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2024.06.02

「老婆心」とは?意味や語源、正しい使い方と例文をチェック

 

「老婆心」とは、必要以上に親切にしたり世話を焼いたりすることです。「老婆心ながら」というへりくだった表現で使われます。今回は、言葉の意味や由来、使い方の注意点について解説。例文やよく似た言葉もご紹介します。

「老婆心」とは

まずは、老婆心の読み方や意味、語源を確認してみましょう。

必要以上に世話を焼く気持ちのこと

老婆心(読み方:ろうばしん)」とは、必要以上に親切にして、忠告やアドバイスなどをすることです。高齢の女性が子や孫を思う気持ちを表しています。

老婆心

相手に世話を焼こうとして、へりくだった表現として使われることも多い言葉です。

【老婆心】
年とった女性が、度を越してあれこれと気を遣うこと。転じて、必要以上に世話をやこうとする自分の気持ちを、へりくだっていう語。「老婆心から言わせてもらえば」

(引用:小学舘『デジタル大辞泉』より)

語源は仏教用語から。子や孫を思う気持ちを表す

老婆心」の語源は、仏教用語の「老婆心切」とされています。高齢の女性が子や孫を思う気持ちを意味します。

母親や祖母は子や孫を心配していろいろと世話を焼いたり忠告したりします。心配のあまり、度を超してしまう場合もあるでしょう。必要以上にうるさく言われた経験がある方もいるかもしれません。そのような様子を例えて、「老婆心」と表現しているのです。

「老婆心」の正しい使い方

ここでは「老婆心」の正しい使い方、「老婆心ながら」と言われたときの返答の仕方などをご紹介します。

「老婆心ながら」とへりくだる使い方をする

老婆心」は「老婆心ながら」という表現で、相手に対し忠告したり世話を焼いたりする際に使われることが多い言葉です。

いきなり忠告などをするのは角が立つため、「余計な口出しかもしれませんが」という意味を込め、へりくだった表現として使われます。

老婆心ながら言わせてもらいます」「老婆心ながら申し上げます」といった使い方をすることが多いでしょう。

感謝の言葉で返答する

「老婆心ながら」と言われたら、忠告や助言に対して感謝の言葉で返します。「ありがとうございます」「感謝申し上げます」といった謝礼とともに、「勉強になりました」「承知しました」と付け加えるのもよいでしょう。

相手は「老婆心ながら」とへりくだった表現で親切心から忠告や助言をしてくれているため、意に沿わなくても反論はしないことがマナーです。

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