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【目次】
「衣類スチーマー」と「アイロン」の違いは?
大切な衣類のシワを伸ばす家電に「衣類スチーマー」があります。衣類スチーマーの特徴と「アイロン」との違いを理解しましょう。
手軽で簡単にシワを伸ばせる便利家電
衣類スチーマーは、衣類に蒸気を当てて、シワ取りができる便利な家電です。衣類をハンガーにかけたままアイロンがけができるため、アイロン台を出したり本体を温めたりする必要がなく、忙しい時間でもサッとシワが伸ばせます。
アイロンがけが難しいスーツやコートのほか、ニットなどの柔らかい衣類のシワ取りも可能で、ふんわり仕上げられるのが特徴です。製品によっては、脱臭や除菌などの機能を搭載しているものもあり、カーテンやソファ、ぬいぐるみを清潔に保てるでしょう。また、コンパクトサイズや折りたためる商品は、旅行や出張などの携帯に便利です。
「スチームアイロン」との違い
「衣類スチーマー」と似た家電に「スチームアイロン」があります。見た目も機能も似ているアイテムですが、使い方や仕上がりに違いがあるのです。「衣類スチーマー」は、衣類をハンガーにかけたまま、スチームの力でシワを伸ばします。手軽にシワを取ることができる反面、折り目をしっかりと付けたい衣類には不向きです。
一方、「スチームアイロン」はアイロン台を使用し、プレスしながらシワ伸ばしをするのが特徴です。ワイシャツやプリーツスカートといった、ハリが欲しい衣類や折り目をピシッと付けたい衣類に適しています。衣類や用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
おすすめのスチームアイロン6選|ササッとシワを伸ばせる逸品を厳選|Domani
衣類スチーマーの上手な選び方
「衣類スチーマー」の中にもさまざまな種類があります。商品によって特徴が異なるため、自分の使い方に合うものを選びましょう。チェックしておきたいポイントを紹介します。
用途に合ったタイプを選ぶ
衣類スチーマーは、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。
「スチーム専用の衣類スチーマー」は、スチームの力でシワを伸ばすため、カシミヤセーターなどデリケートな素材にも使えます。製品によっては、高温や強力なスチームを売りにしているものもあり、脱臭・除菌にも活用できるでしょう。
「コンパクトサイズのスチーマー」なら、旅行や出張にも持って行けます。ただし、プレス機能がないため、しっかり折り目を付けることはできません。
「プレス兼用の衣類スチーマー」は、シワ伸ばしとプレスの両方が可能な2wayタイプです。スチーム専用タイプと比べるとスチーム力は弱く、プレス面も狭いため専用品よりも時間がかかります。
衣類スチーマーの中でも「プレス中心タイプ」を選べば、比較的広い面でしっかりとプレスしながら、強力なスチームで折り目が付けられます。ただし、本体サイズが大きく、持ち運びがしにくかったり、スチーム力が強い分、立ち上がりに時間がかかりやすかったりするため、急いでいるときに使用するのは難しいでしょう。
スチーム量とタンク容量を確認する
商品によって「スチーム量」や「タンク容量」は異なります。衣類スチーマーは、噴射される蒸気と熱でシワを取るため、スチーム量が少ないと頑固なシワを伸ばせない可能性があります。選ぶ際は、1分間に噴射されるスチーム量や持続時間、スチーム穴の数を確認するとよいでしょう。
また、水を入れるタンクの大きさも重要なポイントです。衣類スチーマーは、基本的に衣服をハンガーにかけたまま、片手でスチーマーを持って作業します。本体の重さだけではなく、タンクに水を入れたときに、片手で持てる重さかどうかを確認しましょう。
衣類スチーマーのタンク容量は100~150mlのものが一般的なため、本体の重さに+0.1kgほど加わっても片手で持てるものなら安心です。
使いやすさもチェック
使いやすさに影響する「コードの有無」や「立ち上がりの時間」も事前にチェックしましょう。衣類スチーマーは、電気でタンク内の水を沸騰させるため、電源コードのある製品がほとんどです。しかし、コードがあることによって使える場所が限られたり、コードが作業の邪魔になったりすることも。
