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2021.10.12

実は誤解を招く恐れがある!? 〝退社〟の正しい意味とは

〝退社〟と聞くと、既に業務を終えて会社から出たという意味を想像する方が多いのでは?ですが、退社は、会社を辞めたという意味でも使用されるので、誤解を招く恐れもあります。今回は「退社」の正しい意味や、ビジネスで使用する際の注意点などをご紹介します。

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【目次】
「退社」の意味とは?
使い⽅を例⽂でチェック
「退社」挨拶の返答の仕方
類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?
英語表現とは?
最後に

「退社」の意味とは?

オフィスで電話を受けた時に、その電話が既に帰宅した社員宛だった場合、あなたはどのように伝えますか?「〇〇は退社しました」と伝えるのは正しいのですが、実は誤解を招く恐れがあります。以下で「退社」の意味と、オフィスで使う際の注意点を解説します。

意味

「退社」には二つの意味があります。一つは、既に業務を終えて会社から出たという意味。先に仕事を終えて帰った社員宛の電話対応などでよく使われる、「〇〇は退社しました」の「退社」です。もう一つは、会社を辞めたという意味で使われる「退社」です。

「退社」は、「退く(しりぞく)」と会社の「社」という言葉で成り立っています。そのために、会社での業務を終えて退いた(帰った)という意味の「退社」と、在籍していた会社を退いた(辞めた)という意味の「退社」が存在するのです。

ビジネス等で使う時の注意点

退社
二つの意味がある「退社」という言葉。ビジネスで使用する場合は注意が必要です。「業務を終えて帰った」という意味で「退社」という言葉を使った場合でも、相手が「退職した」という意味で受け取られることも。

一般的には会社を辞めた場合は「退職」という言葉が使われますが、「退社」という言葉を使う人もいるので、相手の立場に立って、誰に対しても明確に伝わるように心がけましょう。

例えば、既に業務を終えて会社を出た社員宛に電話がかかってきた場合。「〇〇は退社しました」だけでは、業務を終えて帰ったのか、退職したのか判断がつきません。相手が聞き返してくれたらその場で誤解が解けますが、もし相手が疑問を持たず「退職」という意味に受け取ってしまったら、誤解を与えたままになってしまいます。

その日の業務を終えて会社を出たという意味で「退社」という言葉を使うなら、「〇〇は本日は退社いたしました」や、「〇〇は本日は失礼させていただきました」などと伝えると、退職の意味を持つ「退社」との違いが明確になり、誤解が生じることもないでしょう。

また、退職した意味で「退社」という言葉を使いたい場合は、「〇〇は△月△日付けで退社いたしました」というように、日付などを付け加えて、退職したということを明確ですね。

使い⽅を例⽂でチェック

退社
上記で説明した例も含め、もう少し詳しく例文を見ていきましょう。

1:〇〇は本日は「退社」いたしましたので、明日の対応でよろしければ伝言をお預かりします

この「退社」は、業務を終えてもう会社を出たという意味の「退社」です。「〇〇は退社しました」では退職したと誤解を招く恐れがあるので、「本日は」と付け加えるといいでしょう。更に、「明日の対応でよろしければ」と前置きをして、伝言を預かる姿勢を見せると親切ですね。

2:「退社」するにあたり、引継ぎ資料を作成します

ここでの「退社」は、退職という意味で使われています。一般的に、会社を辞める場合は「退職」という言葉が使われますが、「退社」もよく使われる言葉です。

3:〇月〇日をもちまして、「退社」することとなりました

取引先の担当者などに、会社を辞めることをメールで知らせる場合のフレーズです。「〇〇様にはお世話になり~」、「これまで何かとお力添えをいただき~」などと、感謝の言葉を続けるといいでしょう。また、相手に安心感を与えるために、後任に関しても明記しておきましょう。

「退社」挨拶の返答の仕方

退社
もし「退社」の挨拶のメールを受け取った場合は、どのように返答すればいいのかも知りたいところですよね。

もし取引先の担当者から「退社」の挨拶メールを受け取ったなら、これまでのお礼を述べ、今後の会社の発展と、その担当者の新しい環境での活躍を祈る内容を添えるのがマナーです。「退社」の挨拶のメールの返信で、興味本位にあれこれとプライベートなことを聞かないように注意しましょう。最後のやり取りでその人の印象が決まることもあります。転職先の会社で新たな担当者として顔を合わせる可能性もありますので、スマートな挨拶を心がけて、好印象を残すようにしましょう。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

退社
「退社」の類語についてもチェックしておきましょう。

1:「退職」

「退職」は、会社を辞めたという意味で使われる「退社」の類語です。会社を辞めたという意味で履歴書に書くなら、「退社」ではなく「退職」を使いましょう。

2:「退勤」

「退勤」は、既に業務を終えて会社を出たという意味で使われる「退社」の類語ですが、電話対応で使われる言葉ではありません。「退勤」は、一般的に勤怠管理で使われる言葉です。

3:「離職」

「離職」という言葉は、「離れる」と「職」という言葉から成り立ちます。職から離れるという意味となり、会社を辞める場合の「退社」と近い意味を持ちます。「離職」も、電話対応で使われる言葉ではありません。どちらかというと、ハローワークや人事部門、派遣企業などで使われる言葉です。

英語表現とは?

二つの意味の「退社」に関する英語表現も紹介しておきます。

1:「I’m quitting my job.」

会社を辞めるという意味の「退社」の英語表現です。「I’m going to quit my job.」 や「I quit my job.」という表現も使えます。日本人は会社に対する帰属意識が強いので、「会社を辞めます」となりますが、英語では「company」は使わず「job」を使い、「仕事を辞めます」になるのが興味深いですね。

2:「She just left to go home.」

「彼女はたった今退社した」という意味で、業務を終えて会社を出たという意味の「退社」を意味する英語表現です。

最後に

電話口の相手に「退社」という言葉を使う場合は、どちらの「退社」の意味なのかを、補助となる言葉を添えて明確に伝えることがポイントです。「退社」の持つ二つの意味をよく理解して、誤解を与えないスマートな使い方を身につけましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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