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2022.01.21

「紅蓮」とはどんな花? 花言葉や種類、類語、紅蓮地獄について解説

人気アニメの主題歌などで耳にすることのある「紅蓮」ですが、皆さんはどんな花か知っていますか?今回は、花言葉を始め、種類、類語、紅蓮地獄について解説していきます。

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「紅蓮」とはどんな花?

皆さんは「紅蓮」という花を知っていますか? 大ヒットした人気アニメ『鬼滅の刃』の主題歌、「紅蓮華(ぐれんげ)」を聴いて、「紅蓮華」ってどんな花だろうと興味を持った方もいるのではないでしょうか。「紅蓮」は「紅い蓮の花」以外にも、様々な意味を持つ言葉です。今回は「紅蓮」の意味や花言葉、類語などを解説します。

紅蓮

■「紅蓮」の特徴

紅蓮」は、「紅い蓮」と書いて「ぐれん」と読みます。その言葉の意味を、辞書で調べてみましょう。

1 紅色の蓮(はす)の花。紅蓮華(ぐれんげ)。2 「紅蓮地獄」の略。3 燃え盛る炎の色のたとえ。(<小学館デジタル大辞泉>より)

蓮の中でもひときわ色が濃く、花びらが紅色やピンク色の蓮の花のことを「紅蓮」と呼びます。「紅蓮」とは、元は仏教語で、サンスクリット語では「パドマ」といいます。「紅蓮華」と呼ばれることもありますが、この言葉が指す花は、スイレン科スイレン属の「睡蓮」ではなく、ハス科の多年生水草である「蓮」のことです。

「蓮」は、古代インドでは「多産」や「生命誕生」のシンボルとされ、汚れた泥の中から清純な花を咲かせることから極楽浄土に見立てられました。日本では平安時代頃から仏教色が濃くなり、『拾遺集』には「一度 (ひとたび) も南無阿弥陀仏 (なむあみだぶつ) と言ふ人の蓮の上に上らぬはなし」と僧侶 空也(くうや)が歌を詠んでいます。

また、「紅蓮」には、「勢いよく燃え盛っている炎」という意味もあり、「紅蓮の炎」と表現することもあります。歴史小説などの戦の場面で「紅蓮のような炎が燃え上がった」というように使用され、その激しい争いの様子が伝わってくるようです。

紅蓮

■「紅蓮地獄」とは?

それでは、「紅蓮」の意味の一つである「紅蓮地獄」には、どのような意味なのでしょうか?

紅蓮地獄」とは、八寒地獄の七番目の地獄のことです。この地獄に落ちた者は寒さのあまり皮肉が裂けて血に染まり、紅色の蓮のような様相となってしまうことから、この名が付けられたとされています。また、この地獄よりさらに苦痛や寒さが厳しい地獄が、八番目の「大紅蓮」です。地獄といえば、炎に灼かれ熱い世界を想像しますが、寒さに苦しめられる地獄もあるのですね。

「紅蓮」の花言葉とは?

「紅蓮」は、ヒンズー教において女神ラクシュミーと夫ヴィシュヌ神の花といわれています。ヒンズー教の宗教画には、この二神と共に「紅蓮」が描かれることが多いようです。またラクシュミーとヴィシュヌは、愛に満ちた夫婦だったことから「愛情」という花言葉がつけられています。

「紅蓮」の種類

「蓮」の花の開花時期は6月〜8月頃。早朝に咲き始め、昼頃には閉じてしまいます。ここでは蓮の花の中でも「紅蓮系」と呼ばれる品種を3つ紹介します。

紅蓮

1:大賀蓮(おおがはす)

大賀蓮は、 鮮やかなピンク色の花びらが特徴です。昭和26年蓮の研究をしていた大賀一郎博士が、千葉県の農場で弥生時代の地層から蓮の種を発見しました。そのうちの一粒がみごと開花したことから「大賀蓮」と名付けられました。非常に古くから自生していた種類で、「古代ハス」の一つでもあります。

2:蜀紅蓮(しょっこうれん)

蜀紅蓮は、日本の蓮の中で最も濃い紅色の花をつけます。その花の色は“赤黒い”と表現されることもあるほど。花の大きさは25cmほどと大型に近い中型種です。花の形がお椀型で丸みがあり、見た目も鮮やかなことから仏教の蓮のイメージに近く人気があります。

3:桜蓮(おうれん)

桜蓮は、江戸時代から栽培されていた一重咲きの蓮です。一般的に蓮の花は、開花してから時間が経つにつれて、徐々に花びらの色が薄くなっていきます。桜蓮は、咲き始めはきれいな紅い色ですが次第に退色し、その名の通り桜のような淡い桃色に変化していくのが特徴です。

類語や言い換え表現とは?

真っ赤に燃え上がる炎の色を指す「紅蓮」。日本語には、同じように激しく燃えるさまを表す言葉がいくつもあります。その中から3つ類語を紹介していきましょう。

紅蓮

1:灼熱

「灼熱(しゃくねつ)」の意味は以下の通りです。

1 金属などを焼いて熱くすること。また、焼けて熱くなること。2 焼けつくように熱いこと。3 物事の程度が最高潮であること。はげしく情熱をもやすこと。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「灼熱」には、焼けるように熱い、これ以上ないくらい熱いという意味があります。じりじりと焼けるような太陽のことを「灼熱の太陽」と表現しますよね。また、人間関係においても情熱的な恋愛を表すときに「灼熱の恋」と言ったりします。

2:猛炎

続いて「猛炎(もうえん)」の意味も見ていきましょう。

激しく燃えさかるほのお。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「猛」は、「勢いが激しいさま」「勇ましいこと」を指します。「紅蓮」は、燃え盛る炎の色を表すのに対して「猛炎」は、暴れるように激しい炎の様子を表した言葉です。

3:焦熱

「焦熱(しょうねつ)」の意味は以下の通りです。

1 焦げつくように熱いこと。また、その熱さ。2 「焦熱地獄」の略。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「焦」は、「こげる、こがす」「苛立つ」というような意味を持ちます。太陽のあまりの熱さに地面が焦げてしまいそうな様子が思い浮かびます。先述した「灼熱」には、焼けるような熱さを表すため、意味がよく似ていますね。

また「焦熱」は、「焦熱地獄」の略語にもなっています。「焦熱地獄」とは、八大地獄の内、六番目の地獄とされ、人殺しや盗み、よこしまな心を持つ者が落ちる場所。罪人は、熱い鉄の釜の上で身を焼かれ苦しめられることから「焦熱地獄」と呼ばれるそうです。

英語表現とは?

「紅蓮」を直訳する英語はありません。「蓮」という意味の「lotas」だけでもその花の色が伝わりますが、強調したい場合は「red(赤い)」の単語を加えるといいでしょう。

・I think that red lotas is beautiful.(私は紅い蓮の花を美しいと思います)

最後に

蓮の花の中でも、ひときわ紅い花びらが美しい「紅蓮」。燃え盛る炎や紅蓮地獄という意味を持つなんて驚きましたね。初夏の時期、蓮池の中で特に紅い花を見つけたら、今回紹介した「蜀紅蓮」や「桜蓮」かもしれませんよ。日本には寺院の庭園や植物園など至る所に蓮池があります。ぜひ、本物の「紅蓮」を見に行ってみては?

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