「確認させていただきます」は正しい表現!使える状況や言い換えについてご紹介 | Domani

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2021.07.19

「確認させていただきます」が誤用になるケースとは? 使える状況や言い換えについてご紹介

日本語として、「確認させていただきます」という言葉は正しい表現です。しかし、状況によっては誤用になることもあり、使い方や意味をしっかりと理解しておく必要があります。「確認させていただきます」が使用できる状況や言い換え、また英語や中国語での使い方について見ていきましょう。

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【目次】
 ・「確認させていただきます」を利用できる条件
 ・「確認させていただきます」が誤用になるケース
 ・「確認させていただきます」の言い換え表現
 ・「確認させていただきます」はメールで使用可能
 ・「確認させていただきます」を英語で表現
 ・「確認させていただきます」を中国語で表現
 ・使い方を迷ったときは「確認いたします」が無難

「確認させていただきます」を利用できる条件

「確認させていただきます」という表現に使われる「させていただく」という言葉は、利用できる状況が限られています。次の2つの条件を満たしたときのみ使用すると、間違いになりにくく、言葉の意味や意図が伝わりやすいでしょう。

確認させていただきます

・条件1.相手の許可を得ている
・条件2.相手から恩恵を受けている

条件1:相手の許可を得ている

「させていただく」という言葉は、相手から許可を得ているときに使用する言葉です。例えば、ある集まりの中で、「皆さんの個人情報について伺います」とアナウンスをし、集まった人々から許可を得ていたとしましょう。

そのような状況で人々の名前を確認するときは、「お名前を確認させていただきます」という言葉が適しています。確認することはすでに了承済みなので、相手の許可を得ていることになるからです。

また、確認以外にもさまざまなものごとを「させていただく」と表現することができるでしょう。例えば、部屋にいる人々に「うるさいかもしれないけれど、歌ってもよいか?」ということを尋ね、「構わない」と許可を得ていたとします。そのような状況下で実際に歌うときは、「今から歌わせていただきます」という言葉がしっくりとくるでしょう。

条件2:相手から恩恵を受けている

「させていただく」という表現は、相手から何らかの恩恵を受けているときに用いることが適当と考えられています。例えば、相手の名前を確認することでパーティーの進行がスムーズになるのならば、名前を確認することは「恩恵を受ける」行為と考えられるでしょう。相手の名前を確認する際には「お名前を確認させていただきます」という言葉が適しているといえます。

確認以外のものごとを「させていただく」場合にも、相手から恩恵を受けているのかどうかという点に注目すると言葉を選びやすくなるでしょう。例えば、寝坊をしてしまい、お化粧をしないで会社に行ったとします。

なんとなく居心地が悪く早く化粧をしたいのだけれども、トイレを使いたくないというときは、こっそりと隣の人に「お化粧をしてもいいですか」と尋ね、了承を得た上で「では、化粧させていただきます」と答えてさっとお化粧を済ませることもできるかもしれません。

「化粧させていただきます」という言葉を発する人は、トイレに行かずにその場でお化粧ができるという恩恵を隣の人から得ていることになるため、このシチュエーションにおいて、「化粧させていただきます」という言葉は適していると考えられます。

また、目の前でお化粧をされることに不快感を持つ方も多いので、一言尋ねておくことでお互いが居心地よく過ごせることにもつながるでしょう。

「確認させていただきます」が誤用になるケース

「確認させていただきます」という言葉の使用が、適切ではないケースも少なくありません。次の3つのいずれかに該当するときは、「確認させていただきます」という表現は誤用と考えられます。別の表現に改めて、「確認したい」という意思を表現するようにしてください。

確認させていただきます

・相手の許可を得ていないとき
・相手から恩恵を受けているわけではないとき
・「ご確認」と二重敬語にしたとき

■相手の許可を得ていないとき

「させていただく」という言葉を使用できるのは、相手の許可を得ているときだけです。つまり、相手の許可を得ていないときは、「させていただく」という言葉を使ってはいけません。

例えば、最初に個人情報を伺うといったアナウンスをしていないのに、「お名前を確認させていただきます」と言うならばどうでしょうか。「そんな話は聞いていない」「確認する必要はあるのか?」と反論される可能性があるでしょう。

セミナーに参加したときに、前方に空席が見つかったので、とりあえず隣の人に「ここに座らせていただきます」と声をかけたとします。隣の人はなぜ「させていただく」と言ったのか理解できず、「私の許可は必要ありませんよ」と反応するかもしれません。

また、「ここはもうすぐ知人が来るので……」と断られてしまう可能性もあるでしょう。このような場合には「ここに座ってもよいですか?」「この席は空いていますか?」と相手の許可を求めてから行動すべきと考えられます。

