始末書とはミスの内容と反省を紙に記した書類のこと
始末書(読み方:しまつしょ)とは、仕事において失敗をしたときに提出する書類のことです。失敗の内容とそれに対する反省を記し、然るべき担当者に渡します。
業務を行う上で、思わぬミスをしてしまうことは誰にでもあるでしょう。また、不可抗力でミスを犯してしまうこともあります。始末書を求められるケースは意外に多いので、書き方について理解しておく必要があるでしょう。
顛末書との違い
顛末書(読み方:てんまつしょ)とは、ミスが起こった状況について記載する書類です。例えばコピー機の不具合で、クライアントとの会議までに書類を作成できなかったとしましょう。
パワーポイントなどを使って無事に会議は済んだとしても、書類の不備について後で上司に顛末書の提出を求められることがあります。この場合であれば、コピー機に不具合が生じたことや他部署のコピー機を使用できなかった理由、前日までに書類を作成しなかった事情などをまとめて、顛末書として提出できるでしょう。
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反省文との違い
反省文とは、ミスが起こったことに対してどのような改善ができるのかについて記す書類のことです。コピー機の不具合で書類を作成できなかった場合であれば、前日までに書類を作成しておけば良かった、他部署のコピー機を利用するべきであったなどを改善点として記載することができるでしょう。
つまり始末書は、顛末書と反省文を合わせた書類ということです。ミスが起こった状況を客観的に記載し、どう行動できたのか、どうしたらミスが起こらなかったのかを丁寧に記して提出しましょう。
【シチュエーション別】始末書の例文
始末書を記載するシチュエーションはたくさんあります。例えば以下のケースでは、始末書の提出を求められることがあるかもしれません。
・遅刻や欠勤をした
・不注意により事故を起こした
・貸与物などを紛失
・パワハラなど社内の規則に違反した
・取引先に迷惑をかけた
・顧客からクレームを受けた
・部下に不祥事があった
それぞれのシチュエーションにおいて、どのような始末書を作成できるのか具体的な例文をご紹介します。