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LIFE STYLE私、旅するために生きてます!

2013.08.31

国内編:出雲

今年5月に本殿遷座祭が行われ、60年に一度の大遷宮で大注目を浴びている出雲大社。「遷宮」とは、神様の御殿、装束、お供えもの、装飾品などの「衣食住」すべてを清らかにつくり改めること。神様の身の回りが清らかにあらたまることで、神様の勢いが一層高まり、そのおかげにあやかろうと多くの参拝客が訪れています。WEB Domani国内編・第3弾は、そんなパワーアップした神様にご縁をお授けいただく旅。島根は、出雲大社のほかにも美肌の温泉やおいしい食べ物など見どころ満載。キレイになってリフレッシュして、恋も仕事もGET! そんな出雲の旅に出かけてみませんか?(13.8.31 UP)

大遷宮を経て、パワーアップした出雲大社でご縁を授かる

今年、絶対に訪れてみたいのが出雲大社のある島根県です。本殿遷座祭が5月に終了して、大いなる甦りを果たした出雲大社。その美しさも見どころのひとつですが、島根県には出雲大社を始めとするパワースポットの数々、そして、ウン万円の美容液の保湿成分と同じくらいの効果を持つとうわさの美肌温泉やおいしい食べ物、美しい自然などなどがあり、女子旅にはうってつけの場所なんです。島根までは東京から飛行機で約1時間半。土日を利用した1泊2日の旅でも、充分満喫できます。

左上の写真は、出雲大社の正門。昔は芝居小屋が立ち並び、参拝客が集まったことから、人の勢いが溜る「勢溜(せいだまり)」といわれている場所です。そして、この大鳥居から一歩踏み入れれば、出雲大社の神域です。両側に松の並木が続く松の参道。松は1630年頃、松江二代藩主・堀尾忠氏の夫人が祈願成就のお礼に奉納されたものなんだそう。樹齢400年を超える松の並木を歩いていると厳かな気持ちになっていきます。

日本最古の銅製鳥居の「四の鳥居」のそばには、因幡の白ウサギの像「御慈愛の御神像」と「ムスビの御神像」が…。「因幡の白ウサギ」で知られている大黒さまとは「大国主大神」、つまり出雲大社の祀神のこと。そして、大国主大神が日本海の荒波から現れた「幸魂奇魂」を授けられ、ムスビの神様となった様子を表した像。日本の神話について、「古事記」や「日本書紀」などでちょっと予備知識をいれてから訪れれば、より深く楽しめること間違いなしです。

「平成の大遷宮」は、平成20年4月から始まり、すべて完成するのは平成28年3月。今回の御遷宮では御本殿は立て替えられず、大屋根の檜皮(ひわだ)の全面葺き替えや、風雨で腐朽した部分の修理が行われました。そして、御本殿の御修造が終了したため、今年5月に仮の住まいであった御仮殿から元の御本殿に神様がお還りになったというわけ。

左上の写真は、180坪あるという、神々しい本殿の大屋根。軒先で約1mもの厚さのある大屋根は、今回約64万枚もの檜皮で葺き替えられました。また、今回の本殿の修造では、約130年ぶりに松ヤニやエゴマ油・石灰などを混ぜた「ちゃん塗り」という塗装が、千木(ちぎ)、勝男木(かつおぎ)などに施されました。特に緑青を混ぜた「緑ちゃん」が塗られた破風(はふ)板の美しいグリーンは必見です。

右上の写真は、神様が本殿修造の間お住まいだった「御仮殿」。ご神体は、5月に本殿にお還りになりましたが、実はそれで御遷宮が終了したわけではないんです。というのも、出雲大社境内内外には多くの摂社・末社などがあり、これらの修造がすべて完成するのは平成28年の3月の予定。実に8年間にもわたって行われている大工事なんです。前回の昭和御遷宮は1953年のことで、当然ながら当時の御遷宮を体験した職人さんはいません。なので、当時の記録を紐解きながらの大工事になりました。そして、また次の御遷宮を行う人たちのために、記録を残しながら修造は進められていきます。

左下の写真は「彰古館」。大小の大黒さま、恵比寿さまがずらりと並ぶほか、神楽用の楽器類、神社に伝わる古文書などが多数展示されている宝物館です。建物は大正3年に建てられたもので、何だか風情のある建物ですよね。そして、右下の写真は、ぎっしりと結ばれたおみくじと絵馬。みんなのお願いごとが叶うといいですね。

出雲大社

住所:島根県出雲市大社町杵築東195
http://www.izumooyashiro.or.jp/

出雲について、より詳しいことが知りたかったら、ぜひ古代出雲歴史博物館へ行ってみて。ここでは、島根で発掘されたさまざまな玉や青銅器、出雲大社の巨大な柱、高層神殿復元模型などの展示がされています。

実は、2000年から2001年にかけて、出雲大社境内から鎌倉時代の巨大な柱が発見されました。その柱の配置や構造が、出雲大社の宮司を務める千家国造家に伝わる、いにしえの巨大本殿設計図とされる「金輪御造営差図(かなわのごぞうえいさしず)」によく似ているんだそう。そこで、その発掘成果を基に、現代を代表する建築史学者5人に古代の本殿の再現を試みてもらったところ、5者5様の模型ができあがってしまいました。出雲大社本殿建築の復元研究とその高さをめぐる論争は、すでに100年もの長期間に及んでいて、5つの模型のどれが正解とも言えず、結局、5種類の模型すべてを並べることになってしまったんだとか。

平安時代、貴族の子どもたちの教科書として用いられた「口遊(くちずさみ)」に、東大寺大仏殿、平安宮の大極殿を抜いて、大きな建物ナンバー1として紹介されていた出雲大社本殿。みなさんは、古代の出雲大社本殿はどんな建物だったと思いますか?

島根には莫大な量の弥生青銅器が残されており、銅鐸や大量の銅剣の展示は圧巻です。また、古代出雲は全国最大規模の勾玉の生産地。そんな玉作りの様子をかいま見たり、古代出雲の歴史を知れば、出雲の旅も見方、感じ方が変わってくるはず。もう一度改めて、色んなところを見に行きたくなっちゃうかも!?

古代出雲歴史博物館

住所:島根県出雲市大社町杵築東99-4
http://www.izm.ed.jp

撮影/土屋嘉久 取材・文/森井真弓 構成/ADVOX
取材協力/島根県


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