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2021.08.27

アイロン台の代用品【3選】代用品の条件やかけるときのコツもチェック

急にアイロンがけが必要になった場合、アイロン台がなかったり、壊れていたりしたら困ってしまいます。そんなときは、応急処置として自宅にあるアイテムを使いましょう。アイロン台の代用品になる条件と身近にある代用品、アイロンがけのコツを紹介します。

アイロン台の代用品になる条件

アイロン台が壊れて使えない場合や、そもそもアイロン台がない場合に、どのようなものなら代用品として安全に使えるのでしょうか。アイロン台の代用品として使える、二つの条件を紹介します。

アイロン台 代用 条件 素材

(C)Shutterstock.com

熱に強い素材であること

アイロン台の代用品として使うものは「熱に強い素材」であることが必須です。

アイロンは、低温でも80~120℃の熱を持っています。熱に弱いプラスチックなどの素材を代用品にすると、溶けたり焦げたりする危険があるため、注意しなければなりません。アイロンをかけている最中に素材が溶け出して、衣類に付着してしまうリスクもあります。

また、金属などの熱を伝えやすい素材は、衣類が焦げやすく、手がふれるとやけどをする恐れもあるので避けましょう。

平らな面があること

アイロンがけは、衣類などのシワを伸ばすために行う作業です。アイロン台の表面が凹凸していては、シワをきれいに伸ばせるどころか、余計なシワが付いてしまいます。

アイロン台の代用品として使うものは、「平らな面」があるものを選びましょう。

また、アイロンがけでは、ある程度の力を加える作業も発生します。グラグラするものでは、体重をかけた際に倒れてしまう恐れがあり危険です。スムーズなアイロンがけを行うためにも、安定感があり、分厚く丈夫なものを選ぶとよいでしょう。  

身近にあるアイロン台の代用品

家にある身近なアイテムの中にも、アイロン台の代わりとして使えるものが存在します。「熱に強く、平らな面がある」の条件を満たすものや、代用品として使う際の注意点を紹介します。

アイロン台 代用 新聞紙 段ボール バスタオル 座布団

(C)Shutterstock.com

バスタオル

一つ目は、使い古した「バスタオル」です。表面は少し凸凹していますが、短時間のアイロンがけであれば手軽に利用できるでしょう。

机や床の上などにバスタオルを重ねて敷いて、熱が下に伝わらないように枚数を調整します。バスタオルが薄い場合は何枚か重ねて厚みを確保し、枚数が少ない場合は折りたたんで厚みを出しましょう。使い終わった後は、熱を逃がすために干しておくだけなので、片付けも簡単です。

ただし、体重をかけた際にずれてしまう可能性があります。おもりや本などで、四隅を固定しておくと安心です。

座布団

二つ目は、和室やリビングなどで使う「座布団」です。座布団にはクッション性と適度な厚みがあり、アイロン台の代用品としての条件を満たしています。

ただし、座布団に使われている生地には注意しましょう。化学繊維が使われている座布団は熱に弱く、焦げる可能性があるため、耐熱性に優れた「木綿」の座布団がおすすめです。化学繊維の座布団しかない場合には、タオルなどを上にかぶせてから使いましょう。

また、ボリュームのある座布団や中身に偏りがある座布団は安定性に欠け、アイロンがけが難しくなります。

新聞紙やダンボール

三つ目は、古紙回収などに出す「新聞紙」や「ダンボール」です。もし家にストックがあれば、アイロン台の代わりとして役立ちます。

新聞紙を使う場合は、机や床などに新聞紙を5部以上重ねて厚みを出し、その上にバスタオルなどをかぶせましょう。新聞紙のインクや臭いなどが、バスタオルに移ってしまう心配があれば、使い古した綿のワイシャツをかぶせるのもおすすめです。

ただし、ビニールひもで束ねた新聞紙は、表面に段差があるほか、アイロンの熱でひもが溶けてしまう恐れもあるので注意しましょう。

ダンボールを使う場合も、上にバスタオルなどを組み合わせます。組み立てた状態でも使えますが、安定感が心配であれば中にバスタオルを詰めるか、つぶして使うようにしましょう。

代用品を使ってアイロンをかけるコツ

代用品を使う場合は、通常のアイロンがけ以上に注意が必要です。安全にアイロンがけをするためにも、コツやポイントをしっかり押さえておきましょう。

普段のアイロンがけにも役立つので、覚えておくと便利です。

アイロン台 代用 コツ 注意点 霧吹き

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霧吹きを使って湿らせる

ワイシャツやハンカチなどのシワを伸ばすのであれば、アイロンをかける前に霧吹きを使って全体を湿らせておきましょう。特に、綿素材のアイテムはシワになりやすいので、ひと手間かけることで、シワ伸ばしがしやすくなります。

ただし、ぬらし過ぎてしまうと、乾かすために長時間アイロンを当てることになるので、吹き付ける量には注意が必要です。

また、新聞紙やダンボールを代用品として使う場合には、水分によってインクなどが色移りする可能性があります。水分によって、代用品の強度が失われることもあるので気を付けましょう。

必ず直線的に動かす

アイロンがけをする際には、直線的にアイロンを動かすことが基本です。カーブをつけ過ぎたり、円を描くように動かしたりすると、生地が伸びてしまいます。また、アイロンがけをしているにもかかわらず、新たなシワが付いてしまう原因にもなるでしょう。

衣類やハンカチなどは、縦糸と横糸で織られているのが一般的です。それぞれの糸の向きに沿ってアイロンがけをすれば、きれいに仕上がるでしょう。

蒸気や熱には細心の注意を払う

代用品はアイロンをかけるために作られたものではないため、熱や蒸気には十分に注意しましょう。

長時間使っていると机や床に熱が伝わり、素材を傷めてしまうこともあります。アイロンをかけている最中は、熱が伝わり過ぎていないか、こまめにチェックするのがポイントです。

また、霧吹きやスチーム機能などの水分は、紙素材の代用品にとっては大敵です。特に新聞紙やダンボールは、水分を含んでボロボロになるだけではなく、インクなどが衣類ににじんでしまう可能性もあります。新聞紙などの上でスチーム機能を使う必要がある場合には、タオルを多めに敷くなどの工夫をしましょう。

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