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2021.12.30

「柘榴」の読み方は? 花言葉や神話、柘榴石の特徴、英語表現をまとめて解説

びっしりと宝石が詰まったような果物のザクロですが、漢字で「柘榴」と書きます。この漢字はどんな意味を持っているのでしょうか? 今回は「柘榴」の花言葉から神話、柘榴石(ざくろいし)の特徴、英語表現までまとめて解説していきます。

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「柘榴」の意味とは?

昔から「女性の果実」と呼ばれ、美容や健康に効果があるといわれている「柘榴(ざくろ)」。実の中にぎっしりと種子が詰まっていることから、世界中で「子宝」や「子孫繁栄」のシンボルとされてきました。今回は、そんな「柘榴」の特徴や食べ方、花言葉、「柘榴石」について解説します。

柘榴

■意味

「柘榴」は、ザクロ科ザクロ属の落葉小高木です。代表的な産地は、アメリカのカルフォルニア州やイラン、チリなど。日本でも少量ですが、山梨県や和歌山県で生産されています。「柘榴」は5月頃になると、赤や白、オレンジ色の花が咲きます。その後、花托(かたく)が発達し丸い果実になり、熟すと実が裂けて粒々とした種がこぼれます。「柘榴」の果実の旬は9月から11月頃です。

日本には平安時代に中国から入ってきたとされ、主に花や果実の姿を楽しむ観賞用として庭に植えられました。古くから木の樹皮や根皮、果皮などが薬用として使われてきたそうです。果皮を乾燥させたものは、石榴果皮(せきりゅうかひ)といい、煎じて飲むと下痢止めや虫下しに効果があるとされています。また、俳諧では「柘榴」は、秋の季語になります。

“ざくろ”は漢字で、「柘榴」と「石榴」の2通りの書き方があります。由来は諸説ありますが、ザクロはペルシャ北部の「安石国」から、シルクロードを通って中国に伝わり、形が瘤(こぶ)に似ていたため「安石瘤」と呼ばれていたそう。それが略され「石瘤」となり、現在の「石榴」「柘榴」になったとされています。

■「柘榴」の食べ方

「柘榴」の果実の中には、ルビーのような赤い種がたくさん詰まっています。食べるとプチプチとした食感で、爽やかな甘みと酸味があります。国産の「柘榴」は小ぶりで酸味が強いものが多く、スーパーで販売されているものは、甘みの強いカルフォルニア産などがほとんどです。

「柘榴」は生食のほか、ザクロジュースやシロップ、果実酒にも使われます。カクテルで使われる真っ赤なグレナデンシロップは、ザクロ果汁と砂糖で作られたノンアルコールシロップで、味に深みを出してくれます。

海外では、「柘榴」の実をサラダにトッピングしたり、ヨーグルトに入れたり、他の果物とミキサーにかけて、スムージーとして楽しまれていますよ。

「柘榴」の花言葉とは?

続いて「柘榴」の花言葉を紹介します。古くから世界中で愛されている「柘榴」ならではの意味が込められているようです。さっそく見ていきましょう。

柘榴

1:結合、子孫の守護

「柘榴」は、真っ赤な果実の中にぎっしりと詰まった種が特徴的。その姿は古くから“子孫繁栄”や“子宝”の象徴とされてきました。「結合」「子孫の守護」も、そのような「柘榴」の歴史的背景から生まれた花言葉であるかもしれませんね。

2:愚かしさ

こちらの花言葉は、あるギリシア神話の逸話が元となっています。冥界の王ハデスは、豊穣の女神デメテルの娘ペルセポネに恋をしました。ハデスは娘を強引に冥界へ連れて行き、そこでペルセポネがうっかり食べてしまった果実が「柘榴」でした。

その後、母デメテルが全能神ゼウスに訴えたことで、ペルセポネは天界に戻れるようになったのです。しかし、冥界で食べ物を口にした者は、冥界で暮らさなければならない、という掟があり、6つの「柘榴」を食べてしまったペルセポネは、1年のうち6か月を冥界で過ごすことになったのです。この逸話が「愚かしさ」の由来となっています。

3:円熟した優雅さ、成熟した美

「柘榴」には、どこか大人の女性をイメージさせるような成熟した魅力があります。その果実は時間の経過とともに赤く染まり、やがて熟して中の種があらわになります。その姿に昔の人々も“成熟した美”を感じたのかもしれませんね。

「柘榴」の神話とは?

