同窓会には行く派?行かない派?
大人数のもの、3〜4人で行うもの、オンラインと、同窓会の形はさまざまですが、同窓会を楽しみにしている人もいれば、そうでない人もいます。参加したくないのに何となく出席しなければいけない空気になっていて、悩んでいる人もいるはず。行かない派の人は、どのくらいいるのでしょうか。
行かない派は意外と多い
年齢を重ねるにつれ、同窓会へ行かない人は増える傾向が見られます。仕事や育児で忙しく時間を取れない場合や、過去よりも「現在の人付き合い」を大切にしたい場合もあるでしょう。
絶対に参加しなければならないというルールはないため、たとえ同窓会に参加しない理由がなかったとしても、特別魅力を感じられない場合にはさまざまな口実を作って断ることもできます。現代ではSNSで同級生の動向を知れることもあり、同窓会へ行っても新しい刺激がないと感じる人は、不参加を選択しています。
同窓会に行かない人の理由とは?
同窓会に絶対に参加するという人もいる一方で、参加しない人もいます。中には、近場やオンラインで開催されても、一度も顔を出したことがないという人もいるでしょう。
「同窓会が楽しみで仕方がない」という人は、参加しない人の気持ちをうまく理解できないかもしれません。どのような理由で参加しない人が多いのか、見ていきましょう。
自信がない
同窓会に参加すると、どうしても「近況」を話す機会があります。久しぶりに会ったもの同士が顔を合わせれば、近況を尋ねない方が不自然という見方もできます。今の自分に自信が持てない場合は、人に自分の話をしたくないと感じる人もいるのです。
周囲の同級生が結婚して子どもがいる場合、独身の人は自分と比較して寂しくなることもありますし、仕事でうまくいっていない人は、成功している友人をうらやましいと感じて、その場にいることが苦痛に感じる場合があります。
外見上、学生時代よりも太ったなどの変化がある場合も、昔の自分と比べて自信が持てないと感じてしまう一因になります。時間がたてば状況や外見が変わることは、よくあることです。
本来、それほど気にしなくてもよいはずですが、今の自分に劣等感があり比較されるのではないかと考えてしまう人は、同窓会で周囲にどう思われるかが気になりやすく、参加するのが嫌になりやすいのでしょう。
面倒に感じてしまう
仕事や趣味などが充実している場合は、同窓会に時間を割くメリットを感じられず、面倒だと感じてしまうことも。長年、会っていない友人と何を話したらよいか分からず、気を遣い合うことが億劫だと思う人もいるでしょう。
学生時代の人付き合いの仕方は、さまざまです。学校外の友達と仲良くすることが多かったり、大人になってから築いた友達との方が仲が良かったりする場合もあります。同級生が多い場合には、全ての人と等しく仲が良かったということは少ないでしょう。中には、あまり喋ったことがなく、印象に残っていない人もいるはずです。
“印象に残っていない人々”と会って話すことを、面倒だと思うケースは少なくありません。同じクラスの中で、特に親しい友達がいなかった人にとっては、わざわざ会いたいと思えないこともあります。
会いたくない人がいる
学生時代に学校になじめなかった人や、人間関係でつらい思いをしていた人もいるでしょう。学生時代に苦手意識を抱いていた友人に、時間が経ってからまた会いたいと思う人は少数派のはずです。当時の嫌な記憶をよみがえらせたいと思う人は、まずいません。同窓会で顔を合わせたくない人がいる場合は、行かないことを選択するのは自然なことです。
ケンカ別れした人がいる場合も、顔を合わせるのをためらうことがあります。同級生と結婚したものの夫婦生活がうまくいっていない場合や、離婚した場合なども、顔を合わせるのが気まずいと感じて行きたくなくなるでしょう。
他にもこんな意見が
同窓会に行かない人の多くが、同級生との再会に対しネガティブな感情を抱いていますが、他にも行きたくなくなる理由はあります。どんな意見が多いのか見ていきましょう。
以前参加してつまらなかった
年齢が若い人の場合は、初めて同窓会に参加するというケースもありますが、年齢を重ねると、同窓会を何度も経験するようになります。最初のうちは新鮮さを感じても、回を重ねるにつれて参加する意味を見出せなくなってくることがあります。以前、同窓会に参加して面白くなかった場合には、2回目以降の参加をためらう人は意外と多いのです。
同窓会に楽しい思い出がある人は2回目以降も積極的に参加しますが、つまらなかった経験があると、時間やお金を無駄にすることだと参加に消極的になります。
また、久しぶりに同窓生に会って自信をなくしたり、落ち込むことを避け、学生時代を「美しい思い出にしておきたい」という理由で参加しない選択をする場合もあります。
親しい人とは普段会える
卒業して時間が経っていたとしても、仲が良い人とだけは連絡を取り合っている人は多いでしょう。「学生時代に仲が良かった友人たちと頻繁に会っている」場合は、あえて同窓会に参加する意義を感じられないという人もいます。
当時は接点が少なかったものの、久しぶりに会話すると意外な共通点や発見がある人もいるかもしれませんが、その期待よりも参加したくない気持ちが勝れば、現状のままでよいという判断になるのです。
部活やサークル活動などで、同じ学年ではない人や違うクラスの人との付き合いが多かった場合も、仲良くしていた人々に会えるわけではないので、意味がないと感じるでしょう。