「逆境」の意味とは?
「逆境」とはどのような意味でしょうか。よく「逆境に強い」や「逆境を乗り越えて」などと使われますよね。まずは、逆境の意味と、より理解しやすいように、対義語も一緒にご説明しましょう。
意味
「逆境」は「ぎゃっきょう」と読み、苦労の多い境遇、不運な境遇という意味です。意味を知ると、コロナ禍で頻繁に使われている言葉であることがよく理解できます。
ぎゃっ‐きょう〔ギヤクキヤウ〕【逆境】
苦労の多い境遇。不運な境遇。「逆境にめげない」⇔順境。
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
「逆境」の類語
「逆境」の類語には「苦境」「窮地」「危地」などが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
苦境
「苦境」は「くきょう」と読みます。苦しい境遇や、苦しい立場を表す言葉です。「苦境を乗りこえる」「苦境に立つ」「苦境に陥る」「苦境に直面する」というように使うことができます。
く‐きょう〔‐キヤウ〕【苦境】
苦しい境遇。苦しい立場。「苦境を乗りこえる」「苦境に立つ」「苦境に陥る」「苦境に直面する」
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
窮地
「窮地」は「きゅうち」と読みます。追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場を意味します。「窮地に陥る」「窮地を脱する」というように使うことができる言葉で、「逆境」よりさらに追い詰められていることを伝えたい場合に最適です。
きゅう‐ち【窮地】
追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場。「窮地に陥る」「窮地を脱する」
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
危地
「危地」は「きち」と読みます。 危険な場所を表すほか、危険な立場や状況に対しても使うことができます。「危地に入る」「危地を脱する」「危地に陥る」など様々なシーンで使える言葉ですが、話し言葉の場合「基地」「既知」などと混同する可能性があるため注意が必要です。
き‐ち【危地】
危険な場所。また、危険な立場や状況。
『デジタル大辞泉(小学館)』より引用
「逆境」の対義語
「逆境」が苦労の多い境遇であるならば、その対義語は苦労のない境遇や順調な様子を示すものだと推測できるでしょう。
「逆境」の対義語は、「順境(じゅんきょう)」です。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、意味は、物事が都合よく運んでいる境遇のことです。
「逆境に強い」人の特徴とは?
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ピンチの中にチャンスを見出す
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