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2023.10.10

「虻」ってなんて読む? 種類やハチとの違い、「虻蜂取らず」の由来など紹介

 

このハチにそっくりな虫の「虻」ですが、なんと読むのでしょうか? 種類やハチとの違い、「虻蜂取らず」の由来なども合わせてご紹介していきます。

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「虻」の意味や読み方とは?

黒と黄色の体で飛び回り、時には人を咬むことがある「虻(あぶ)」。ハチと見た目がよく似ているため、庭や林の中で見かけても見分けがつかない! という方も多いのではないでしょうか? どちらも時に人を襲う習性があるため、違いは理解しておきたいものですね。今回は、そんな「虻」の特徴や種類、万が一咬まれてしまった時の対処法などを紹介します。

虻

■読み方と意味

「虻」は「あぶ」と読みます。「虻」は、双翅(そうし)目アブ科の昆虫ハエやブユ(ブヨ)の仲間です。体長は7mm〜30mmほど。体は黄褐色で、大きい複眼を持ちます。主な発生時期は7月〜8月、日中の暖かな時間帯に活動します。山中や川、林など自然の多い場所に生息していることも特徴です。

「虻」は、卵が1〜2週間程度で孵化し、幼虫になります。幼虫の期間は種類によって異なりますが、1年〜3年と比較的長く、その後さなぎから成虫になります。成虫としての寿命はおよそ1か月です。

世界では約1600種ほどで、日本には、100種近く生息しています。主な種類には、ウシアブ、メクラアブ、ハナアブなどがあります。また、種類によっては雌の成虫が牛や人間を吸血するものもあります。これは、産卵のために栄養を得るためであるそうです。

ちなみに「虻」の由来は、元々「あむ」という古名で呼ばれていたものが、平安時代頃に「あぶ」と呼ばれるようになったという説があります。

「虻」に咬まれた時の対処法は?

「虻」は、牧場や山の中、川辺などの環境を好み、人間がアウトドアを楽しむ場所にいることも多いため厄介な昆虫です。毎年レジャーシーズンになると「虻」に咬まれる被害が多くみられます。ここでは、「虻」の虫除け対策と、咬まれてしまった時の対処法を紹介します。

虻

1:「虻」が寄ってこない色の服を着る

「虻」は、黒や赤の色に寄ってくるといわれています。もし、キャンプや釣りで水辺・山林に行く際は、黒や赤の服を避けた方がいいでしょう。また、黒を好むことから人間の頭皮にも寄ってきやすいため、明るい色の帽子を被ることも有効です。黒は「虻」だけでなく蜂や蚊も好む色なので、虫対策をする場合には避けた方が無難でしょう。

2:飛び回る「虻」は殺虫剤で撃退

「虻」は飛ぶスピードが速いことも特徴。複眼のため視野も広く、体も小さいため捕らえることは容易ではありません。そんな「虻」を撃退するには、エアゾールタイプの殺虫剤がおすすめです。薬剤をジェット噴射してくれるため、距離が少し離れたところから撃退することができますよ。

3:噛まれたら炎症を抑える処置をする

万が一、「虻」に咬まれてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。「虻」に咬まれると、皮膚が腫れ、強いかゆみの症状が出ます。この時、患部をかきむしってはいけません。患部をかくことで、傷口から細菌が入り込む可能性があるためです。早めに皮膚科に行き、適切な処置を受けましょう。炎症を抑えるステロイド軟膏や抗生物質、痛み止めなどを処方してもらえます。

「虻」とハチの違いとは?

黒と黄色の体で飛び回り、人や動物を刺すイメージがある「虻」とハチ。公園や庭で見つけても、なかなか見分けがつかないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、「虻」とハチの違いについて解説します。

虻

1:分類が異なる

見た目がそっくりな「虻」とハチですが、生物学的には分類が異なります。「虻」は、先述したように、双翅(そうし)目アブ科の昆虫。一方ハチは、膜翅 (まくし) 目に属する昆虫です。木の枝や軒先に巣を作り、花から蜜を集めたり、他の昆虫を狩ったりします。女王蜂・雄蜂・働き蜂などの階級があります。アシナガバチ、ハナバチ、アナバチなど非常に種類が多い昆虫です。

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