真面目な人
「社交辞令」を真に受ける人の特徴として、真面目な性格も挙げられるでしょう。真面目な人は、「また誘ってください」と言われたら、その言葉を真正面から受け止めてしまいます。「また誘わなかったら失礼かもしれない」とまで思ってしまうことも。
真面目な人は、どんなことにも真摯に取り組むため、周りから信頼されることが多いですが、こうした時にはその性格が裏目に出てしまうようです。
類語や言い換え表現とは?
「外交辞令」「お世辞」「美辞麗句」などが、「社交辞令」の類語です。それぞれ意味を見ていきましょう。
外交辞令
「外交辞令」とは、相手に好感を持ってもらうために言う、うわべの言葉。「外交」も「社交」同様に、他者との付き合いのことをあらわすので、「社交辞令」と同じ言葉といえるでしょう。
お世辞
日常的によく使われる「お世辞」という言葉。意味は、愛想の良い言葉や、相手に気に入られるための口ぶりのこと。「社交辞令」で「モテそうだね」と言った場合は、まさにお世辞といえるでしょう。
美辞麗句
「美辞麗句」とは「びじれいく」と読みます。意味は、美しく飾った耳ざわりの良い言葉や、美しい言葉を並べ立てたうわべだけの言葉。本心ではない言葉や、聞こえはいいけれども中身のない言葉などをあらわすので、たいていはネガティブな意味合いで使われます。
英語表現とは?
「社交辞令」は日本らしい文化ともいえますが、英語で表現はできるのでしょうか。「社交辞令」を英語にする時には、お世辞を意味する「flattery」が使えるでしょう。また、カタカナでも使われる「lip service(口先だけのお世辞)」も英語表現に当てはまりそうです。
そのほか、「She said it just to be polite.(彼女が言ったのは社交辞令だよ)」という文章でもあらわすことができます。「polite」は、相手に失礼にならないように礼儀正しくするという意味もあるため、「社交辞令」の英語表現として使えるでしょう。
最後に
言葉を曖昧にして、角が立たないようにしたり、お世辞を言って、付き合いを円滑にしたりするために使われる「社交辞令」。本心なのか判断がつきにくいことも多いです。ネガティブな印象をもつ人や、真に受けてしまう人もいるため、相手の性格や関係性をみながら使うようにするのがいいかもしれません。
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