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LIFESTYLE 家事

2023.11.22

頑固な「鍋のこげ付き」の対処法|原因や落とす際の注意点も解説

 

天日干しをする

どんな素材の鍋でも共通して行えるこげ落としの方法が、天日干しです。

天日干しによるこげ落としの方法は、以下の手順で行います。

1. 鍋のこげに陽が当たるように設置する
2. 1週間程そのまま放置する
3. 木製のヘラや割りばしなどでこする
(金属製のヘラやたわしなどは鍋が傷つくので使用しない)

天日干しを1週間程行うため、その間は鍋が使えません。また、晴れた日が続く時期に行う必要があるので、天気予報をチェックしておきましょう。

鍋のこげを落とす際の注意点

鍋のこげは力任せに落とせばよいものではありません。鍋の素材を傷つけずに長く愛用できるよう、こげ落としの際に注意したい点を紹介します。

鍋のこげを落とす際の注意点
  1. 強くこすらない
  2. 鍋の素材で落とし方が異なる
鍋 こげ 落とす 対処 注意点

(C)Shutterstock.com

強くこすらない

こげを早く落とそうとして、金属のヘラやたわしなどの固いものでこすると、傷やサビの原因になります。やみくもにゴシゴシこすっても、こげが落ちきらなかったり傷が付いたりして、さらにこげやすい鍋になってしまうのです。

鍋をこする際は、編みたわしやウレタンスポンジなどのやわらかいもので、あまり力を入れずに行いましょう。

鍋の素材で落とし方が異なる

鍋の素材に適した方法なら、傷を付けずに簡単にこげを落とすことができます。ただし、洗剤や道具の使い方を間違えると、鍋の寿命を縮めてしまうので気を付けましょう。

例えば、一般的なステンレス製やホーロー製の鍋は、どんな方法でもこげを落とすことができます。

一方、アルミ鍋や銅鍋の場合は、アルカリ性の重曹や塩素系漂白剤を使うと黒ずんでしまうので注意が必要です。

土鍋はたわしやクレンザーなどを使うと、表面が傷ついて汚れやすくなってしまいます。また、テフロン加工が施された鍋は、研磨剤を使うとコーティングが剥げてしまうのでNGです。

鍋の素材ごとに正しいこげの落とし方を把握し、きれいな状態で気持ちよく調理しましょう。

素材別の鍋のこげ落とし方法

鍋の素材ごとに適したこげ落としの方法を知っておけば、簡単に効率よくお手入れができます。

こげが落とせないからといってゴシゴシこすったり、新しい鍋に買い替えたりする心配もありません。

アルミ・鉄・ステンレスなど、6種類の素材のお手入れ方法を見ていきましょう。

鍋 こげ 落とし方 対処 素材別

(C)Shutterstock.com

アルミの場合

アルミ鍋は熱伝導率がよく、片手でもサッと持てる軽さが特徴です。雪平鍋や寸胴鍋にも多く採用されています。サビにくい素材ですがアルカリ性に弱く、重曹や塩素系漂白剤によるこげ落としは、腐食や黒ずみの原因となるので避けましょう。

アルミ鍋のこげ落としは、「お酢」が適任です。こげが浸るくらいの水を入れ、大さじ1〜2杯のお酢を入れて火にかけます。沸騰してから10分後に火をとめ、熱が冷めるのを待ってスポンジでこすりましょう。

お酢だけで満足に落ちない場合は、「中性洗剤」を併用するのがおすすめです。

それでも落ちなければ、天日干しを試してみましょう。変色してしまった場合は、ミカンやリンゴの皮を使ってこすると落とせる場合もあります。

鉄の場合

鉄鍋は安定感のある重さが特徴で、焼き物から揚げ物まで幅広い調理方法に対応可能です。また、使い始めは空焼きや油ならしなどの作業が必要になります。

素材としては頑丈で耐久性にも優れており、たわしや金属製のヘラでゴシゴシ洗っても問題ありません。

こげ落としの際は、洗剤を使ったお手入れよりも、なじませた油が落ちてしまわないように「から焚き」をするのがベストです。煙が落ち着くまでから焚きをし、冷めたらたわしや金属製のヘラでこすります。

予熱が不十分だと食材がくっつきやすく、こげの原因になってしまうので注意しましょう。

ステンレスの場合

鍋の中で最も主流の素材が、ステンレス。シンクや水周りのグッズにも使用されるほど、サビに強いことが特徴です。

保温性が高く、比較的丈夫な素材ではありますが、こげが付きやすい点がデメリットともいえます。また、摩擦による傷からサビが生じてしまうこともあります。

ステンレス鍋は、「重曹」「お酢」を使ったこげ落としが効果的で、方法はアルミ鍋と同様です。また、スチールたわしやクレンザーの使用も可能。それでも落ちない場合は、天日干しを試してみましょう。

ホーロー、ガラスの場合

ホーロー鍋は、鉄や銅などの鍋にガラス質を塗ってコーティングしたものです。かわいらしいデザインが多く、保温性に優れ、臭い移りもありません。

使い勝手はよいですが、とても繊細な素材です。「重曹」か「お酢」を水に溶かして沸騰させ、時間を置いたあと食器用のやわらかいスポンジでやさしくこげを落としましょう。それでも落ちないこげ付きには、天日干しで対処します。

クレンザーやスチールたわし、メラミンスポンジなどは、傷の原因になるため使用を避けましょう。表面に傷ができることで、より落ちにくい汚れが付いてしまいます。

テフロンの場合

テフロン鍋はアルミやステンレスをベースとし、表面にフッ素加工を施しています。フライパンに最も採用されている素材です。

こげ付きが少なく、水もはじく素材ですが、コーティングが剥がれてしまわないよう注意してお手入れする必要があります。

こげ落としの方法は、鍋に水を入れて沸騰させるだけです。それでも落ちないときは「重曹」や「お酢」を使い、やわらかいスポンジでやさしくお手入れしましょう。

土鍋の場合

土鍋は保温性が高く、煮込み料理やご飯を炊く際にも使われます。頑丈そうに見えますが、衝撃や急な温度変化に弱い繊細な素材です。

野菜のこげには「お酢」、肉や魚のこげには「重曹」を使用すると落ちやすくなります。表面に小さな穴が空いているため、洗剤によるお手入れは避けましょう。

また、卵の殻もこげ落としに有効です。土鍋に水を入れて沸騰させたあと、卵の殻を付けたスポンジでこすると簡単にこげが落ちます。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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