簡易加湿器のメリット
「部屋全体を加湿する加湿器を持っているのに、わざわざ簡易加湿器を導入する必要があるの？」と疑問に思われる人もいるかもしれません。しかし簡易加湿器には、一般的な加湿器にはないメリットがあります。
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範囲を限定して使える
簡易加湿器は、特定の範囲のみを加湿したいときに重宝します。オフィスを加湿する場合、水分を隅々まで届けるには、大掛かりな加湿器が必要です。しかし簡易加湿器なら、自分のデスク周辺だけを手軽に加湿できます。
また家庭においても、まるごと加湿できない部屋の湿度をコントロールするのに簡易加湿器が力を発揮します。例えば、ギターを始めとする湿気に弱い木製の楽器が置いてある部屋は、部屋全体を加湿する一般的な加湿器の使用が難しい場所です。加湿器の周囲のみ湿度を上げる簡易加湿器なら、湿気に弱い楽器や家電が置いてある部屋でも、加湿による不具合を気にせず使用できます。
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お手入れが簡単なものが多い
部屋全体を加湿する加湿器にはない簡易加湿器のメリットとして、お手入れの手軽さがあります。一般的な加湿器と比べ簡易加湿器は、作りがシンプルだからです。
一般的な加湿器の場合、作動と共にフィルターに水あかがたまっていきます。水あかは放置するとカビの原因になるため、定期的に洗浄する必要があります。
一方で簡易加湿器は、タイプによって掃除方法は異なりますが、平均して一般的な加湿器よりもお手入れが簡単です。例えば、ペットボトルタイプの簡易加湿器であれば、こまめに水を交換したり、吹き出し口の周辺を掃除したりするだけでお手入れが完了します。
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簡易加湿器の種類や選び方
簡易加湿器は加湿方式や電源方式の違いにより、いくつかの種類に分類が可能です。種類ごとの特徴や使用シーンに合わせた選び方を解説します。
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加湿方式
簡易加湿器の加湿方式は、「超音波式」「自然気化式」「スチーム式」の3種類に分けられます。主流は、熱を発生させない超音波式と自然気化式です。
超音波式は、超音波の振動で水を細かい粒子に変えて噴霧する方式で、電気代が低く抑えられるという特長を持っています。
自然気化式は、紙や素焼きの陶器などに含ませた水分を自然蒸発させ、加湿する方式。電気代が全くかからないのがメリットです。また、空気中の湿度に合わせて水分を放出するため、過剰加湿を防げます。
スチーム式は、加熱した水で蒸気を上げて加湿する方式です。他の方式と比べパワフルなので、スイッチを入れてすぐに加湿したい人におすすめです。
使う場所の広さ
簡易加湿器を選ぶときは、湿度をコントロールしたい場所の広さを基準にします。加湿できる範囲の広さは、加湿器のタンクの容量で決まります。
簡易加湿器でもできるだけ広範囲を加湿したい人は、ペットボトルタイプの超音波式加湿器を選びましょう。500mlの大きなペットボトルを接続できるタイプを選べば、広い範囲をしっかりと加湿できます。
加湿器の周囲から限られた範囲のみを加湿したいなら、電気を使わない自然気化式を選びましょう。自然気化式の加湿器は、加湿器の周囲の湿度をコントロールしてくれます。
付加機能や手入れのしやすさ
簡易加湿器を選ぶときは、加湿以外のプラスアルファの機能にも注目しましょう。加湿器の付加機能として代表的なのが、アロマ機能です。アロマ機能が付いている加湿器なら、アロマオイルを併用することでアロマディフューザーとしても活躍します。デスクで使用するならレモングラスやペパーミントなど、集中力を高める香りがおすすめです。
また、お手入れのしやすさもチェックしておきましょう。一般的な加湿器より掃除が簡単な簡易加湿器も、加湿方式や形状の違いにより、お手入れのしやすさに差が生まれます。
スチーム式は、雑菌が繁殖しづらい仕組みになっているのが特徴です。水を加熱して発生させた蒸気を使い、空気を加湿するからです。そのため、スチーム式のお手入れ頻度は、他の加湿方式の加湿器よりも少なくなります。一方で超音波式の加湿器は、水中に雑菌が繁殖してしまうとその雑菌ごと水分を空気中に放出してしまうので、頻繁な水の交換や掃除が必要です。
電源方式
簡易加湿器の電源方式は、「コンセント式」「USB式」「乾電池式」の3種類に分けられます。
コンセント式は、自宅の仕事部屋やベッドルームで使う際におすすめです。自由に電源が使える場所なら、加湿器を接続するコンセントに困りません。
オフィスやコワーキングスペースなどで使用するなら、パソコンから給電できるUSB式を選びましょう。自由に使えるコンセントがない場所では 、USB式が重宝します。
