときは、「昨日、雑誌でお見かけしました」と話すことができます。

ただし、顔写真がついていない場合は「見た」というよりは「読んだ」という表現のほうが的確なので、「雑誌で拝読しました。大変に分かりやすく、参考になりました」と述べることができるでしょう。あくまでも顔や姿を「見た」ときに「見かける」の尊敬語表現である「お見かけする」「お見かけしました」を使うようにしてください。

■お見かけする機会があまりなく……

上司などの特定の目上の人の姿をあまり見ていないときや、しゃべる機会が減ったときなどは、「お見かけする機会があまりなく……」と表現することができます。目上の人ですから「最近あまり会いませんよね」という表現はふさわしくありません。「お見かけする」という言葉を使い、丁寧に表現するようにしましょう。

例えば「最近、社員食堂でお見かけする機会があまりなく、寂しく思っております。外にお食事に行かれているのですか?」と話すことができます。また、「お話ししたいことはたくさんあるのですが、会社でお見かけする機会があまりなく、時間が経ってしまいました」などと表現できるでしょう。

どちらも、「見かけていない」という現状に対して寂しさを感じているというニュアンスもありますので、相手のことを思っていることを表現することにもなります。

■お見かけして嬉しくなりました

好きな人の顔を見るということは嬉しいことです。目上の人であっても、この嬉しさをストレートに表現することができるでしょう。「今日はお見かけして嬉しくなりました。お元気で過ごされていましたか?」などと表現するならば、顔を見て嬉しく感じていること、普段から「どうしているのだろう」と気になっていたことなどを表現することができます。

また、「お見かけして嬉しくなりました。ついお声がけをしてしまいました」といって話しかけられたら、あまりよく知らない人であっても悪い気持ちにはならないでしょう。そこまで親しくない場合で、お互い存在は認識している人であれば、声をかけるときは「お見かけして嬉しくなりました」という一文を先に述べることで、相手に唐突な印象を与えずに済みます。

「お見かけする」の類語表現

「人を見かける」や「会う」といったシチュエーションは多いため、「お見かけする」という言葉もさまざまな似た意味の言葉を使って表現することができます。いくつか類語表現と例文を紹介しますので、「見かける」以外の言葉も使うようにしましょう。

お見かけする

■拝見する

目上の人の姿を見ることを、「拝見する」と表現することができます。例えば、「先日、東京駅のホームでお姿を拝見しました。ご出張に行かれていたのですか?」などと表現することができるでしょう。

また、「拝見する」という言葉は「見せる」や「うかがう」といった意味でも使用できます。相手の身分証明書を確認するときなどに「身分証明書を拝見できますか?」と伝えることもできるでしょう。また、「以前、拝見したときに……」というように過去の出会いについて示唆することもできます。

■お見受けする

相手の様子から何かを判断したときは、「お見受けする」という言葉を用いることもできます。例えば「今日はお顔の色が良いようにお見受けしました」と表現すれば、単に顔色がよく健康そうであるという事実を伝えるだけでなく、「いつもあなたのことを気にかけている」というニュアンスをプラスすることもできるでしょう。

また、「お見受けしたところ、今日はとてもお忙しいようですね」と表現すれば、忙しそうだという客観的な観察を伝えるだけでなく、「あなたのことをしっかりと見ているので、忙しいことが分かる」といったニュアンスがプラスされ、思いやりの気持ちも表現することができます。

■拝察する

「お見受けする」と似た意味で、相手の様子から何かを判断したことを表現する言葉に「拝察する」があります。例えば、相手が「興味がない」と言ったわけではないけれど、相手の様子から興味がなさそうであることが伝わってきた場合は、「あまりご関心がないのだろうと拝察いたします」と伝えることができるでしょう。

もし何かの営業をしているのであれば、相手との会話を切り上げるときに使うことができる表現です。また、営業とは関係なく、単に話題を変えるときでも「ご関心がないように拝察いたします」と伝えることで、相手を思いやっていることを表現しつつ、こちらの話題が適切ではないことを自覚していることも表現できます。

■お元気な様子を拝見する

「拝見する」という言葉はいつでも「見る」だけに使うのではありません。特定の状態から何かを推測して判断したときにも、使用することができます。例えば医師が患者に「お元気な様子を拝見いたしました」と伝えるならば、相手の状態が健康そうであると判断したということを表現することができるでしょう。

また、年齢が高く、あまり普段会社には顔を出さない会長が会社に来られた様子を他の同僚に伝えるときも、「今日は久しぶりに会長が会社に来られました。お元気な様子を拝見し、安心いたしました」と伝えることができます。

「お見かけする」を疑問文にすると?