コードレスの衣類スチーマーは、持ち運びに便利でコンパクトに収納できる分、スチームの持続時間が短くなりがちです。コードがあるものは長い時間使用できるため、たくさんの衣類にスチームを当てる場合に適しています。
また、手軽に使いたいものだからこそ、立ち上がり時間が長すぎないことも大切なポイントです。立ち上がりが30秒前後で完了する製品なら、お出かけ前の忙しいタイミングでも、待ち時間が少なく使用できます。
スチーム専用のおすすめ衣類スチーマー
スチーム専用タイプは、強力なスチームで簡単にシワ伸ばしができます。おすすめのスチーム専用タイプを見ていきましょう。
大量スチームでシワを伸ばす「ティファール アクセススチーム プラス DT8100J0」
調理器具や生活家電を数多く展開する「ティファール」の衣類スチーマーです。立ち上がりが約40秒と早く、使いたいときにサッとシワを伸ばせます。
パワフルなスチームは、1分間に約20gを噴射し、シワの原因からしっかりとほぐしてくれる優れものです。繊維の奥までスチームを行き渡らせることで、きれいな仕上がりになるでしょう。
また、高温スチームにより、ウイルス除去や除菌効果も期待できます。布製のマスクや乳幼児の衣類、 頻繁に洗濯できないカーテンなどに利用するのもおすすめです。
商品名:ティファール アクセススチーム プラス DT8100J0
殺ダニや花粉対策にも活躍「コンエアー エクストリームスチーム ウルトラ GS-40J」
1分間に約22gと、業界トップレベルのスチーム量で、全米売り上げ1位を誇る衣類スチーマーです。
パワフルなスチームで、衣類だけでなく、自宅のカーテンやソファの消臭・殺ダニ・花粉対策にも使用できます。5段階でスチーム量を調整でき、デリケートな素材から厚手の素材まで、衣類に適したケアが可能です。
また、便利な「スマートタッチセンサー」を搭載しており、手を離すとスチームが止まる仕様のため、使うときだけスチームが噴射されます。消し忘れによるヤケドの心配がなく、子どもがいる家庭でも安心して使える商品です。
商品名:コンエアー エクストリームスチーム ウルトラ GS-40J
大きなシワに効果的「SteamOne 衣類スチーマー S-Nomad SN506SB」
シワを効率よく伸ばせる、フランス発の衣類スチーマーです。1分間に約15gのスチームを噴射し、「ノーマル」「エコ」の2モードで優しくシワ伸ばしができます。
付属している140mlのタンクのほか、ペットボトルを利用することも可能で、連続使用や持ち運びに便利です。
人間工学に基づいたデザインは片手でも持ちやすく、スチームを噴射するトリガー部分にロックをかければ、握り続ける必要がありません。手に負担がかからず、長時間使っても疲れにくいのがうれしいポイントです。
商品名:SteamOne 衣類スチーマー S-Nomad SN506SB
細菌を99.9パーセント除菌「ローラスター IGGI」
アイロンの世界的ブランド「ローラスター」の、除菌に特化した衣類スチーマーで。
独自のドライマイクロファインスチーム技術により、除菌効果の高い加圧式スチーマーの小型化に成功したモデル。衣類や布製品に付着するウイルスや細菌の除菌・殺ダニ・花粉除去・脱臭が、一台で完了します。
また、高圧でスチームすることで、繊維の中に細かな粒子が入り込み、衣類をふんわりと仕上げることもポイントです。
アイロンがけが難しいカシミヤ・ウール・シルク・レーヨンなどのデリケートな生地も、傷めずにお手入れできます。
商品名:ローラスター IGGI
プレス機能付きのおすすめ衣類スチーマー
プレス機能付きのスチーマーなら、ワイシャツやスーツといった折り目を付けたい衣服のお手入れも可能です。
プレスもできる衣類スチーマーのおすすめを紹介します。
どんな向きでもしっかり伸ばす「パナソニック 衣類スチーマー NI-FS770」
上下左右の全方向にアイロンがけができる、衣類スチーマーです。約19秒とスピーディーに立ち上がり、時間のない忙しい朝でも、すぐにシワ伸ばしができます。
