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2023.11.26

【瓦斯】←この漢字何と読む?どういう意味?|語源、例文までご紹介

瓦斯焜炉

瓦斯焜炉とはガスを熱源とする据付型のコンロのことです。焜炉の語源は火炉の宋音である「コロ」の音便と推定されています。中国へ渡った僧侶によって、室町時代に日本に伝わったという説が一般的です。

江戸時代には簡易なかまどとして庶民の間で使われました。土製のものと鉄製のものがあり、かつては炭火や薪が熱源として使用されていましたが、関東大震災をきっかけとしてガスに移行した経緯があります。

瓦斯灯

瓦斯灯はガスを燃料とする灯で、街灯として使用される照明設備です。瓦斯燈とも表記されます。1798年にイギリス人のウィリアム・マードックが実用化し、19世紀の初頭にロンドンやパリなどの世界の都市で普及し、明治初期に日本にも伝わりました。

石油ランプから電灯へと移行する過渡期に使用されて、球状をしたガラスの中にガスバーナーとマントルという丸い発光材があり、マントルに着火することで光を放つ仕組みになっています。

瓦斯の読み方と意味を知って正しく使おう

ガゾリンスタンド

瓦斯は複数の意味のある言葉で、気体、燃料用の気体、ガソリン、毒性の強いガス、濃い霧、おならなどの意味があります。また、瓦斯糸や瓦斯焜炉の略語としても使われています。瓦斯は難読漢字にあたり読み方は「ガス」です。

ガスという音の響きに、「瓦斯」という当て字をはめて使われるようになりました。瓦斯という表記が一般化したのは明治初頭です。当時、ガス会社の名前として登記されるケースがたくさんありました。現在でも社名として使われています。

瓦斯の正しい読み方と意味を知って、正しい使い方をしてください。

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