「お見かけする」という言葉は、疑問文として使用する際には注意が必要です。「お見かけする」という言葉自体は「お〇〇する」という正しい尊敬語ですが、疑問文にすると尊敬の対象があいまいになり、「自分で自分のことを尊敬しているのか?」と誤解をさせるような表現になってしまうことがあります。

お見かけする

例えば「今日、ご主人をお見かけしましたか?」という表現について考えてみましょう。疑問文でないならば「今日、ご主人をお見かけしました」となり、ご主人を尊敬していることがストレートに伝わります。

しかし、「今日、ご主人をお見かけしましたか?」と疑問文にすると、ご主人を尊敬しているのか、それとも話し手自身が自分を尊敬しているのかが判別しにくく、場合によっては「敬語を上手に使えない人」「常識のない人」と判断されかねません。

■見かけましたか?

「お見かけしましたか?」という言葉では尊敬の対象があいまいになるので、疑問文にするときは「見かけましたか?」という言葉を用いるようにしましょう。例えば「今日、ご主人を見かけましたか?」という文章であれば、「ご主人」や「ました」という丁寧語を含むため、相手への尊敬までは表現することはできませんが、丁寧な印象を与えることができます。

そもそも「見かける」という動詞は主語が自分以外で使われることはあまりないため、疑問文にするとやや落ち着かない印象を与えることがあります。無理に尊敬語を使用しようとして尊敬の対象をあいまいにするのではなく、丁寧語を使用して、丁寧な印象を与えるように意識することができるでしょう。

相手への尊敬の気持ちを込めつつ、「見る」という表現をしたいときは「ご覧になりましたか」のように「ご覧になる」という表現を使うことができます。「雑誌に私たちの上司の記事が出ていました。ご覧になりましたか?」というならば、「雑誌で上司の記事を見かけましたか」という意味を保ったまま尊敬語を使用することができます。

ただし、この場合は、尊敬の対象は上司ではなく、話しかける相手になるので注意をしてください。また、「うかがう」という訪ねるの謙譲語を使うことでも、相手への尊敬の気持ちを込めつつ「見る」という表現をすることができます。

「今日、資料がどうしても必要です。よろしければ、ご自宅にうかがってもよろしいでしょうか」というならば、「お見かけしてもよろしいでしょうか」という意味を含めつつ「うかがう」という謙譲語を用いて、相手への尊敬の気持ちを表現することができるでしょう。

「お見かけする」の英語表現

英語では丁寧な表現はありますが、日本語のような尊敬語や謙譲語の表現はあまり使用しません。「お見かけする」という尊敬語を表現するときは、「偶然に会う」あるいは「見ることができる」「見られる」という意味の次の2つの言い回しを用いることが一般的です。

お見かけする

・happen to see
・can be seen

■ happen to see

「偶然〇〇する」という意味の慣用句的表現「happen to」を用いて、「お見かけする」を「happen to see」と表現することができます。ただし、「happen to see」には相手に対する尊敬の気持ちや丁寧な表現は含まれていないため、丁寧な口調かつ丁寧な態度で話すことで、相手に対する尊敬の気持ちを表現するようにしましょう。

・I happened to see him. He was going shopping with his girlfriend.(偶然、彼をお見かけしました。彼は恋人と一緒にショッピングをしていました)
・When I happened to see you, what ware you doing?(私がお見かけしましたとき、何をなさっていたのですか?)

■ can be seen

「お見かけする」という表現は、見かけた相手にとっては「見られる」という受け身の表現です。「見られる」という日本語は「誰かに見られる」のように受け身の意味でも用いられますが、「見ることができる」のように可能を示す表現としても用いることができます。そのため、前後の文脈がはっきりしないと、どのような内容を指しているのか分かりにくいことがあるでしょう

しかし英語であれば「can be seen」という表現を用いて、受け身と可能を両方一度に表現することが可能です。

・I could be seen him.(私は彼を見かけました)

「お見かけする」の韓国語表現

韓国語では、日本語と同様、敬語表現があります。「お見かけする」という言葉の韓国語表現を見ていきましょう。

お見かけする

■ 눈에 띄다

「눈에 띄다」とは、「目につく」や「目に留まる」という意味の表現です。この表現と丁寧語を組み合わせることで、「お見かけする」と言う意味を伝えることができます。

・당신 모습을 눈에 띄었습니다.(あなたのお姿が目に留まりました/あなたをお見かけしました)

■ 자주 보다

「자주 보다」とは、「頻繁に見る」や「頻繁に会う」という意味の表現です。この表現も丁寧に使用することで「お見かけする」という意味を伝えることができます。

・자주 볼수 있어서 행복합니다.(頻繁に会うことができて幸せです/よくお見かけしますので、とても嬉しいです)

「お見かけする」を日常でも使おう

「お見かけする」という言葉は、見かけた対象を尊敬する言葉です。「お見かけして嬉しくなりました」と言えば、相手の姿や様子を見ることで嬉しく感じていることをストレートに伝えることができ、相手の気分も良くすることができます。ぜひ日常でも使っていきましょう。

しかし、疑問文にすると尊敬する対象があいまいになり、自尊表現をしているかのような印象を与えかねません。疑問文にするときは「見かけましたか」とシンプルかつ丁寧に伝えるか、「ご覧になりましたか」と別の動詞を使って表現するようにしましょう。

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