相手をむやみに否定しない
相手のことをむやみやたらと否定しないことも、寛大な人の特徴です。寛大な心を持つ人は、自分と違う意見を持っている相手や、誰かのミス・失敗を否定しません。反対意見やミスを素直に受け止め、一緒に改善策を考えたり解決しようとしたり、自分の視野をどんどん広げていくのです。
また、寛大な人は周囲からの批判の言葉にも「そういう意見もあるんだな、それなら今度からこうしよう」と受け止めます。反対の意見を言われたからと相手を責めたり、すねたりしません。人の数だけいろいろな意見があるだろうと、フラットに考えています。
【目次】
寛大な心を持つための方法
寛大な心の持ち主を目指す上で、いくつかおすすめの方法があります。寛大な心を持ちたい人は、次の方法から試してみましょう。
自分の常識を押し付けない
寛大な人を目指すなら、まずは自分の常識を相手に押し付けないようにしましょう。
誰しも、相手の頭の中は見えないため、どうしても自分の尺度で物事を考えてしまうものです。ただし、相手の考えが自分の考えと違った場合に、非常識だと評価してしまうのは、不必要に相手を責めたり否定したりすることに当たります。
「自分が常識的で、相手は非常識だ」と思い込んでいると、寛大な心になることは難しいでしょう。まずは自分の常識を疑い、相手がどういう考えで行動を起こしたのかを考えてみましょう。
客観的に物事を判断する
寛大な人になるためには、客観的に物事を捉えて判断できるようになりましょう。相手の気持ちを自分に置き換えて読み取ることがポイントです。
例えば、自分の気持ちが不安定になったときには、自分の気持ちを考えるよりも先に、相手の気持ちを考えてみましょう。相手にイライラしてしまう人は、自分を正当化したり、態度で不機嫌さを表したりしてしまうものです。
いったん自分の物差しは置いて、相手の気持ちを考えることで、相手なりに頑張ったことやよかれと思って発言したことが、違う形で見えるかもしれません。
イラッとしても、まずは客観的になり、相手の気持ちや考えをくみ取ってみましょう。
自分の心に余裕を持つ
他人へ寛大になれるように、自分の心にも余裕を持てるようにしましょう。
時には、失敗した自分を恥じて相手を攻撃したり、責められるのが怖くなって失敗を隠したりしてしまうことがあります。心の余裕がなくなるとイライラして慌てることも多くなり、他人に寛大になることは難しくなるのです。
自分の失敗を許して、まあいいかと放っておくのではなく、次に生かせるよう前向きに考えてみましょう。逆に、成功したことがあれば、自分を思いっきり褒めることも大切です。
また、スケジュールを詰めすぎることは避け、自分の好きなことをする時間を作ってストレスをためないようにしましょう。
自分自身の幸福度が上がると、心の余裕が生じやすくなります。心の余裕ができると、他人を受け入れるゆとりができ、自然と優しく接することができるでしょう。
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