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2024.06.24

「社交辞令」の意味は? 類語やよくあるフレーズ、真に受ける人の特徴を紹介

日々の暮らしの中で「社交辞令」は便利なツールだったりしますよね。 では、「社交辞令」は詳しくはどんな意味をもっているのでしょうか。今回は「社交辞令」の意味から類語、使えるフレーズ、真に受けてしまう人の特徴を紹介していきます。

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「社交辞令」の意味とは?

「社交辞令」とは、「人付き合いを円滑に進めるための褒め言葉やあいさつ」です。

まず、「社交辞令」の言葉の成り立ちから見ていきましょう。「社交辞令」の「社交」とは、人との付き合いのこと。「辞令」とは、形式的な言葉やあいさつのことです。この2つを合わせて、「人付き合いを円滑に進めるための形式的な言葉のこと」を意味しています。

必ずしも本心で発言した言葉ではないケースも多く、「社交辞令」と聞くとネガティブな印象を持つ人がほとんどです。ですが、相手の申し出を角が立たないよう遠回しな言い方で断ったり、本心ではなくても相手を喜ばせるためにお世辞を言ったりなど。皆さんも一度は「社交辞令」を使ったことがあるのではないでしょうか? 「社交辞令」は、物事を円滑に進めるための大人の処世術ともいえるので、使い方によっては役立つものです。

しゃこう‐じれい〔シヤカウ‐〕【社交辞令】
つきあいをうまく進めるための儀礼的なほめ言葉やあいさつ。外交辞令。「単なる社交辞令に過ぎない」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

社交辞令 意味

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よくある「社交辞令」のフレーズとは?

続いて、よく使われる「社交辞令」のフレーズを見ていきましょう。これらのフレーズは、「社交辞令」で使われることが多いため、この言葉を言われたら、「社交辞令だな」ととらえる人が多いです。もちろん、文字通りの意味で使われることもあります。

「また誘ってください」

食事会や飲み会に誘った時、「せっかく誘ってもらったのに申し訳ありませんが、その日は別の予定があって… 。また誘ってください」といった返事をもらったことはないでしょうか? 「行けません」と、断りの言葉で会話を終えてしまうと、感じの悪い印象になってしまいますよね。関係性を悪くしないよう、「また誘ってください」という「社交辞令」のフレーズができたのでしょう。

もちろん、本当に予定が入っている場合もあります。相手が別の日時を提案してきたり、こちらから2回目に誘った時にOKをもらえたりしたら、「社交辞令」ではなかったと考えていいでしょう。

「今度ご飯行きましょう」

このフレーズも、会話を締める時に、挨拶程度で用いられることが多いフレーズです。言葉を真に受けてしまい、「いつにしますか?」と聞いたら、「予定を確認します」と言われたまま返事がなかった… といった経験をした人もいるのではないでしょうか。「また誘ってください」と同様に、もし相手が具体的な日時を提案してきた場合、本心と思っていいかもしれません。

「モテそうだね」

こう言われて舞い上がってしまう気持ちもわかりますが、このフレーズも要注意。合コンや飲み会などで、話のネタがない時やその場のノリで、「とりあえず褒めておこう」という気持ちで言っていることも。もちろん、気になる異性に本心で言っているケースもあります。このフレーズの後に、異性のタイプや過去の恋愛について聞いてきたら、「社交辞令」ではない可能性が高いかもしれません。

「行けたら行く」

こちらも「社交辞令」の定番フレーズでしょう。1対1のお誘いの場合は、「行けたら行く」というフレーズは曖昧すぎるため、さすがに使われることは少ないです。しかし、複数人が集まる食事会や、飲み会などのお誘いの場面で使われることが多いです。社交辞令

失礼にならない「社交辞令」のポイントを解説

人付き合いを円滑に進めるために使われる「社交辞令」ですが、善かれと思って言ったことが失礼に当たることも。ポイントを押さえて、相手に悪印象を与えないように気をつけましょう。

断りたい時はうやむやにしない

食事に誘われた時などに「また誘ってください」とお断りするのは社交辞令のあるあるフレーズですが「残念ながらその日は出張中で行けません」など、行かない意思表示もしっかりしましょう。「行けたら行く」「考えておく」と曖昧な返事をしてしまった場合には、早めにお断りの連絡をすると良いでしょう。

できるだけ具体的に伝える

相手を褒めたい時は、具体的にすることで信憑性が増します。誰にでも当てはまるようなざっくりとした褒め言葉では適当に言っていると思われかねないので具体的なエピソードも交えて伝えるのがおすすめです。「その節はお世話になりました」といったビジネスシーンでよく登場する社交辞令も同様に「あの後○○さんのアドバイスで売り上げが倍増しました」と具体的なエピソードを添えたり、久しぶりに一緒に仕事をする場合は「○○の件、評判になっていますね」と相手のことを覚えていることや、交流がない間も気にかけていたことをアピールすると良いでしょう。

容姿を褒めない

ルッキズムは時代遅れという感覚が浸透して、見た目で人を判断したり容姿に触れないことが当たり前になってきましたが、褒め言葉であれば良いだろうと思ってつい口に出してしまう人も多いのではないでしょうか。例えば「最近引き締まったんじゃない?鍛えてるの?」と雑談を交えつつ褒めたつもりでも実は病気を抱えていたり、「○○課の新人に美人が入ってきたって話題になってるよ」と褒めたはずが相手は美醜で判断されることを嫌っていたり、美人であるがために嫌な経験をしている可能性もあります。どうしても見た目に触れたい場合は「髪色似合いますね」「素敵なネクタイですね」というようにその人のセンスを褒めるようにしましょう。具体的に思い浮かばない場合は「何か良いことありました?」といったように、顔色や表情に幸せな雰囲気が滲みでている様子を伝えるのもおすすです。

「社交辞令」を真に受ける人の特徴とは?

「社交辞令」で言ったつもりが、相手が本気にしてしまい、困ってしまった経験が一度はあるのではないでしょうか。ここでは、真に受けてしまう人の特徴をいくつか紹介します。

「社交辞令」を真に受ける人の特徴
  1. 素直でまっすぐな人
  2. ポジティブな人
  3. 真面目な人

素直でまっすぐな人

素直な人は、疑うことを知らず、相手の言葉をそのまま受け止めるため、「社交辞令」を鵜呑みにしてしまいがちです。自分自身も嘘を言うことが少ないからこそ、まさか相手が嘘を言っているとは思わないのでしょう。いっぽう、そうではない人は、相手のことを100%信じていないことが多いため、相手の言葉もすぐには真に受けません。

ポジティブな人

常に物事を肯定的にとらえる人も「社交辞令」を真に受けてしまいがち。恋愛のシーンにおいても、「モテそうだね」「綺麗ですね」といった「社交辞令」を、そのまま受けとめるということもあるようです。

あまりにもポジティブで疑うことを知らない人に対しては、「社交辞令」は言わないほうが無難かもしれません。

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