そもそも楽しいとは?
そもそも「楽しい」とはどういうことなのでしょうか。「楽しい」という感覚は、ほとんどの人に物心ついたころから備わっていて、改めて問われると、回答に困ってしまうのではないでしょうか。
「楽しい」というのは、「喜怒哀楽」という言葉でもわかるように、人間の持つ基本的な感情のひとつです。「喜怒哀楽」のそれぞれの漢字は、「喜び」「怒り」「哀しみ」「楽しみ」を意味しています。場合によっては、「喜び」は「慶び」、「哀しみ」は「悲しみ」と、違う漢字で表されるように、「楽しみ」にも「愉しみ」というもう一つの漢字が存在します。この「楽しい」と「愉しい」の違いはどういったものなのでしょうか。
「楽しい」は、「毎日を楽しく過ごす」という例でもわかるように、すでに存在するものや与えられたものに対して使われます。一方「愉しむ」「愉しみ」などによく使われる「愉」という文字を使うと、自分の感情や気持ちで感じる意味合いが強くなり、自分の意識や感情次第でコントロールできるものと言えます。
実は「人生が楽しい」と感じる人は、自分の意識や感情を上手くコントロールしていたり、独自の哲学を持っていて、この「楽しい」が「愉しい」である場合が多いのです。これは、面白いことに、心理学として知っている場合の他、人生経験から本能的に感じている人もいるんだとか。
【質問】あなたは「人生が楽しい」と感じますか?
あなたは、人生を楽しいと感じていますか?女性100人にリサーチしてみました。
・はい…54.2%
・いいえ…45.8%
※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
「はい」が54.2%と若干多い結果となりました。人生を楽しいと感じられている人たちは、なぜそう思えるのでしょうか。理由も教えていただきました。
「はい」の理由
・こどもが生まれ、一緒に楽しめる事が増えた (40代・神奈川県)
・夫と出会ったからです!夫以上に相性のいい人はいないので、これからも一緒に人生を楽しみたいです。 (30代・東京都)
・自分のことを大切にしてくれる人、自分が大切にしたいと思う人を大切にすればいいと思えた時から、嫌いな人の事や悩みがどうでもよくなり人生が楽しいと思えるようになった。 (30代・神奈川県)
・美味しいものを食べたときや、旅行したり、友達と飲みに行ったり、楽しく過ごせたら人生楽しいと思える。 (40代・北海道)
人生を楽しむ方法とは?
それでは早速「人生を楽しむ方法」の一部を紹介しましょう。「楽しむ」よりも、上記で説明した「愉しむ」と考えたほうが、受け入れやすいかもしれませんね。一度試してみてください。
小さなことに目を向ける
「人生が楽しい」という人を羨ましく思っている人もいるかもしれませんが、特別ハッピーなことが「人生が楽しい」という人たちに毎日訪れているわけではありません。まずは、むやみやたらと他人を羨んだり、自分の不運や不幸を嘆くことを今すぐやめましょう。
「人生が楽しい」という人は、小さな出来事にも目を向け、その中で小さな幸せを見つけています。また、自分の心の持ち方で、楽しく過ごせる方法を知っているのです。
好きなものに触れる
好きなものに触れることも有効です。お花が好きならガーデニングをしてみたり、通勤の帰りにフラワーショップや園芸店に立ち寄ってみるのもいいでしょう。音楽が好きなら音楽を、身体が動かすことが好きならジョギングやお散歩もいいですね。
好きなことに触れる時間が、「人生が楽しい」と感じるようになる、大きなきっかけになります。