特に、パワフルスチームの約4倍のスチーム量を瞬間的に噴射する「瞬間4倍パワフルスチーム」は、頑固なシワをサッと取り除き、消臭もできるので一石二鳥です。
かけ面がフラットになっているため、ワイシャツやハンカチなどのプレス仕上げにも利用でき、素材に合わせたお手入れができます。
商品名:パナソニック 衣類スチーマー NI-FS770
パワフルなスチームが魅力「日立 衣類スチーマー CSI-RX3」
通常のアイロンとしても使用できる、2way仕様の衣類スチーマーです。
ワンプッシュで1分間連続してスチームを噴射できるため、広範囲のシワ伸ばしもスムーズに行えます。
ダイヤ型のかけ面は持ち替えることなく全方向へ動かすことができ、手首への負担が少なく、長時間のアイロンがけでも疲れにくいでしょう。
角を使えば、ボタン周りなどの細かな部分をプレスすることも可能です。当て布が必要な素材には、付属のブラシアタッチメントを付ければテカリを防げます。
商品名:日立 衣類スチーマー CSI-RX3
安定のかけ心地「ティファール トゥイニー オートスチーム」
ハンドルの握りやすさと、安定感のあるヘッドが魅力の衣類スチーマーです。ハンガーにかけた衣類はスチームで、しっかりと折り目を付けたい衣類はアイロンと、2wayの使い方ができます。
1分間に約15gのスチームを噴射し、3倍ジェットスチームを使えば、コートなどの厚手の衣類のシワ伸ばしも可能です。
かけ面は耐久性に優れたセラミック製で、滑りがよく、快適にアイロンがけできます。
商品名:ティファール トゥイニー オートスチーム
細かいシワ取り力が抜群「東芝 コード付き衣類スチーマー La・Coo S TAS-M4」
約30秒で立ち上がるため、外出前でもスピードケアができる衣類スチーマーです。本体重量は約600gで、女性でも片手で使いやすい重さになっています。
1回あたりのスチーム量が約0.6mlと少なめですが、スチーム穴が4個あり、シワを伸ばすには十分なスペックです。
脱臭・スギ花粉・アレル物質対策の三つの効果があり、アイロンがけをすることで衣類を清潔に保つことができます。また、襟やボタン周りなどの細かい部分に対応できる「楽がけライン」があることもうれしいポイントです。
商品名:東芝 コード付き衣類スチーマー La・Coo S TAS-M4
軽量のおすすめ衣類スチーマー
軽量な衣類スチーマーなら、長時間の使用も付かれず、手への負担も軽減されます。持ち運びにも便利な軽量のおすすめ衣類スチーマーを紹介します。
折りたたんで持ち運べる「ティファール アクセススチーム ポケット DT3030J0」
ヘッド部分を折りたたむと約18cmのコンパクトサイズになる、衣類スチーマーです。本体重量は約800gと軽量で、スーツケースなどにも収まりがよいため、出張や旅行先でも衣類のケアができます。
また、シリーズ最短の約15秒で立ち上がることも魅力です。1分間に約13gを噴射するパワフルスチームが、繊維の奥まで浸透し、忙しい朝の時間でもしっかりシワを伸ばせます。
約5分間使用されないと電源がオフになる仕様なので、万が一スイッチを消し忘れてしまった際にも安全です。
商品名:ティファール アクセススチーム ポケット DT3030J0
コンパクトでもたっぷり使える「パナソニック 衣類スチーマー モバイル NI-MS100」
国内外の旅行先や出張先でも使用できる、手のひらサイズの衣類スチーマーです。本体重量は約640gと軽量で、ハンドル部分が折りたためるため、コンパクトに持ち運べます。
水漏れストッパー機能が付いており、スチーム穴に残った水で、カバンの中がぬれてしまう恐れもありません。
コンパクトながらショットスチームが可能で、衣類のシワ伸ばしはもちろん、食べ物やタバコなどの臭い取りにも便利に使えます。
オートボルテージ式の海外電圧に対応しているため、変圧器は不要です。
商品名:パナソニック 衣類スチーマー モバイル NI-MS100
コスパに優れたおすすめ衣類スチーマー
衣類スチーマーを使ってみたいけれど、高いものは手が届きにくいという人には、リーズナブルな価格の商品がおすすめです。
