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2024.04.09

「寛大」な心を持つための方法とは?「寛容」との違い、特徴も紹介

「寛大」とは、度量が大きく思いやりがあるという意味です。寛大な人は誰とでも分け隔てなく接し、相手を頭ごなしに否定せず、いつも笑顔でいる特徴があります。寛大な心を持てるように、日頃から心がけられるポイントを知り、実践してみましょう。

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寛大な心の「寛大」とは?

“寛大な心”とはよくいいますが、実際には「寛大」の正しい意味を知らない人も多いのではないでしょうか。「寛大」の意味や類義語との違いを紹介します。

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(C)Shutterstock.com

「寛大」の読み方や意味

寛大は「かんだい」と読みます。心が広い・ゆとりがあるという意味を持つ「寛」に、大きいこと・立派であるという意味合いの「大」を組み合わせているのです。度量が大きくて思いやりがあることや様子を意味しています。むやみに人を責めず、ゆとりのある心を表す言葉です。

例えば、人のミスや欠点などがあっても、広い心で受け止める器の大きさと思いやりがあるため、相手を許して受け入れることを表します。

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「寛容」との違い

「寛大」と似た言葉に、「寛容(かんよう)」があります。心が広く、人の言動や失敗などを厳しく責めずに受け容れることを指しているのが「寛容」です。

二つの言葉の意味には違いがあり、寛大は「心が広い・大きい」様子を、寛容は他の失敗などを「許す・受け容れる」様子を表します。

また、寛容は「寛容する」などの動詞としても使いますが、寛大は「寛大する」などの動詞では使われません。ほとんどが「寛大な」などの形容詞として使われます。

このほか、寛容は否定を表す「不」をつけて「不寛容」と言いますが、「不寛大」という使い方はしません。

「寛容」以外の類語

「寛大」の言い換え表現には、以下のものがあります。

心が広い

心(こころ)が広(ひろ)・い の解説
おおらかで、周囲の状況や他人の言動をよく受け入れる。度量が広い。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

寛大は心が広く、思いやりがあり、むやみに人を責めないことを表す言葉ですから「心が広い」も同じ意味合いで使うことができます。口語としては「寛大」よりも使う機会が多い言葉です。

度量が広い

ど‐りょう〔‐リヤウ〕【度量】 の解説
他人の言行をよく受けいれる、広くおおらかな心。「—が広い」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「度量」は他人の言行をよく受け入れる、心の広さを表す言葉です。寛大な人は「度量が広い」人であるとも言えるでしょう。

器が大きい

器(うつわ)が大(おお)き・い の解説
人としての度量が広い。能力が十分に備わっている。また、細かいことや小さいことを気にしない。「—・い人に憧れる」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

心が広い「寛大」な人のことを「器が大きい」と言い換えることもできます。細かいことを気にせず、ゆとりを持って受け止めることができる余裕がある人によく使われる表現です。

懐が深い

懐(ふところ)が深(ふか)・い の解説
心が広く、包容力がある。「—・い人物」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

懐とは、和服と胸に生まれる空間を指します。昔は、和服と胸の間に財布を入れていたため、懐は所持金や内心などの気持ちを表し、幅広い意味で使われるようになりました。そのため、「懐が深い」という言葉は、「心が広く包容力がある人」を意味します。

おおらか

おお‐らか〔おほ‐〕【大らか/多らか】 の解説
心がゆったりとして、こせこせしないさま。おおよう。「気持ちを—にする」「—な話しぶり」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「おおらか」とは、小さなことを気にせず、心にゆとりがあり、落ち着いている様を表している言葉です。おおらかだから「寛大」になれるとも言えます。

鷹揚

おう‐よう〔‐ヤウ〕【×鷹揚】 の解説
[形動][文][ナリ]《鷹 (たか) が悠然と空を飛ぶように》小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりとして上品なさま。「—に構える」

鷹揚とは、心に余裕があり、小さなことにはこだわらない様を表す言葉で、一般的に褒め言葉として使われます。「鷹揚な人」や「鷹揚な態度」などに使われる言葉です。

慈悲深い

じひ‐ぶか・い【慈悲深い】 の解説
[形][文]じひぶか・し[ク]他をいつくしみあわれむ気持ちが深い。情け深い。「—・い僧」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「慈悲深い」は、情け深く他人を哀れむ気持ちの深いさまです。慈悲とは相手をいつくしみ哀れむ心を意味し、自分よりも立場が下の人物に対して、情けをかけて手を貸してあげようという気持ちが含まれます。

清濁併せ呑む

清濁(せいだく)併(あわ)せ呑(の)む の解説
心が広く、善でも悪でも分け隔てなく受け入れる。度量の大きいことのたとえ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「清濁併せ呑む」は器が大きく、善悪関係なく受け入れることのたとえです。正しいものや良いもの、綺麗なものだけを受け入れるのではなく、悪とされるものも公平に受け入れる、度量の大きさを表しています。多くのものを受け入れる心の広さは「寛大」な人との共通項と言えるでしょう。

寛大な心を持つ人の特徴

「寛大な心を持っている」と周囲から思われている人には、いくつかの特徴があります。特徴を把握し、少しずつ日常に取り入れてみましょう。

誰とでも分け隔てなく接する

寛大な人は、どんな人に対しても分け隔てなく接します。広い心を持っているので、損得勘定で人を選ぶことがなく、誰にでも平等かつ公平な態度で接するのが特徴です。

例えば、上の立場の人には礼儀正しく接し、部下や後輩にはやわらかい対応を心掛ける優しさがあります。人の陰口を言ったり、卑怯な言動をしたりすることも少ないでしょう。

周りからの評価を過剰に気にしないため、相手を必要以上に褒めたたえたり、ご機嫌をとったりなど、表面上だけの付き合いをすることはありません。たとえ自分に得がなくても、相手をしっかりと認め、尊重することができます。

いつもニコニコしている

寛大な人はいつもニコニコとしています。情緒が安定していて、幸せそうにニコニコと笑顔を向けてくれるため、周囲の人まで幸せにできるのです。ネガティブな思考よりも、ポジティブな発想が身に付いているので、常に前向きな考えを持っています。

笑顔を向けられると、周りの人はその人に対して嫌なことをしようと思わなくなるでしょう。寛大な人は他人から嫌なことをされないため、いつも周囲の人に優しく接することができ、結果として好循環を生み出します。にこやかな雰囲気で他人の警戒心を解き、トラブルを未然に防ぐこともできるのです。

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