一歩も譲らない姿勢
例えば企業間の交渉で、上司から「一歩も譲らない姿勢で挑んでこい!」などと言われたら、頑なに意思を曲げない、譲歩しない姿勢で挑まなくてはなりません。
頑固一徹
先に挙げた「頑なな態度」や「一歩も譲らない姿勢」というのは、時にマイナスなイメージを与えるものです。ところが「頑固一徹」は、共通する強い意思も感じられますが、職人独特の生真面目な気質や信念として、好感が持てるものと捉えることもできます。
「梃子摺る」の類語や⾔い換え表現は?
「梃子摺る」の類語や言い換え表現に関しても見ていきましょう。
手を焼く
「手を焼く」は、処置や対応に窮するという意味で、「梃子摺る」と同じ意味を持つ言葉です。
手間取る
「手間取る」は、手間がかかり時間もかかってしまうことで、「梃子摺る」の類語です。
英語表現とは?
「梃子」を使った、「梃子でも動かない」、「梃子摺る」の英語表現を紹介します。
I tried to open the box, but it wouldn’t budge(箱を開けようとしたが、梃子でも動かなかった)
「梃子でも動かない」を表現するには、頑なに動かないことを表す「not budge」が使えます。例文の「budge」の前の単語「wouldn’t」は、「will」の過去形「would」と、「not」が合わさったものです。
I’m having a hard time writing in English(英語で書くのに梃子摺る)
「梃子摺る」の英語表現には、なかなか上手くいかない、苦労するという意味の「have a hard time」が使えます。
最後に
普段耳にすることのある「てこでも動かない」の「てこ」は、小学校の理科の実験で行った、あの「梃子」のことだったとは。よく考えてみれば、「なるほど」と納得できる、興味深い言葉です。
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