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LIFESTYLE 漢字クイズ

2024.05.19

【若布】はなんと読む? 「若芽」との違い、おすすめレシピも

 

和食に高頻度で登場する「若布」。皆さんは、この漢字が読めますか? 今回は似た漢字の「若芽」との違いとそれぞれの意味、おすすめレシピまで合わせてご紹介していきます。

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「若布」の読み方と意味は?

「若布」の読み方や意味をチェックしてみましょう。また、季語や「若芽」との違いも解説していきます。

「若布」の読み方と意味

「若布」は「わかめ」と読みます。海藻の一種で、とくに和食に欠かせない食材として昔から多くの人に好まれ、養殖も盛んです。

若布

若布はコンブ目チガイソ科に分類される海藻です。日本近海の浅いところに生えている昆布の一種で、根・茎・葉に分かれており、いずれも暗褐色です。1mくらいの長さのものが多く、羽状に平たく分裂していきます。その様子から、柔らかく肌触りのよい布を表す「和布」(読み方はニギメ)と呼ばれていたこともあります。

若布は、アルギン酸という水溶性食物繊維をはじめ、カリウムや鉄などが豊富で、低糖質・低カロリーであることから、健康や美容に効果をもたらす食材としてもよく知られています。安価で購入できる上、幅広いレシピに使えることから、食卓への出番が多い食材です。

「若布」と「若芽」の違いは?

「わかめ」というと、「若芽」を思い浮かべる人もいるかもしれません。「若芽」も「わかめ」と読みますが、「若布」とは全く異なる意味を持ちます。「若芽」は、文字通り、生えて間もない若い草木の芽を指す言葉です。

若布

「若布」はいつの季語?

季語とは、俳句や連歌などで特定の季節を表現するのに用いられる言葉のこと。「若布」は、春を表す植物季語で、春季の3か月(初春・仲春・晩春)全般に用いることができ、三春の季語ともいわれます。「若布」の旬が3月~5月であることから、春の季語として使われるようになったといわれています。

めかぶとこんぶを漢字で書くと?

「若布」とよく似た食べ物といえば、「めかぶ」と「こんぶ」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。いずれも海藻であり、見た目もよく似ていることから、同じものだと思われがちです。似ているところが多い「若布」と「こんぶ」ですが、違いもあります。「めかぶ」と「こんぶ」を漢字で書くとどのようになるのかも併せてチェックしていきましょう。

めかぶ

「めかぶ」を漢字で書くと「和布蕪」になります。「和布蕪」は「若布」の一部で、「若布」の胞子が育つ根元のひだの部分をいいます。「和布蕪」から新しい芽が育つことで「若布」は増殖できるというわけです。

「和布蕪」は「若布」よりも栄養価が高いとされており、ぬめりが強く、食感も独特です。この独特の食感が好きという人も多く、手軽に食べられるようにパッケージ化されて売られている人気食品。スーパーで売られており、様々な料理にアレンジすることができます。

若布

こんぶ

「こんぶ」は、漢字で書くと「昆布」です。「昆布」は寒い地域でのみ生育するため、日本では主に北海道で生産されています。栄養価がとびぬけて高く、特に甲状腺ホルモンを作るためには欠かせないヨウ素(ヨード)を多く含むことで知られています。

また、うまみ成分であるグルタミン酸を多く含んでいるので、出汁としても重宝されていますよね。北海道産の利尻昆布は、昆布の高級品として昔から愛されており、プロの料理人が好む出汁の材料のひとつです。出汁を取ったあとの昆布の出し殻(だしがら)は煮物や佃煮にリメイクすることも。捨てるところが無く、最後まで美味しく食べることができます。

最近では「昆布」の成分を使ったコスメやスキンケア、ヘアケア商品が開発されており、いずれも大人気です。

若布

「若布」のおすすめレシピ

「若布」のおすすめレシピを見ていきましょう。採りたての「若布」を湯通しすると、鮮やかな緑色に。この湯通しした「若布」を塩と一緒に保存した塩蔵若布や、食べやすい大きさにカットした乾燥若布など、「若布」の市販品はたくさんあります。それぞれのおすすめレシピについて、紹介していきましょう。

新玉ねぎと生若布の和え物

春が旬の食材同士を組み合わせたおかずです。新玉ねぎは薄めにスライスして水にさらしておきましょう。辛みや生の玉ねぎが苦手な人は、サッと茹でておくといいですよ。食べやすい大きさに切った「若布」と新玉ねぎに鰹節を適量入れて、ポン酢で和えていただきます。ポン酢以外だと、ドレッシングもよく合いますよ。新玉ねぎを茹でた場合は、冷めてから和えるようにしましょう。新玉ねぎのみずみずしさと「若布」の相性の良さを実感できる、春らしい一品です。

野菜がいっぱいの塩蔵若布スープ

「塩蔵若布」を使う場合は、パッケージ記載の方法に従い、あらかじめ塩抜きをしておきましょう。

塩抜きした「塩蔵若布」を食べやすい大きさに切ります。野菜は、冷蔵庫にあるもので大丈夫。それぞれを一口大にカットしておきましょう。ショウガやネギがあれば、それも使います。ショウガはみじん切りに、ネギは小口切りが食べやすいでしょう。鍋に水を入れ、「塩蔵若布」と野菜、コンソメやブイヨンを一緒に入れて加熱します。野菜に火が通ったら完成です。

栄養が盛りだくさんでヘルシーでありながら、簡単に作ることができるこのスープは、美味しさも抜群! クーラーや寒暖差などで体に冷えを感じた時には特におすすめです。

乾燥若布ときゅうりの酢の物

「乾燥若布」を使って、暑い時期にぴったりの定番おかずを作りましょう。

「乾燥若布」は水で戻し、水気を切っておきます。きゅうりは薄くスライスしてから塩をまぶしておきましょう。きゅうりがしんなりしたら、しっかり絞って水気を切ってくださいね。かつお出汁、砂糖、酢、醤油を混ぜ合わせたものに、水で戻した「若布」ときゅうりを入れてよく和えたら完成です。さっぱりして爽やかな味付けにお箸が進みますよ。ごま油を加えるとまた一味違う美味しさが楽しめます。ぜひおためしあれ。

最後に

今回は、「若布」の読み方と若芽蕪や昆布とのちがい、「若布」を使った簡単レシピについてお伝えしました。「若布」は春が旬の海藻の一種で、昔から多くの人に愛されている食材です。「若布」と同じ読み方の言葉に「若芽」がありますが、違いがあることもわかりましたね。

「若布」は安価な上に調理が簡単で、しかもヘルシー。最近では栄養豊富な食品としても知られてきました。料理のジャンルを問わず、箸休めの一品からスープまで、あらゆるレシピに活用できる万能食材の「若布」。ぜひレパートリーに取り入れ、健康的に美しくなりましょう。

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