コスパに優れたおすすめの衣類スチーマーを紹介します。
手軽にプレスできる「ツインバード工業 ハンディーアイロン&スチーマー SA-4086」
お手頃な価格にもかかわらず、アイロンとしてもスチーマーとしても使用できる、2way仕様の衣類スチーマーです。面倒なアイロンがけも、用途に応じてスチーマーを使うことができれば、負担が軽減するでしょう。
毛ブラシと衣類ブラシのアタッチメントが付属しており、素材に合ったお手入れができます。
ワンプッシュで高温のスチームを噴射でき、シワだけでなく、汗やタバコの臭い消しにも効果的です。
商品名:ツインバード工業 ハンディーアイロン&スチーマー SA-4086
ソファやクッションにも使える「ティファール 2in1 スチームアンドプレス DV8630J1」
使い勝手のよいハンディータイプで、片手での操作やプレスも可能な衣類スチーマーです。
パワフルなジェットスチームによって、衣類のシワをしっかりと伸ばし、ソファやクッションなどの脱臭にも使えます。温度やスチーム量も調整できるため、素材に合ったケアができるでしょう。
タンクは取り外し可能で、シンクでも水を注ぎやすい構造になっています。
コードはの長さは約3mあり、使う場所を制限されにくく、いつでもどこでも手軽に使えるスチーマーです。
商品名:ティファール 2in1 スチームアンドプレス DV8630J1
立ち上がりの早さが優秀「石崎電機製作所 たっぷりスチーマー SSH-851S」
スピーディーな立ち上がりと、持ちやすいデザインが魅力の衣類スチーマーです。自立式のため、使用中はもちろん、使用後の置き場所にも困りません。
水平噴射距離が約80cmと強力なスチームが、素早く繊維の奥まで到達し、短時間でもしっかりとシワや臭いを取り除いてくれます。
タンク容量は約400ccと大容量で、たくさんの衣類や布製品のケアをしたいときにも、給水の手間がかかりません。
かけ面にはソフトスポンジ素材を採用し、ワイシャツやジャケットなどの生地を傷めず、優しいアイロンがけが可能です。
商品名:石崎電機製作所 たっぷりスチーマー SSH-851S
衣類スチーマーの正しい使い方
衣類スチーマーは、使い方にコツがあります。正しい使い方で、衣類をきれいに仕上げましょう。
アイロンマークに合わせて温度を調節
衣類スチーマーを使うときには、洗濯表示のアイロンマークを確認して、温度を調節しましょう。アイロンマークは、適切なアイロン温度を表示しているマークです。
アイロンのアイコンの中に、黒ポチが三つなら約200℃までの「高温」、二つは約150℃までの「中温」、一つは約110℃までの「低温」を、×印があればアイロンが当てられない素材であることを意味しています。
高温マークは、スチームを最大限活用できる素材です。頑固なシワが付いている生地は、蒸気で生地を内側から膨らませ、シワをしっかりと伸ばしましょう。
中温設定のマークは、熱によってテカリや傷みが出やすい素材です。長時間スチームを当てすぎないように、短時間でサッとお手入れしましょう。
低温マークには、スチームなしで仕上げる意味合いが含まれています。スチームは使わず、当て布をして、ドライアイロンで仕上げるのがベターです。
アイロンがけの手順
スチーマーを使った衣類のケアは、適切な手順で行いましょう。
≪準備するもの≫
・衣類スチーマー
・シワを伸ばしたい衣服
・ハンガー
≪衣類スチーマーの使い方≫
1. 洋服をハンガーにかける
2. 手の届く高さにハンガーが固定されるよう、セッティングする
3. 衣類スチーマーの電源を入れる
4. 洋服の端を優しく引っ張りながら、なでるようにスチームをかける
(洋服から少し浮かせて、10cmの範囲を3秒かけて動かすスピードで)
衣類に直接かけ面を当ててスチームを噴射すると、毛玉の原因になることがあります。最初は10cmほど離し、徐々に近づけて3~5cmほどの距離を保つのがおすすめです。
シワを伸ばしたい部分は軽く引っ張ってスチームを当てますが、ふんわり仕上げたい部分には、アイロン用のミトンを使うのもよいでしょう。
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