日本にも「柘榴」にまつわる神話が残されています。みなさんは「柘榴」を手にする、“鬼子母神”(きしぼじん)という仏教の神様をご存知でしょうか。この鬼子母神、元々は鬼女で500人の子供の母親でした。多くの子供たちを育てるため、人間の子供をさらっては食べていたため、人々から恐れられる存在でした。

柘榴

そのことを知ったお釈迦様は、鬼子母神の末子を隠してしまいました。必死で探す鬼子母神に「子供を失う親の苦しみはいかほどであろうか」と命の大切さを説きました。改心した鬼子母神は仏教に帰依(きえ)し、子育てや安産の神様になったといわれています。

その後お釈迦様は、「もしも、また子供を食べたくなったら、柘榴は人肉に味が似ているから、代わりにこれを食べなさい」といわれたそうです。「柘榴」は仏教で、吉祥果(きっしょうか)といわれ、子孫繁栄を意味する縁起の良い果実のひとつとされています。

「柘榴」石の石言葉とは?

真っ赤な「柘榴」は、石の名前にもなっていることはご存知ですか? 深い赤色が魅力的な宝石、“ガーネット”は和名で「柘榴石(ざくろいし)」と呼ばれています。1月の誕生石であり、“愛と情熱”を象徴する宝石です。多くの女性の心をときめかせる、その特徴を見ていきましょう。

■柘榴石の特徴

ガーネットの原石は、細かな結晶が集まった状態で見つかることから、「柘榴」に似ているとされ「柘榴石」と呼ばれるようになったといわれています。ガーネットといえば、赤のイメージがありますが、実は黄色やオレンジ色、緑色も存在します。非常に硬度が高く研磨剤としても利用されることもあるそうです。

ガーネットの産地は広く、アフリカ、アメリカ、ロシアなど世界各地で採掘されています。

■石言葉

1月の誕生石であるガーネットの石言葉は、「情熱」「真実」「友愛」「実り」「繁栄」。変わらぬ愛や友情、忠実さなど多くの意味を持つ宝石です。「実り」や「繁栄」は、ガーネットの原石が「柘榴」の種子に似ていることから付けられたといわれています。

中世ヨーロッパでは、戦いに赴く兵士が自分の妻にガーネットを贈り、忠実な愛を確認した、というロマンティックなエピソードも。大切な人へのプレゼントや結婚記念日に贈るジュエリーとして人気が高いのもうなづけますね。

英語表現とは?

「柘榴」は英語で、「Pomegranate」といいます。複数形の場合は、「pomegranates」になります。

・I bought two pomegranates at the supermarket(私はスーパーでザクロを2個買いました)
・I love pomegranate juice! (私はザクロジュースが大好き!)

最後に

「柘榴」の特徴や花言葉、「柘榴石」についてお分かりいただけましたか? 日本では庭に植えられているイメージの強い「柘榴」ですが、食用としては体に必要なビタミンやミネラル、エストロンが豊富に含まれており、疲労回復や美肌効果、女性ホルモンのバランスを整えるなどの作用があるそう。「女性の果実」と呼ばれることも納得できますね。

美味しい「柘榴」のポイントは、果実が真っ赤に色づき、ずっしりと重いもの。皮に傷がなく成熟しているものを選ぶと良いそうですよ。ぜひ、「柘榴」を食べて体の内側からキレイを目指してみてはいかがでしょうか?

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