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「視線」の意味は?
「視線」がどんなものかは、誰もがもうすでに知っていますね。ですが、いま一度、「視線」について詳しく掘り下げてみたいと思います。
<意味>
先ずは、「視線」の意味を辞書で調べてみましょう。
1 目の向き。目で見ている方向。「―が合う」「―をそらす」
2 目の中心と、見ている対象とを結ぶ線。視軸(しじく)。
3 他人を、また、他人が見る目付き。ある気持ちの表れた目付き。「世間の―が気になる」「気の毒そうな―」(小学館<デジタル大辞泉>より)
漢字の通り、「目の向き」、「見ている方向」、「その見えない線」でもあるようですね。そして、「目つきや、気持ちの表れた目つき」ということなので、心理的な「視線」も含まれているようです。
視線誘導とは?
「視線誘導」という言葉を聞いたことはありますか? 実は、この「視線誘導」は私たちの生活に、深く入り込んでいます。皆さんがご覧になっているWebサイトも「視線誘導」を盛り込んで作られていることが多いのです。
Webサイトでいうと、サイト運営側は閲覧している人に、情報をストレスなく最後まで読んでほしいもの。なので、見ている人がスムーズに読みすすめられるように、意図的に写真やイラストを使いながら、上手く視線を次のブロックへ導くように作られています。これも一つの「視線誘導」ですね。
人からの視線が怖い「視線恐怖症」とは?
世の中に「〇〇恐怖症」は沢山ありますが、「視線」にも「視線恐怖症」があります。どのような恐怖症なのか、見ていきましょう。
「視線恐怖症」は「対人恐怖症」の一つで、視線に関連して発生する不安症状などのことを指します。その種類は、
自己視線恐怖症:自分の視線が相手に対して与えてしまう影響を極度に怖がる
他者視線恐怖症:他者からの視線に異常に反応してしまう
正視恐怖症:周りにいる人と目を合わせることを怖がる
があり、このような症状がある場合には、放置してはいけないようです。自覚のある方は、専門家に相談してください。
「視線」を送る人の心理とは?
では、人はどのような時に「視線」を送るのでしょうか。その心理を探りましょう。
「好意があるから見てしまう」
誰しも経験があることかもしれませんが、好意を持つ相手のことは目で追ってしまうもの。相手に気付かれないように、チラチラ様子を見ている人もいるかもしれません。自分の気持ちに確信を持っていない時に、ついついその人のことを見てしまう自分に気付き、その気持ちを確信する人もいるのでは? それほど「視線」の行方は、気持ちを表すものなのです。
「お洒落だなと見てしまう」
自分が好きなファッションを身にまとっていたり、好きだけど手の届かないような服装の人には、ついつい「視線」を送ってしまうことがあるかもしれません。その人を好きだからというよりも、お洒落だなと思う服につい目がいき、見てしまうということもあるでしょう。