無印良品のビーズクッションとは
人をダメにしてしまいそうなほど使い心地がいいと有名な、無印良品のビーズクッション。そこまで人気になる秘訣はいったい何なのでしょうか。まずは正式名称やサイズなど、基本情報をチェックしてみましょう。
正式名称は「体にフィットするソファ」
無印良品で取り扱われているビーズクッションの正式名称は、「体にフィットするソファ」です。2002年に発売され人気となり、以降も改良に改良を重ねて座り心地がよくへたりにくい仕様となっています。本体の中に入っているのは、流動性のある微粒子ビーズ。体を包み込んでくれるので、その人の体に合わせて座り心地のよさを体感できます。
また、体にフィットするソファは、使用目的や座り方によって形を変えられるソファでもあります。生地はかたい面とやわらかい面の2面になっておりり、どちらの面に体を置くかで使用感が異なってくる点も人気のポイントです。
ソファのサイズ
サイズは、大と小の2種類があります(小はセットのみ)。大きいサイズは幅65×奥行65×高さ43cmで重量は約6kg(本体)、小さいサイズは幅45×奥行45×高さ33cmで重量は約2.4kg(カバー込み)です。大きいサイズは大人の体を支えるのにちょうどよく、小さいサイズは子どもが使用したり足をのせるオットマンとして使うときに便利なサイズ。専用のラッピング袋も用意され、プレゼントにもぴったりです。
「体にフィットするソファ」の魅力
無印良品の体にフィットするソファが人気を集める理由には、3つの魅力があります。他のビーズクッションとの違いを確認しておきましょう。
人をダメにするほどの快適な座り心地
体にフィットするソファは、その座り心地のよさから人をダメにするソファとも言われています。そこまでいわれるほどの快適な座り心地は、中素材とカバーに秘密があるのです。
クッションの中には、細かな微粒子ビーズが使用されています。このビーズは流動性があり、体にフィットしやすいのが特徴です。深く沈み過ぎず、体をしっかり支えながら全身をあずけられるつくりです。
また、カバーは2種類の素材を組み合わせているのが特徴で、ストレッチ素材のやわらかな部分は伸縮性に優れるため、それをサイドにして座るとお昼寝したい時やリラックスしたい時にぴったり。少しかための部分をサイドにすると、しっかりとした座り心地で、姿勢を保ちやすくなっています。。リラックスしたいときだけでなく、読書やPC作業などをしたいときにも最適です。
インテリアに合わせてカバーを選べる
ソファに付けるカバーは、種類が豊富です。生成・グレー・ネイビー・ブラウンなどの帆布カバーのほか、綿デニム地のネイビーやヒッコリーも用意されています。数種類ある中からお気に入りを選べるので、部屋の雰囲気に合ったカバーを選びやすいというメリットがあります。
また、カバーだけの購入も可能です。デザインを変えたいときはカバーを交換するだけで雰囲気がガラリと変わり、気分転換にもなるでしょう。
「へたり」への対策もばっちり
へたりにくいといっても、使い続ければ状態は変化していきます。購入当初は腰を支えてくれる程のかたさがあっても、1~2年ほどでかたさがなじんでいき、5年ほどで買い替えを検討することが多いようです。
そういう場合に便利なのが、補充クッションの追加。買い替えることなく、さらに使い続けられます。補充クッションは、へたってしまった本体にプラスしてのせるだけ。面倒な手間なしで、すぐに購入当初の座り心地を復元できます。
無印良品ビーズクッションのお手入れ方法
長期的に愛用できるビーズクッションは、清潔に使い続けられるようにお手入れ方法も把握しておきたいもの。カバーの洗濯頻度や本体のお手入れ方法について解説します。
カバーの洗濯は月に1回程度
カバーは1カ月に1回の頻度で洗濯しましょう。洗濯方法は生地によって違うので、洗濯表示を見ることが重要です。また、生地の種類に関わらず、カバーに汗や皮脂など汚れが付着した場合は、早めに洗うようにします。洗濯する際は、カバーのファスナーをしっかりしめて、漂白剤や蛍光剤の入った洗剤は控えましょう。脱水まで終わったら、日陰に干して乾かします。
本体は風通しのよい日陰で干す
ビーズクッションの本体は、風通しのよい日陰で定期的に干すようにしましょう。内部にたまった湿気を飛ばすことで清潔に保ちやすくなり、触り心地もよくなります。干すときのポイントは直射日光を避けること。窓際など直射日光が当たる場所に長時間放置してしまうと、生地が日焼けしてしまい劣化の原因になりかねません。前日が雨の場合は逆に湿気を吸ってしまう可能性があるため、湿度に注意して干すようにしましょう。
(参考:無印良品)
ビーズクッションを処分するときは?
経年劣化や引っ越しなどで、ビーズクッションを処分する場合が今後出てくるかもしれません。燃えるごみに出してよいのか、決まった処分方法があるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。将来的なことも考え、購入する前に正しい処分方法も確認しておきましょう。
粗大ごみとして処分してもらう
自治体で行っている粗大ごみ回収に依頼すると、1個あたり400円前後で回収してもらえます。粗大ごみとして出せるものには一定の条件はありますが、ビーズクッションであれば回収してもらえることがほとんどです。サイズの規定は各自治体によって違いますが、50cmを超えるものは多くの自治体で粗大ごみの対象になっています。粗大ごみとして処分してもらう流れは、下記のとおりです。
1.各自治体の「粗大ごみ受付センター」に電話をして、処分を依頼する
2.スーパーなどで有料ごみ処理券を購入する
3.指定場所に有料ごみ処理券を貼ったビーズクッションを、指定日の朝に出す
ビーズを取り出して一般ごみへ
サイズの大きなビーズクッションは粗大ごみとなりますが、ビーズを取り出して分解すれば、一般ごみとして処分することも可能です。この場合、カバー・中身の微粒子ビーズ(ポリスチレン)・ファスナーの3つに分類する必要があります。
カバーは燃えるごみ、微粒子ビーズは燃えないごみまたはプラスチック、ファスナーは不燃ごみとして出すのが一般的です。ただし、分別方法や処分方法は各自治体によって異なるので、しっかり確認した上で出すようにしましょう。
また、ビーズを取り出す際はこぼれない工夫も必要です。すべてのビーズを一気に取り出そうとすると失敗しやすいので、手間でもボールなどですくって取り出すとよいでしょう。
※材質
本体の袋:ポリエステル
詰め物:微粒子ビーズ(発泡スチロール)
アウターカバー:カバー内側のケアラベルを参照
不用品回収業者に回収を依頼する
民間の不用品回収業者に依頼する方法もあります。分別せずに済む上、早ければ依頼した当日に回収してもらえる場合があり、便利です。また不用品回収業者なら、ビーズクッション以外の不用品を一緒に回収してもらうことも可能です。自宅に直接来てくれるので、持ち出す必要もありません。不用品をまとめて片付けたい人、重いものを持ち運べない人におすすめです。
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