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LIFESTYLE 夫婦

2021.06.25

交際中には本性をひた隠しに…〝マザコン夫 × 同居意地悪姑〟の悲劇

 

義母との同居だけでも大変なのに、夫がマザコンとなると、日常生活における苦悩が絶えません。“マザコン×同居の意地悪姑”の組み合わせは、結婚するまで本性が見えないケースも多数。そんな体験をした女性が、おそろしい実態を語ります。

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結婚するまで「マザコン」を隠し通していた夫

Rさんは、30代後半で結婚。入籍と同時に、義母と夫婦による同居生活が始まりました。

「入籍するまでと、入籍してからの義母の私への態度はまるで別人。振り返れば兆候はあったけれど、まさか自分が“嫁いびり”に遭うなんて思ってもいなかったので、当時はそこまで深く考えていませんでした」

自分が「ひどいいじめに遭っている」と自覚するようになるまで、そう時間はかからなかったRさん。しかし、気がついたあとに、頼りになるはずの夫がマザコンであるというダブルでショックな展開に…。

「夫は晩婚で、私との結婚が初婚。そこそこのスペックなのに、なんで独身なんだろう?と思っていましたが、マザコンもその理由だったんだろうと後から思いました。私と交際中の夫は、マザコンである様子はこれっぽっちも出していなかったので、過去の経験などから、結婚前にはマザコンな面を意図的に隠していたんだろうと思います。なので、姑が私に対して露骨に嫌がらせを始めるようになってから、夫の本質に気づき、愕然としました」

姑からの嫌がらせは、洋服や靴などの私物を勝手に捨てられたり、外出を許可制にされたり、腐った食材を食べるよう強要されたりと過激なものが多く、最初のうちこそ反発していたRさんも、反発すると倍にして嫌がらせが悪化するので、ほとほと疲れ果ててしまいます。

「夫に相談をしても『オフクロがそう思うんだから、君が悪いんだろう』『オフクロは俺にはそんなことしないから、君に原因があるはずだ』という理屈で、まったく味方になってはくれませんでした。毎回そんなふうに言われると、だんだんと『悪いのは自分なのかも』という気持ちになってきて…」

友人にも理解されず孤独。そして病に倒れ…

友人に実態を相談するも、ドラマや映画に出てくるかのようなあまりにもひどいいじめの数々は、友人たちにもリアリティをもって受け止めてもらえなかったとRさんは言います。

「あまりにもいじめが過激すぎて、現実味がなかったんだと思います。『えっ!? ひどいね……』とは言ってくれるものの、まわりに同じような例もないから、みんな解決策へのアドバイスは“離婚”しか言えなかったみたい。ドラマと違って救世主が現れるわけでもないし、私に有利になるような出来事が起きるわけでもないから、とにかく日常が地獄でしかなかったです」

そんな生活が続いたある日、Rさんは体調を崩し、深刻な病を患っていることが発覚。不治の病ではないものの、きちんとした治療を受けないとならない身に。

「医師からは、強いストレスのせいだと言われました。けれど、私が病気になっても、姑は『病は気からって言うから、たるんでいる証拠だ』などと言い、夫も夫で『病気になっても治療すればいいだけの話だろ』と、心配ひとつしてくれませんでしたね」

そんな人たちと暮らしていても、その先に幸せはないだろうとRさんは離婚を決意。半年以上に及ぶ調停を経て、無事に地獄のような日々から脱出したそうです。その後、数年かけて治療に専念したRさんは、やっと健康体を取り戻し、今では穏やかな日常生活を送っています。

「あのまま毒姑とマザコン夫と暮らしていたら、もっと病気はひどくなっていたかもしれないし、別の病気にもなっていたかもしれないと思います。40歳に差し掛かるタイミングでの離婚は勇気が必要でしたが、自分を守るために当時の私には、その選択しかありませんでした」

離婚という選択により、穏やかな日常を取り戻したRさん。年齢的に、離婚して再婚するのは難しいかもしれない、これから別の人と再婚して子どもをもうけるのは諦めなくてはならないかもしれない、と覚悟を決めての離婚だったそうです。

毒姑とマザコン夫の組み合わせは、妻が孤独感を抱くだけでなく、日常的に大きなストレスを抱き続けることになりやすいだけに、離婚という選択でしか穏やかな日々を取り戻せないのも現実と言えるかもしれません。

取材・文/並木まき
画像:(C)Shutterstock.com

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