乾電池式は、電源が必要ないので、外出先でも手軽に使用できます。設置した場所の周辺だけを加湿したい人におすすめです。
ミストが出ない自然気化式の簡易加湿器
自然気化式なら、給電方法がない場所でも手軽に加湿が可能です。ここでは自然気化式のおすすめ商品を紹介します。
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丸栄日産「URUU（ウルウ）ペーパー加湿器」
まるで花や樹木が生えたような見た目がかわいい、ペーパー加湿器です。付属のカップにペーパーを折りたたんで差し、水を入れるだけでセッティングが完了します。付属のカップに入る水の目安は、150mlです。水にアロマエッセンスを数滴垂らせば、アロマディフューザーに早変わりします。
デザインは、りんごが実る「アップルグリーン」と「アップルレッド」、 カラフルな花が印象的な「ビオラ」、シロツメクサがキュートな「クローバー」の4種類です。それぞれのデザインには、青い蝶やてんとう虫などのラッキーモチーフが描かれています。
商品名：丸栄日産 URUU（ウルウ）ペーパー加湿器
丸健製陶「スウセラ 加湿器 雲」
美濃焼でできた自然気化式の加湿器です。水を注いだカップに陶器でできた雲を差し込むだけでセットが完了し、空気中に水分を放出します。
雲部分に使われているのは、微細な穴が無数に開いている超多孔質の陶器。ただコップ一杯の水を置くよりも、約20倍もの水分を蒸発させてくれます。付属のカップにはしずく模様がプリントされていて、陶器の雲をセットすると、まるで雲から雨が落ちているような見た目になります。
本体の汚れが気になる場合は、洗剤を使って洗浄が可能です。頑固な汚れには漂白剤も使えるので、いつでも清潔に使用できます。
商品名：丸健製陶 スウセラ 加湿器 雲
&NE「ポタリー加湿器 NDL-072」
真っ白な見た目が洗練された印象の、陶器製の自然気化式加湿器です。陶器でできた素焼きのポットに水を注ぐと、ポットが水を吸収し、ゆっくりと水分を蒸発させます。
ポットに注げる水の容量は、約100mlです。デザインは「スター」「カフェ」「ハウス」の3種類があります。コンパクトな作りで稼働音がしないので、デスクに置いても邪魔になりません。
商品名：&NE ポタリー加湿器 NDL-072
「超音波式」や「スチーム式」の簡易加湿器
空間をパワフルに加湿したい人は、超音波式やスチーム式の加湿器を選びましょう。ここでは、超音波式やスチーム式のおすすめ商品を紹介します。
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トップランド「ペットボトル加湿器キューブ SH-CB35」
ペットボトルに取り付けるタイプの超音波式加湿器です。ペットボトルの口部分に取り付けた本体が、水を細かい粒子に変えて加湿します。本体が蓋になっており、転倒しても水がこぼれにくいのが特長です。そのため、デスクまわりでも利用しやすいでしょう。
給電方法はUSB式で、ケーブルの長さは約80cmです。8時間で加湿を終了する自動オフ機能が付いているので、うっかり消し忘れても過剰加湿を回避できます。
加湿できる時間は500mlのペットボトルで約10時間、350mlで約7時間、280mlで約5時間となっています。
商品名：トップランド ペットボトル加湿器キューブ SH-CB35
スケーター「スティック付 ダイカットミスト加湿器 ねこっと STST1D」
黒猫のデザインがキュートな、スティック型の超音波式加湿器です。長さの違う給水スティックがそれぞれ2本ずつ付属しており、長いスティックは500mlのペットボトルに、短いスティックは350mlのペットボトルやマグカップに対応しています。
給電方式はUSB式で、ケーブルの長さは約1mです。別売りのACアダプターを利用すれば、コンセントにつないで使用することも可能です。
自動オフ機能が搭載されており、約4時間で加湿を終了します。持ち運びに便利な収納ポーチ付きです。
商品名：スケーター スティック付 ダイカットミスト加湿器 ねこっと STST1D
山善「ペットボトル式加湿器 KP-C057」
簡易加湿器には珍しい、スチーム式の加湿器です。ペットボトルを取り付けて使うタイプで、ペットボトルの容量は500mlまで対応しています。自然気化式や超音波式にはないパワフルさが魅力で、木造の部屋なら約3畳、洋室なら約6畳まで加湿できます。シンプルな設計で、オンオフボタンとリセットボタンのみで操作可能です。
空焚き防止機能が搭載されていて、ペットボトルの水がなくなると自動で運転を停止します。連続使用時間は、500mlのペットボトルを装着したときで約2.5時間。給電方法はコンセント式で、コードの長さは約1.8mです。
商品名：山善 ペットボトル式加湿器 KP-C057
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