「鴨脚樹」←この漢字なんと読む?ヒントは日本でも街路樹やシンボルとして大活躍するアレです | Domani 「鴨脚樹」とは秋を感じるあの木の名前!?日本でも街路樹やシンボルとして大活躍

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2021.11.11

「鴨脚樹」←この漢字なんと読む?ヒントは日本でも街路樹やシンボルとして大活躍するアレです

「鴨脚樹」とは秋になると実をつける、日本の街中でもよく目にする樹木のことです。別名で銀杏、公孫樹とも呼ばれています。鴨脚樹の意味や読み方、別名とその由来などを分かりやすくご紹介します。普段の生活の中でいかに身近な存在であるかに気付いて頂けるはずです。

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「鴨脚樹」の別名は「銀杏」「公孫樹」

鴨脚樹は日本では街路樹として頻繁に目にする背の高い樹木で、原産地は中国です。鴨脚樹の葉は、秋になると黄色に変色し、見る人を楽しませます。

鴨脚樹

鴨脚樹の実は食用としても親しまれていますが、熟した実は強烈な匂いを放つのが特徴です。鴨脚樹の読みは予想出来ましたか?正解は……「いちょう」でした!

いちょうの漢字表記は3つあり、「銀杏」「公孫樹」「鴨脚樹」です。

いちょう【銀杏/公孫樹/鴨脚樹】
1. イチョウ科の裸子植物。一科一種。落葉高木で、高さ約30メートルに達する。葉は扇形で中央に裂け目があり、秋に黄葉する。雌雄異株。春、葉の付け根に、尾のような雄花、柄のある2個の胚珠(はいしゅ)をもつ雌花をつけ、4月ごろ受粉し、9月ごろ精子によって受精が行われる。果実は丸く、外種皮は熟すと黄橙(おうとう)色で、内種皮は白い殻となって種子を包む。種子は銀杏(ぎんなん)とよばれ、食用。幹や枝から気根を垂らすことがあり、乳(ちち)の木ともいう。中国の原産で、盆栽や街路樹に多用され、材は碁盤・将棋盤などに使われる。《季 黄葉=秋 花=春》「―散る遠くに風の音すれば/風生」
2. 鏃(やじり)の一種。イチョウの葉の形をしたもの。
3.「銀杏頭(いちょうがしら)」の略。
4. 紋所の名。イチョウの葉を図案化したもので、多くの種類がある。
◆ 江戸時代以来、語源を「一葉」と考え、歴史的仮名遣いを「いてふ」としてきたが、「鴨脚」の宋音ヤーチャオに由来するもので、「いちゃう」が正しいとする。

(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)

和名「イチョウ」の由来が鴨脚

日本でイチョウという呼び名が定着したのは、平安時代に遡ります。中国では、葉の形が鴨の水掻きのように見えることから、イチョウは「鴨脚(イーチャオ、ヤーチャオ)」と呼ばれていました

中国から鴨脚樹が伝わった際に発音をまねて「イーチャウ」と発音されるようになり、のちにイチョウに定まったとされます。鴨脚樹という表記も中国の「鴨脚」に由来しています。

「鴨脚樹」の花言葉と特徴

鴨脚樹には、雄木と雌木があることはご存じでしょうか?咲かせる花もそれぞれ雄花と雌花で、1本の木に両方の花が咲くことはありません。

鴨脚樹

秋になると道端に落ちている大量の鴨脚樹の実は、雌木から落下した実です。

鴨脚樹の花言葉は「荘厳」「長寿」「鎮魂」です。日本では、鴨脚樹は昔からシンボルとしても親しまれてきました。

身近だけど、意外と知らない鴨脚樹の花言葉や特徴をご紹介します。

鴨脚樹の花言葉

鴨脚樹の花言葉は3つあり「荘厳」「長寿」「鎮魂」です。鴨脚樹は木の中でも寿命が長く、なんと千年以上も生きているケースもあります。

長寿という花言葉は、長い年月を生き抜く生命力のある鴨脚樹の姿に由来します。その他の花言葉、荘厳と鎮魂も歴史のある樹木が立派にそびえ立ち、落ち着いた存在感を醸し出している様子を表しているとされます。