許可を得た状態で使用する「させていただく」という表現をいきなり使うことは、相手を戸惑わせるだけでなく、不快感を与えかねません。

■相手から恩恵を受けているわけではないとき

相手から恩恵を受けているわけではないときも、「させていただく」という表現はふさわしくありません。例えば大勢の人々が自由に遊んでいる公園で、隣の人と十分な間隔をとった上でバドミントンを始めるとします。わざわざ離れている隣の人の所に出向き、「バドミントンをさせていただきます」と言うならばどうでしょうか。

「私があなたにバドミントンをさせてあげるわけではありませんよ」とやんわりと不快に感じているという返事をされるかもしれません。何かの行為をすることで相手から恩恵を受けていることが明らかなときに、「させていただく」という表現を使うようにしましょう。

例えば予防接種を受けに行ったときに、受付の人が「体温を確認させていただきます」と言ったとします。予防接種により恩恵を受けるのは受付の人ではなく予防接種を受けに行った人なので、受付の人が「確認させていただきます」という表現を使うのは違和感を覚えるかもしれません。

しかし、「体温を確認することで受付業務をスムーズに進める」という目的で「確認させていただきます」という言葉を使った可能性もありますので、あながち間違いとは言えないでしょう。

■「ご確認」と二重敬語にしたとき

「確認させていただきます」という表現には間違いはありませんが、丁寧に話そうと「ご確認させていただきます」と言うならば誤用になります。「させていただく」という表現は謙譲語「いただく」を含んでいるので、それだけですでに正しい敬語です。

しかし、「確認」という名詞に「ご」をつけて丁寧語にしてしまうと、丁寧語と謙譲語を両方使った二重敬語になってしまいます。相手の許可を得て、なおかつ恩恵を受けているときは、シンプルな名詞あるいは動詞に「させていただく」という表現を付けて、相手への感謝の気持ちを言葉に含めるようにしましょう。

「確認させていただきます」や「説明させていただきます」という風にシンプルにさせていただきますを使うようにしてください。勢い余って「ご確認させていただきます」「ご説明させていただきます」と丁寧語をつけてしまうと、二重敬語で誤った表現になってしまいます。

「確認させていただきます」の言い換え表現

「確認させていただきます」という言葉は、相手から許可を得、なおかつ許可を得たことで恩恵を受けている必要があるため、実際のところは使う場面が限られています。誤ったシチュエーションで「確認させていただきます」という言葉を使わないためにも、言い換えの表現を覚えておくと役立つでしょう。いくつかの言い換え表現と使用する場面について解説します。

確認させていただきます

■確認いたします

確認したいことがあるときは、シンプルに「確認いたします」と表現できます。「いたします」は謙譲語「いたす」を丁寧にした表現で、それだけでも十分な敬語です。例えば受付で「お名前を確認いたします」とシンプルにいえば、「確認させていただきます」のように相手の許可が必要かどうかを考えなくても済むため、言葉を使うほうにもストレスがありません。

また、自分の席で化粧しても、周囲からあまり見えないと思われるときは、隣の人に許可を得る必要はないでしょう。「化粧をしてもよろしいでしょうか」「はい」「では、化粧させていただきます」といった一連のやり取りは不要と考えられる場合には、「化粧いたします」と自分の行動を報告することができます。

■ご確認いたします

「ご確認させていただきます」という表現は二重敬語になりますが、「ご確認いたします」という言葉全体が「ご確認」する主体が自分になる謙譲語と考えられるため、間違った表現ではないと考えられます。しかし、「ご確認」と「いたします」と別に考えるのであれば、誤った表現となる可能性があるので、「確認いたします」とシンプルにのべるほうがよいでしょう。

■ご確認ください

「ください」という言葉は丁寧な表現ではありますが、敬語ではないので、「ご確認ください」といえば二重敬語にならずに済みます。「ご確認いたします」と「確認いたします」のどちらが正しい表現なのか迷ったときは、「ご確認ください」という表現を選ぶようにしましょう。

ただし、「ご確認してください」という表現は誤りです。「ご確認」は謙譲語ですが、「してください」は尊敬語になります。二重敬語になってしまいますので、相手に確認してもらうときは「ご確認ください」、こちら側が確認するときは「確認いたします」と表現するようにしましょう。

■ご確認していただけますか

「ご確認ください」では少しぶっきらぼうな印象を与えてしまうのでは……と不安なときは、「ご確認していただけますか」と伝えることができます。これは「ご確認」という謙譲語を用いつつ、相手に許可を求める言い方なので、正しい敬語表現といえるでしょう。

相手に確認して欲しいことがあるとき、また、確認する作業が相手にとって少し手間になるだろうと考えられるときは、「ご確認していただけますか」という表現を用いて、柔らかく相手の許可を求めるようにしてください。

■ご確認のほどお願いいたします

許可を求めるというよりは、命令の意味を込めるときは、「ご確認のほどお願いいたします」や「ご確認のほどよろしくお願いいたします」と表現することができます。

確認する作業が相手にとって手間になるということは理解しつつも、スムーズに物事を進行させるためにはどうしても必要なときは、「ご確認のほどお願いいたします」と「お願い」の形をとった命令をすることが適しているでしょう。

