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2021.11.02

【ご確認の上】の正しい意味は?ビジネスシーンでの使い方も解説

 

「ご確認の上」は、「確認をしたあと」という意味で使われ、ひらがなで「ご確認のうえ」とするのが正しい表記です。また、ご確認の上は、尊敬語であるため職場の上司に対しても使えます。「ご確認の程」との違いや使い方、例文、類似表現についてご紹介します。

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「ご確認の上」という言葉の基本情報を確認しておこう

ご確認の上という言葉を使ううえで知っておくべきことは、以下の3点です。

・「ご確認の上」は「確認したあとに」という意味
・ひらがなで「ご確認のうえ」とするのが正しい表記
・「ご確認の上」は目上の相手にも使える尊敬語

ご確認の上

ご確認の上はビジネスではよく使われている言葉でもあるため、意味や表記、使い方を理解した上で使えるようにしましょう。

「ご確認の上」は「確認したあとに」という意味

ご確認の上は、「確認したあとに」という意味です。ご確認の上という言葉を分解すると、以下のようになります。

・ご:敬語として言葉の前につける表現
・確認:はっきり確かめること
・の上:~したのち、~した結果

それぞれのパーツは上記のような意味を持っており、これらを組み合わせると確認した後にという意味になるのです。つまりご確認の上は、はっきり確かめたのちに行動してほしい時に使います。

ひらがなで「ご確認のうえ」とするのが正しい表記

ご確認の上は、ひらがなで「ご確認のうえ」とするのが正しい表記です。漢字で「上」と表記するのは、「棚の上」「テーブルの上」など物理的な上下を表す時。一方、ご確認のうえの「うえ」は補助動詞であるため、ひらがなで表記するのが正しいのです。

ただし、現在はどちらを使用しても間違いではありません。では、なぜ漢字とひらがな2つの表記があるのかというと、「見た目」と「誤読防止」のためだと考えられます。文字がたくさん書かれている文書の中で、さらに漢字が続くと読みづらくなるため、あえてひらがなで表記するケースがあります。

逆に、ひらがなが続くことで読みづらさを感じる場合は漢字を使用しても問題ないでしょう。状況に応じて使い分けることをおすすめします。

「ご確認の上」は目上の相手にも使える尊敬語

ご確認の上は、目上の相手にも使える尊敬語です。なぜなら、接頭語の「ご」は尊敬語・謙譲語・丁寧語のうちどの意味でも使えるからです。例えば、上司にある資料を確認したあとで何か行動をして欲しい場合にも問題なく使えます。

ちなみに、尊敬の意味を表す接頭語には「ご」と「お」がありますが、これらの違いはつける言葉が漢語であるか和語であるかです。したがって、確認は音読みをする漢語であるため、接頭語には「ご」を使います

【いらっしゃる】はさまざまな意味を持つ尊敬語。例文や類語を詳しく紹介

ご確認の上を使った例文を2つご紹介

ご確認の上は、依頼をする際に「ご確認の上~してください」の形で用いられるケースが多いです。例えば以下のような例文があげられます。

ご確認の上

・ご確認の上、ご返信いただきたく存じます
・ご確認の上、ご返信ください
・ご確認の上、ご査収いただきたく存じます
・ご確認の上、ご査収ください
・ご確認の上、ご承認ください
・ご確認の上、訂正/修正ください
・ご確認の上、ご記入ください

今回のコラムではこれらのうち、「ご確認の上ご返信いただきたく存じます」と「ご確認の上ご査収いただきたく存じます」の2つについて解説します。

1.ご確認の上ご返信いただきたく存じます

ご確認の上ご返信いただきたく存じますは、「確認をした上で返信をしてほしい」とお願いする場面で使います。特に内容に間違いがないか、わからないことがないかを確認する時などに使うことが多いです。

例えば、上司に会議などで使用する資料をメールで確認してもらった上でフィードバックが欲しい場合は、「資料を添付いたしましたので、ご確認の上ご返信いただきたく存じます」のようにお願いをします。

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