鴨脚樹はシンボルとしても歴史が深い

特徴的な扇形をした鴨脚樹の葉は、代々引き継がれる家紋にも用いられています。鴨脚樹の家紋は「銀杏紋」と呼ばれ、長寿や子孫繁栄のシンボルとして人気が高いです。

銀杏紋は、鴨脚樹の葉をモチーフにした紋だけでなく、花をモチーフにした紋などバリエーションの幅が広いのも特徴です。

家紋以外にも、鴨脚樹は東京大学の校章にデザインされています。また、切り口の丸い食材を縦に十文字に切ったあとで、端から一定の厚さに切る方法を、鴨脚樹の葉にみたてて「イチョウ切り」と呼びます。

鴨脚樹モチーフは、日本の文化に根ざした人気のあるシンボルです。

鴨脚樹の特徴

鴨脚樹の木には、雄木と雌木があり、雌木のみが実を付けます。オレンジ色に熟した鴨脚樹の実は、匂いを放つため、街路樹としては雄木が好まれる傾向があるようです。

鴨脚樹の花が咲くのは春の4~5月頃で、受精のために雄株は花粉を飛ばします。道に落ちている鴨脚樹の実を頻繁に見かける理由は、鴨脚樹は受精をしなくても胚珠(発達して種子になる部分)が肥大し、実を付けるからです。

様々な用途で利用されている「鴨脚樹」

日本でも馴染みの深い鴨脚樹は、私たちの生活のさまざまな所で活躍しています。例えば、鴨脚樹は木材として利用されるほか、街路樹としても人気が高いです。

鴨脚樹

秋には、鴨脚樹の実が調理され食卓に並びます。海外では鴨脚樹の葉がハーブとして認定されており、70ケ国以上で処方薬としても使われています

鴨脚樹の幅広い用途について確認してみましょう。

鴨脚樹は人気の高い街路樹

日本の首都「東京都の木」に選ばれている鴨脚樹は、街路樹としても人気が高い樹木です。なぜ街路樹に鴨脚樹の木が選ばれるかというと、鴨脚樹は寿命が長く、交通量の多く排気ガスにまみれた環境でも生き抜く力があるからです。

秋には鴨脚樹の葉が一斉に黄色に染まり、季節感を感じられるのも、鴨脚樹の人気の理由と言えるでしょう。

鴨脚樹の実は秋のごちそう

強い匂いを持ち、敬遠されがちな銀杏(ぎんなん)の実ですが、栄養価が高く、クセも強くないため、茶碗蒸しをはじめとする様々な料理に使われています。しかし、食べ過ぎると中毒症状が出るともいわれており、注意が必要です。

自分で拾った銀杏を調理する場合には、実から種を取り除いたのち、流水で綺麗に洗い流して、天日干しをしましょう。

鴨脚樹はWHOとFDAの認定ハーブ

鴨脚樹の葉は、モチーフとして愛されているだけでなく、WHO(世界保健機関)やFDA(米国食品医薬品局)によって、ハーブとして認定されています。欧州各国では、鴨脚樹の葉が、脳梗塞やアルツハイマー型認知症の処方薬としても利用されています。

ただし、日本では医薬品として承認されていないという点は忘れないでおきましょう。日本では、鴨脚樹の葉を天然の防虫剤として古くから利用してきました。

「鴨脚樹」を楽しめる名所5選

鴨脚樹が真っ黄色に染まる秋の風景は、観光名所としても人気があり、多くの人々が鴨脚樹並木を訪れています。日本で有名な鴨脚樹の木や、鴨脚樹並木を楽しめるスポットをご紹介します。

鴨脚樹

岩手県長泉寺の日本最大級のイチョウ:周囲14mある樹齢1100年の巨木
東京都日比谷公園の「首かけイチョウ」:パワースポットとしても人気
北海道大学イチョウ並木:約380メートルのイチョウ並木、ライトアップも楽しめる
靖国神社のイチョウ並木:イチョウと一緒に紅葉も楽しめる
愛知県祖父江町のイチョウ:1万本以上のイチョウ並木、お祭りも開催

秋のお出掛けには、癒しを求めて鴨脚樹並木を訪ねてみてはいかがでしょうか。

「鴨脚樹」は秋を感じさせる身近な存在

鴨脚樹

鴨脚樹は私たちの生活に欠かせない、とても身近な樹木です。長寿や子孫繁栄といったポジティブな意味を持っている鴨脚樹のモチーフは、家紋にもデザインされています。

色々な用途がある鴨脚樹は、きっとこれからの人生の多くの場面で、出会うことになるでしょう。鴨脚樹が美しく黄色に変色する季節には、鴨脚樹の並木を求めて出掛けてみるのもいいかもしれませんね。

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写真・イラスト/(C)shutterstock.com

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