「確認させていただきます」はメールで使用可能

「確認させていただきます」という表現は、メールでも使用することができる表現です。例えば、次回の総会においてある書類を提出して欲しいという内容のメールを送るとしましょう。

確認させていただきます

「次の総会では皆さんの会員証を確認させていただきます。お手間をおかけしますが、必ずお持ちくださいますよう、お願い申し上げます」と書くならば、会員証が必要なこと、そして、会員証の確認が必要なことを相手に伝えることができます。

この場合は、会員証を持ってくるかどうかは会員に委ねられているため、会員証を持ってくるという行為は会員の許可が必要と考えられます。また、会員証を確認することにより、総会をスムーズに進行するという恩恵を受けられるので、「確認させていただきます」という表現は2つの条件を満たしていると判断できるでしょう。

相手の許可が必要か、また、本当に相手から恩恵を受けているのかが分かりにくいときは、シンプルに「確認いたします」と表現してもよいかもしれません。

「次の総会では会員証をぜひお持ちください。受付で会員証を確認いたします」と表現すれば、会員証を持っていく目的が分かりやすく、まわりくどい表現がないため、メールを受け取った人も次回持っていくものやメールを送った人が伝えたい内容を理解しやすくなるでしょう。

■返信メールでも使用可能

「確認させていただきます」という表現は、返信メールでも使用できます。例えば「どうやら会員証が家に見つからない。先回の総会で受付の人が預かり、そのままになっているようだ」という内容のメールを受け取ったとしましょう。

相手の不安にすぐに答えるためにも「ご迷惑をおかけしております。前回の総会で受付の者が預かったというご指摘を受け、現在調査中です。確認させていただきますので、今しばらくお待ちください」と返答できます。

ただし、このように返信メールで「確認させていただきます」という言葉を用いたときは、必ず確認した結果についてもメールすべきです。受け取った相手は「いつ確認が終わるのだろうか」と返答を待っているはずですから、「確認させていただきます」という内容の返信メールにさらなる返信がない場合でも、確認後すぐに確認した内容をメールで知らせるようにしましょう。

「ご指摘の通り、前回の総会で受付の者がお預かりしておりました。この度はご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。また、ご丁寧にご確認のメールを賜り、本当にありがとうございます。以後はこのようなことがないように確認作業を徹底いたします」と報告すれば、相手の不安点を解消することができます。

「確認させていただきます」を英語で表現

「確認させていただきます」という言葉を英語でも表現できます。しかし、英語では日本語のように明確な敬語表現がないため、単語を選び、丁寧な表現になるように注意するようにしましょう。

■please allow me to

直訳すれば「私が~することを許可してください」という意味の「please allow me to」を使えば、「確認させていただきます」と近いニュアンスを表現することができます。

・Please allow me to go shopping with Taro.(タローさんと一緒にお買い物に行かせてください)
・Could you allow me to go there, please?(そこに行くことを許可してくださいませんか)

■let me check

「let me check」は、直訳すれば「私に確かめさせて」です。家族や友人に何らかの確認する必要があるときはそのままでも良いですが、会合などの公の場所で確認作業を行う場合や、目上の人のものを確認する場合は、最初あるいは語尾に「please」をつけるようにしましょう。

・Just a moment!Please let me check your ticket.(ちょっと待ってください。あなたのチケットを確認させてください)
・Is that true? Let me check your bag.(それって本当?カバンを確認させて)

■let me confirm

「let me comfirm」は、直訳すれば「私に確認させて」です。「confirm」は「check」よりはフォーマルな印象を与える単語ですので、日本語で「確認させていただきます」を使うときのように、少しかしこまったフォーマルな場で使うときにも適しているでしょう。より丁寧にするときは「could you」で始めたり、「please」を文章の前後につけたりすることができます。

・Please confirm me check your flight ticket.(あなたの搭乗券を確認させてください)
・Could you confirm me your name, please?(お名前を確認させていただけませんか)

「確認させていただきます」を中国語で表現

中国語で「確認させていただきます」というときは、次の表現を用いることができます。

確認させていただきます

・让我确认一下

「確認したい」ということを婉曲に伝える表現なので、公的な場所で個人情報などを確認するときや、目上の人に名前や住所、身分証明書などを確認する必要があるときなどに用いることができるでしょう。

使い方を迷ったときは「確認いたします」が無難

確認させていただきます

「確認させていただきます」という表現には、「相手からの許可を受けていること」、そして、「許可を得たことで何らかの恩恵を受けていること」の2点が必要となるので、実際に利用する場面は限られます。また、つい丁寧に表現しようと「ご確認させていただきます」と言ってしまうと、二重敬語として誤用になるため注意が必要です。

「この場面では『ご確認させていただきます』という表現は合っているのだろうか」と不安になったときは、シンプルに「確認いたします」と表現するほうが無難でしょう。シチュエーションを考えて、言葉を使用するように注意してください。

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