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2023.10.10

「虻」ってなんて読む? 種類やハチとの違い、「虻蜂取らず」の由来など紹介

 

2:体の形が異なる

一見似た体の色ですが、よくみると体の形が異なります。「虻」の体にはくびれがなく、ハエに似た形をしています。一方ハチは、アリのように頭と胸、お尻の部分がそれぞれくびれています。また、「虻」は、羽が2枚であるのに対して、ハチは2対4枚の羽を持つことも特徴です。

3:攻撃の仕方が異なる

人や動物を刺すことが特徴的な両者ですが、攻撃の仕方が異なります。「虻」には、毒針がなく、口で咬んで吸血します。一方ハチは、お尻についた毒針で人を刺します。ちなみにハチの攻撃性が高くなる時期は、7月〜10月。「虻」は、巣を持たないため、攻撃性が高くなる時期はありません。

「虻蜂取らず」のことわざの意味とは?

虻

虻蜂取らず」とは、「欲張って同時にふたつのものを得ようとすると、結局どちらも得られずに失敗すること」という意味です。あれこれと欲張ってしまうような状況で、「それはやめておいた方がいい」と戒める時に使用されます。また、ビジネスシーンでは、一点に方向性を定めた方がいいというアドバイスとして使うことも。

このことわざの由来は定かではありませんが、虻も蜂も似た昆虫です。両方を同時に退治しようとして、結局はどちらも逃してしまった… ということから、生まれた表現かもしれませんね。

・A社とB社、どちらとも取引をしたいが、虻蜂取らずで一つに絞ろう。
・流行に着目するか、今までのスタイルを通すか、虻蜂取らずになる前に決定すべきです。

■類語

「虻蜂取らず」の類語には、「二兎を追うもの一兎も得ず」「花も折らず実もとらず」があります。

二兎を追うもの一兎も得ず」とは、

同時に違った2つの事をしようとすれば、結局どちらも成功しないというたとえ。西洋のことわざ。(<小学館デジタル大辞泉>より)

・B君は内緒で二人の女性と付き合っていたが、嘘がバレて両方からフラれてしまった。二兎を追うもの一兎も得ずとはこのことだよ。

・二兎を追うもの一兎も得ずというように、片方に的を絞った方がいい結果が出せるはずだ。

花も折らず実もとらず」とは、「ふたつをねらって、ひとつもとれないことのたとえ」です。

・恋も勉強も頑張りたいと言っていたら、結局花も折らず実もとらずになってしまうよ。

どちらも「虻蜂取らず」とほぼ意味が同じですね。それだけ人は同時にたくさんのことに手を出してしまう性質を持っているのかもしれません。

英語表現とは?

「虻」を英語で表現すると、「Horsefly」です。

・Please be careful, horsefly bites can be very painful(アブに刺されたら痛いので気をつけて)
・I don’t like horseflies (私はアブが好きじゃない)

最後に

「虻」の特徴やハチとの違い、「虻蜂取らず」の意味はわかりましたか? 見た目がそっくりな「虻」とハチですが、攻撃の仕方や分類が異なることを初めて知った方も多いのではないでしょうか。自宅の庭やお出かけ先で「虻」と遭遇した時には、適切な対処をしていきましょう。

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