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2021.11.15

【鉄フライパンの手入れ方法】使い始めや調理後にする大事な工程とは

「鉄フライパン」は、熱伝導率がよいことなどから、家庭でも愛用する人の多い調理器具です。しかし、長く使うためには毎回の手入れが欠かせません。鉄フライパンの使い始めや調理後に行うべきお手入れ方法を紹介します。

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鉄フライパンの使い始めにすること

プロが使用するイメージが強い鉄フライパンは、日常で使うにはハードルが高いように思われがちですが、ちょっとした手入れのコツを知るだけで、家庭でも長く使えます。

熱伝導に優れ、傷にも強い鉄フライパンの使い方のコツを押さえて日々の調理に活用していきましょう。まずは、鉄フライパンを使い始める前に行いたい工程を紹介します。

鉄フライパン 手入れ さび 焦げ

工程1「から焼き」

新品の鉄フライパンは、さび防止を目的とした塗装が施されているため、初めての調理を行う前に「から焼き」をして、きれいな状態に整えましょう。

1.食器用洗剤をつけたスポンジで鉄フライパンを洗う
2.フライパンの水気をキッチンペーパーで拭き取る
3.フライパンをコンロに乗せ、中火で加熱する
4.温まってきたら強火で加熱する
5.フライパンの中央部分が薄い青色に変色したのを確認したら、フライパン全体にまんべんなく熱が行き渡るよう動かす
6.フライパン全体の色の変化を確認したら、手で触れられる状態になるまで冷ます
7.しっかりと冷めたことを確認し、食器用洗剤をつけたスポンジで洗う

鉄フライパンは、急な温度変化で変形する可能性があります。火にかける際は、中火→強火の順に行い、冷ます際も焦らずに、自然に冷めるのを待ちましょう。

工程2「油ならし」

「油ならし」は、フライパンに食材がくっ付いて焦げ付くのを防ぐための作業です。「から焼き」の後、使い始める前に以下の手順で油ならしを行いましょう。

1.フライパンを中火で2~3分加熱し、火を止める
2.半~1カップほどの多めの油を入れ、全体に行き渡らせる
3.全体に油がなじんだ状態にしたら、弱中火で3~5分程度加熱する
3.火を止めて、残った油をオイルポットなどに戻す
4.キッチンペーパーなどで擦り込むように拭きあげる

最後の拭きあげまで完了したら、再び自然に冷めるのを待ち、そのまま収納します。水洗いしたくなるかもしれませんが、せっかくの油膜が落ちてしまいます。間違えて洗うことのないように注意しましょう。

使い始めのタイミングだけでなく、フライパンのさびや焦げを落としたあとにも油ならしをしておくと、焦げ付きを減らせます。さらに、フライパンの側面にも油の付いたキッチンペーパーで拭きあげておくと、汚れやさびを予防できます。

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鉄フライパンのお手入れ方法

鉄フライパンのコンディションを保つためには、使用後のこまめなお手入れが重要です。といっても、決して難しい作業はありません。鉄フライパンならではの、お手入れ方法を把握しておきましょう。

鉄フライパン 手入れ さび 焦げ たわし

調理後は洗剤を使わずに洗う

通常、使い終わった調理器具は洗剤を使って洗うのが一般的です。しかし、調理後の鉄フライパンに洗剤を使用するのは避けましょう。せっかくコーティングした油が、洗剤によってはがれてしまいます。

調理後は、まだフライパンが温かいうちに「たわし」を使って洗います。強くこすってしまって大丈夫です。しっかりと汚れを落としましょう。洗浄後は、フライパンを加熱し水分を蒸発させたあと、薄く油を塗って保管します。

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