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LIFESTYLE雑学

2022.01.16

【相応しい】←なんと読む?意味や使い方を例文でチェック

「相応しい」は似つかわしいことを意味する表現です。「そうおうしい」と読まれることがありますが、正しくは「ふさわしい」と読みます。語源は動詞の「相応う(ふさう)」であり、相応しいは相応うを形容詞化したものです。今回は「相応しい」の意味や使い方などを解説します。

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「相応しい」の正しい読み方って?

「相応しい」は日常においてよく使われますが、どちらかというとひらがなで表記されることが多い言葉です。そのため、意外と読み方がわからない人も多いでしょう。

ヒントとして、「そうおうしい」は正しい読み方ではありません。それでは、「相応しい」はいったい何と読むのでしょうか?「相応しい」の読み方や意味、成り立ちについて解説します。

相応しい

「相応しい」の読み方は「ふさわしい」

「相応しい」の正しい読み方、正解は……「ふさわしい」です!「相」は音読みで「そう」、「応」は音読みで「おう」と読むため、そうおうしいと読んでしまった人もいるかもしれません。

詳しくは後述しますが、「相応しい」は漢字の「ふさう」が形容詞化したものです。本来は相にも応にも「ふさわ」という読み方はないものの、それぞれの漢字を組み合わせることによってふさわしいという読み方に変化します。

「相応しい」の意味は似つかわしいこと

【相応しい:ふさわしい】
【相=応しい】〔ふさはしい〕
[形][文]ふさは・し[シク]《動詞「ふさう」の形容詞化》似つかわしい。つり合っている。「収入に―・い生活」「子供に―・くない遊び」「あの男性なら彼女に―・い」
派生:ふさわしさ[名]

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「相応しい」は似つかわしいことを意味する言葉です。ある物事について説明する際に「相応しい」を使うと、性格や程度などが適切であると伝えられます。例えば、「〇〇さんに相応しい仕事」というと、ある仕事がその人のスキルや適正に合っているという意味です。

動詞「相応う」を形容詞化したもの

相応しい」は動詞の「相応う」を形容詞化した言葉です。形容詞化とはその字の通り、ある言葉が形を変えて形容詞として使われることを指します。

そもそも「相応う」は、平安時代に使われていた「触添(ふれそふ)」が変化したもので、似合う・よく釣り合うことを意味します。名詞の「相応」にも同じような意味があることから、字を当てて「相応しい」という言葉が使われるようになりました。

【例文で解説】「相応しい」の使い方

「相応しい」は「Aに相応しいB」といった形で使うのが基本で、Aに対してBの性格や程度が適しているという意味を込められます。直前の言葉を打ち消す「ない」を付けて「相応しくない」としたり、「相応しさ」という名詞として使ったりすることも可能です。

相応しい

「相応しい」の具体的な使い方を例文で確認しましょう。

 【例文】
チームリーダーに【相応しい】人物である。
・ビジネスシーンに【相応しい】服装を心がける。
・結婚式に【相応しくない】スピーチでした。
・子どもには【相応しくない】服装です。

「相応しい」の類義語4つ

「相応しい」には、似た意味で使える類義語が4つあります。

1.うってつけ
2.しっくり
3.便宜
4.誂え向き

相応しい

それぞれ適した場面で使えるように、意味や使い方を理解しておきましょう。

なお、上記の4つ以外にも「相応しい」の代用として使える言葉は「もってこい」「即応する」「タイムリー」など、たくさんあります。

【類義語1】うってつけ

【打って付け:うってつけ】
[名・形動]物事がぴったりと当てはまること。また、そのさま。あつらえ向き。「―な役柄」「この仕事は君に―だ」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

何かがぴったり当てはまる様子を表す際は、「相応しい」の代わりに「うってつけ」が使えます。漢字表記は「打って付け」ですが、誤用を避けるためにひらがなで表記するのが無難です。

うってつけ」の語源は、金槌と釘を使って木と木を打ち、ぴったりとくっつけることです。「うってつけ」の使い方を例文で確認してみましょう。

彼女はこの企画の責任者に【うってつけ】だ。
・現代の動向を考えると、このプロジェクトにおいては紙の広告よりも電子広告のほうが【うってつけ】だ。
・彼は感情に左右されて物事を判断することがないので、チームリーダーに【うってつけ】です。

【類義語2】しっくり

【しっくり】
[副](スル)
物と物、人の心と心などが調和して、安定しているさま。ぴったり。「着物に―(と)合った髪形」「夫婦の間が―(と)行かない」
強く、鋭く刺激を与えるさま。ぎゅっと。ちくりと。「通りさまに―とつめったれば」〈虎明狂・枕物狂〉

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

しっくり」も「相応しい」と同じような意味で使える言葉です。しっくりきた・しっくりくるなどの形で使います。「しっくり」の語源はいくつかあり、裁縫の仮縫いを意味する「仕付け」や、建築時に建材の各部分をはめ込む様子という説が有力とされています。

しっくりの使い方や例文は以下を参考にしてください。

・新しいシャツにはスラックスが【しっくり】くる
・寝室の照明を変えると、とても【しっくり】ときた
・難しい言葉も、先生に説明してもらうことで【しっくり】きた。

​​【類義語3】便宜

【便宜:べんぎ】
ある目的や必要なものにとって好都合なこと。便利がよいこと。「資金調達の―を得る」
特別なはからい。そのときに適したやり方。「―をはかる」「―上、代行を置く」
音信。たより。「娘方より便りあらず、其方の方へは―ありしや」〈浮・曲三味線・六〉

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「便宜」も「相応しい」の類義語の一つで、読み方は「べんぎ・びんぎ」です。ビジネスシーンで使われることが多く、便利なことやある目的に対して都合のいいことを意味します。「便宜」だけで使うよりも、「便宜を図る」「便宜的」といった形で使うのが一般的です。

「便宜」を使った例文をいくつかご紹介します。

顧客の【便宜】を考慮してサービスを設計する。
・【便宜】上、表記方法が通常と異なっている。
・彼女をチームリーダーに決定することで【便宜】的に済ませる
・【便宜】を図る代わりに言い分を聞いてもらう。
購入者の【便宜】を図るため、料金をいくらか割引した。

【類義語4】誂え向き

【誂え向き:あつらえむき】
【×誂え向き】〔あつらへ‐〕
[名・形動](多く「おあつらえむき」の形で)注文どおりであること。希望どおりであること。また、そのさま。「開会式にお―な上天気」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「相応しい」の類義語として「誂え向き」も挙げられます。読み方は「あつらえむき」で、状況や環境などがまるで注文したように合っていることを表します。

「誂え」は「出来合い」の対義語であり、注文して作らせることや作らせたものを意味する言葉です。向きは向いている方向や適していることを指し、二つを組み合わせることで希望通りという意味をもちます。

「誂え向き」は、「お誂え向き」という形で使うのが一般的です。具体的な使い方を例文で確認しましょう。

今日は体育祭に【お誂え向き】な晴天である。
・友人の結婚式に【お誂え向き】のドレスである。
・彼女のようにひねくれた人には【お誂え向き】の話です。

「相応しい」を正しく読めるようになろう

「相応しい」は「ふさわしい」と読み、似つかわしいことを表します。漢字の「相応う」が形容詞化した言葉で、ある物事がその人の性格や能力などに合っていると伝える際に使うのが基本です。

相応しい

漢字だけを見るとそうおうしいとも読めそうですが、誤用であるため注意しましょう。「相応しい」の正しい読み方や意味を理解して、日常会話の中で使ってみてください。

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