逆境とは、不利な状況・困難な場面に置かれた状態を指します。
Summary
- 「逆境」(ぎゃっきょう)とは、苦労の多い境遇、不運な境遇という意味
- 類語には「苦境」「窮地」「危地」、対義語には「順境」などが挙げられる
- 逆境に強い人は、ピンチをチャンスと捉えて冷静に対処できる特徴がある
Contents
「逆境」の意味とは?
「逆境」とはどのような意味でしょうか。よく「逆境に強い」や「逆境を乗り越えて」などと使われますよね。まずは、逆境の意味と、より理解しやすいように、対義語も一緒にご説明しましょう。

意味
逆境とは、自分の努力や能力だけでは状況を好転させにくく、思いどおりに進まない困難が重なっている状態を指します。一時的な失敗や不運ではなく、環境や立場、人間関係など外的要因も絡み、判断や生き方そのものを見直すことを迫られる点が特徴です。逆境は単なる苦難ではなく、自分の価値観や強さが問われる局面だといえます。
ぎゃっ‐きょう〔ギヤクキヤウ〕【逆境】
苦労の多い境遇。不運な境遇。「逆境にめげない」⇔順境。
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用

「逆境」の例文
【例文】
業績悪化と人員削減が重なり、会社は大きな逆境に立たされていました
逆境のときほど、その人の本当の価値やリーダーシップが表れるものです
「逆境」の類語と対義語
「逆境」類語や対義語には、どのようなものがあるのでしょうか。
「逆境」の類語
「逆境」の類語には「苦境」「窮地」「危地」などが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
苦境
「苦境」は「くきょう」と読みます。苦しい境遇や、苦しい立場を表す言葉です。「苦境を乗りこえる」「苦境に立つ」「苦境に陥る」「苦境に直面する」というように使うことができます。
く‐きょう〔‐キヤウ〕【苦境】
苦しい境遇。苦しい立場。「苦境を乗りこえる」「苦境に立つ」「苦境に陥る」「苦境に直面する」
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
窮地
「窮地」は「きゅうち」と読みます。追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場を意味します。「窮地に陥る」「窮地を脱する」というように使うことができる言葉で、「逆境」よりさらに追い詰められていることを伝えたい場合に最適です。
きゅう‐ち【窮地】
追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場。「窮地に陥る」「窮地を脱する」
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
危地
「危地」は「きち」と読みます。 危険な場所を表すほか、危険な立場や状況に対しても使うことができます。「危地に入る」「危地を脱する」「危地に陥る」など様々なシーンで使える言葉ですが、話し言葉の場合「基地」「既知」などと混同する可能性があるため注意が必要です。
き‐ち【危地】
危険な場所。また、危険な立場や状況。
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
「逆境」の対義語
「逆境」が苦労の多い境遇であるならば、その対義語は苦労のない境遇や順調な様子を示すものだと推測できるでしょう。
順境
「逆境」の対義語は、「順境(じゅんきょう)」です。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、意味は、物事が都合よく運んでいる境遇のことです。
じゅん‐きょう【順境】
物事が都合よく運んでいる境遇。「—のうちに育つ」⇔逆境。
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
安定
「安定(あんてい)」は、大きな変動や不安要素がなく、落ち着いた状態が続いていることを指します。必ずしも好調とは限りませんが、逆境とは対照的な、安心感のある状況を表します。
あん‐てい【安定】
物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。「心の安定を保つ」「物価が安定する」
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
【実際のエピソード】「逆境」に関する成功談・失敗談
「逆境」の体験談には、どのようなものがあるのでしょうか?ビジネスシーンにおいて、「逆境」に関して何かしらの気づきや学びを得た実際のエピソードを紹介していきます。
【episode1】若手時代、上司に教えられた「逆境」の本当の意味
Rさん(管理職、35)
若手の頃、大型案件で自分の担当部分だけが大幅に遅れ、チームに迷惑をかけてしまったことがありました。私は「もう完全に失敗です。最悪の状況です」と落ち込んでいましたが、当時の上司は「これは失敗じゃなくて逆境だよ」と言いました。逆境とは、努力してもすぐに報われない状況のこと。だからこそ、どう立て直すかが問われるのだと教えられました。その言葉で、感情的に自分を責めるのではなく、次の一手を考える視点に切り替えられたのを覚えています。
【episode2】人を評価する言葉として使われていたケース
Kさん(管理職、43)
別部署のマネージャーが、成果の出ていない部下について「逆境に弱いタイプだから」と評価しているのを耳にしました。しかし実際には、その部下は明確な支援不足の中で孤立していました。私は「逆境は個人の資質ではなく、状況を指す言葉です」と意見しました。人に貼るレッテルとして使うと、本来向き合うべき課題が見えなくなります。言葉の使い方ひとつで、組織の判断が歪むことを痛感しました。
「逆境に強い」人の特徴とは?
「逆境」に強い人には、どのような特徴があるのでしょうか。Web上にも、「逆境」に強いかどうかを診断できるサイトもありますので、自分の「逆境」に対する耐性をチェックしてみるといいでしょう。また、「逆境」に強い女性は、同性にも異性にも人気です。メンタルを鍛えて、「逆境」に強い女を目指してみましょう。

ピンチの中にチャンスを見出す
バブル崩壊やリーマンショック、コロナ禍。波のように繰り返す不遇な時代でも、新しい事業やサービスを始めて成功を収める人がいます。「ピンチにこそチャンスあり!」と考え、荒波を乗り越えていくタイプです。
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