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2021.10.14

【いらっしゃる】はさまざまな意味を持つ尊敬語。例文や類語を詳しく紹介

「いらっしゃる」とは、「行く」「来る」「居る」などの尊敬語です。さまざまな意味を持つため、正確な意味は文脈のなかで判断しなければなりません。また、類語との使い分けも大切です。本記事では、「いらっしゃる」の類語表現や例文を紹介します。

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【目次】
「いらっしゃる」の意味とは?
「いらっしゃる」の例文
「いらっしゃる」の類語
「いらっしゃる」は意味を正確に読み取ろう

「いらっしゃる」の意味とは?

「いらっしゃる」は、「行く」「来る」「居る」など、複数の言葉の尊敬語で使われます。飲食店などで使われる「いらっしゃいませ」が馴染深い言葉ですが、「いらっしゃいませ」は丁寧の助動詞「ます」の命令形がついたものです。

「いらっしゃる」は解釈によっては別の意味に捉えてしまう場合もあるため、前後の文脈から判断する必要があります。ここでは「いらっしゃる」の意味や例文を紹介しますので、実際に判断するときの参考にしてみてください。

■「入らせらる」が語源の尊敬語

「いらっしゃる」は、「入らせらる」という言葉が語源です。そのため、「居らっしゃる」と書くのは正しくありません。「入らせらる」には、「お入りになる」という意味があります。

また、「いらっしゃる」は相手を立てるときに使う尊敬語であり、自分がへりくだる表現の謙譲語ではありません。使い方を間違えないように注意しましょう。

■意味は文脈で判断する

「いらっしゃる」には「行く」「来る」「居る」の尊敬語です。また、補助動詞「ある」「いる」の尊敬語としても使われます。いくつもの意味を含むため、正確に把握するには文脈で判断しなければなりません。

例えばこちらへ「来る」という意味で使う場合、到着する場所を示さなければどこかへ「行く」という意味にも捉えられます。勘違いを生みやすいため、「いらっしゃる」を使うときは前後の言葉を省かないことが大切です。

■「おられる」との違い

「いらっしゃる」と似た言葉に「おられる」があります。「おられる」は「居る」に助動詞の「れる」をつけた言葉で、「いらっしゃる」と同じ尊敬語です。「居る」の意味での「いらっしゃる」の類語ともいえるでしょう。例文は、次の通りです。

・お客様は応接室におられます。
・事務所におられるのを見かけました。

「いらっしゃる」の曖昧さを避けたい場合は、「おられる」を代用するのもよいでしょう。

「いらっしゃる」の例文

「いらっしゃる」はいくつもの意味があるため、実際の使い方を例文で確認しておきましょう。使い方のポイントは、正しい助詞を使って目的となる言葉を添えることです。特に「行く」「来る」「居る」は曖昧に使うと正反対の意味になりかねません。

いらっしゃる

なお、補助動詞「ある」「いる」の尊敬語として使う場合は、より高い敬意を表す表現になります。

■「行く」「来る」「居る」の意味で使う場合

「行く」という意味の例文は以下の通りです

・どちらへいらっしゃいますか?
・昨日は大阪までいらっしゃったようですね。
・セミナーは来月に予定しております。ぜひご一緒にいらっしゃいませんか。
・お伝えしたいことがございますので、受付までいらしてください。

「いく」という意味を正確に伝えるため、行き先などを表す言葉を添えることがポイントです。「行く」ことを先方に依頼する場合は、「いらしてください」という形に変えることも多いでしょう。

「来る」の意味の例文は次のようになります

・社長がこちらまでいらっしゃいます。
・イギリスから時間をかけていらっしゃいました。
・先ほど連絡があり、明日の10時にいらっしゃるとのことです。

こちらも他の意味と間違えないため、出発する場所や到着先などを付け加えることが大切です。

「居る」の意味は以下の通りです

・〇〇様はいらっしゃいますか?
・社長がここにいらっしゃると心強いです。
・どうぞ、その場所にいらっしゃってください。

意味が伝わりにくい場合は、「おられる」を使うのもよいでしょう。

■「ある」「いる」の意味で使う場合

「いらっしゃる」を補助動詞「ある」「いる」の尊敬語として使う例文は、以下の通りです。

・お客様は大変喜んでいらっしゃいました。
・いつもお美しくていらっしゃる。
・あそこに座っていらっしゃるのが先生です。
・いつまでもお元気でいらっしゃいますね。

形容詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形、もしくは形容動詞の連用形に添えて使います。

「いらっしゃる」の類語

「いらっしゃる」には類語もあり、文脈から誤解を受けやすい場合は類語を使うのもよいでしょう。「行く」の意味での類語表現は「行かれる」「おいでになる」があり、「来る」では「おいでになる」「お見えになる」「お越しになる」があげられます。「居る」の意味での類語は「おいでになる」「おられる」です。

いらっしゃる

ここでは、「おいでになる」と「お越しになる」について紹介します。

■おいでになる

「おいでになる」は「行く」「来る」「居る」の意味すべての類語になります。「いらっしゃる」よりも敬う意味合いが強く、より敬意を表したいときなどに使われる言葉です。例文を紹介しましょう。

・お客様はまもなくこちらへおいでになります。
・発表会にはもうおいでになりましたか?
・社長は本日、会社においでになります。

■お越しになる

「お越しになる」は「行く」の意味にも使いますが、「来る」の意味で使うケースが多くなります。「いらっしゃる」よりも来ることがわかりやすく、来てもらうということを強調する表現にもなるでしょう。例文を紹介します。

・披露宴は11時から始まりますので、ぜひ皆様でお越しください。
・本日はお寒いなか、お越しくださいましてありがとうございます。
・明日まで展示しておりますので、ぜひお越しくださいませ。

「いらっしゃる」は意味を正確に読み取ろう

「いらっしゃる」はいくつもの意味を持つ尊敬語です。他の意味と勘違いしないために、文脈で読み取らなければなりません。「いらっしゃる」を使う場合も誤解されないよう、目的となる言葉を添えることが大切です。類語表現もさまざまあるため、場面ごとに使い分けてみてください。「いらっしゃる」の使い方を把握し、ビジネスシーンで正しく使いましょう。

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