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2022.08.03

子どもの脱毛需要が増えている中、親が知っておきたい注意ポイント【医師解説】



脱毛への関心が低年齢化している昨今、保護者はどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。注意点やリスクは? 何歳からできる? 値段は? など、医療脱毛にたずさわる医師に聞きました。

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子どもの脱毛ってどうなの? 気になる疑問に医師が回答

最近子ども向けの脱毛の需要が増えているという話題を聞いたことがある人も多いのでは。子どもの脱毛事情はどうなっているのでしょうか。保護者としてどんなことを知っておくべきなのか、医療脱毛にたずさわる医師に質問しました。

今回教えてくれたのは、医療脱毛専門院「リゼクリニック」新宿三丁目院の院長、大地まさ代医師。将来そういう場面があるかもという人から、実際に子どもが体毛を気にしているという人まで、今知っておきたい5つの疑問に答えます。

そもそも何歳からできる? 注意点は?

Q1:子どもの脱毛は何歳から可能?

子どもが脱毛に通いたいと言っても、そもそもこの年齢で可能なのかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。何歳以上なら脱毛してもOKといった基準はあるのか、大地先生に聞きました。

「私どものような医療機関で行なう医療脱毛においては、何歳から施術可能といったエビデンスは特にありません。そういう意味からすると、本人が体毛を気にしたり、自己処理をし始めた時点で脱毛は可能と考えます。ただし、実際に脱毛施術を受けるには、子ども本人が脱毛をやりたいという意思があることがとても重要だと思います。

さらに多少痛みも伴いますので、施術に耐えられるか、施術中や前後の注意事項について理解ができるかなど、本人とご家族とで十分話し合い、脱毛を決めることが大切です。

当院、医療脱毛専門院『リゼクリニック』では、14歳から医療脱毛の受け入れを行なっています。2010年にリゼクリニックが開院した当初は、国内や学会での『小児脱毛』の実績が少なく、子どもの脱毛についての健康影響についてはまだ明らかでない部分が多く残っていました。また、当院においては子ども本人の意思がわかるニーズ調査もしていませんでした。そこで、比較的本人の意思を確認できるであろう14歳以上に設定した背景があります」(大地先生・以下同)

▼「医療脱毛」についてはこちらもチェック

Q2:子どもが脱毛を受けるときに注意すべきことは?

子どもの脱毛を検討する際に、特に親はどんなことに注意するべきなのでしょうか。大地先生は、子どもの意思ではなく親の意向で選択されることや、「体の毛はない方がよいもの」といった誤った認識を招くことなどを懸念していると言います。

「『自分の毛が濃くて悩んでいたから子どもに脱毛をさせたい』『自分が感じたコンプレックスを子どもに感じてほしくない』『子どもの毛が濃くて、いじめられてしまうのではないかと心配』など、子どもの意思ではなく〝親の意向〟で子どもへの脱毛 (キッズ脱毛) を選択したなどの話を耳にすることがあります。脱毛するかどうかは、親ではなく、まずは 『本人の意思によるものかどうか』ということが最も大切だと考えています。従って、本人の意思が定まっていない中で、親の意向のみで脱毛することはおすすめできません。本人の意思からでない場合、痛みや通うことを苦痛に感じてしまい、心身の負担になってしまう懸念があります。

キッズ脱毛という言葉を通して、本人の意思を無視した形で、『毛がない方がよい』といった誤った認識を招いたり、『子どもも脱毛することが当たり前』のように普及してほしくないと感じます。大切なお子さまのために、親世代は『正しい認識と知識』を持った上で、子どもに寄り沿った選択をしてほしいと思います」

また、肌へのリスクは年齢に関係なくありますが、子どもは大人以上に施術前後の管理などが難しいという点にも注意した方がいいそう。

「肌に対し、医療脱毛ではレーザーを照射、エステ脱毛では光を照射するので、年齢に関わらず火傷や赤み、毛嚢炎のリスクがあります。脱毛の施術前後は紫外線対策、施術後は肌を清潔に保つことが非常に重要です。屋外活動で紫外線対策が難しい場合や、汗をかいたりした後に清潔を保てなくなる場合などもあり、子どもは大人と比べ肌トラブルに繋がる可能性が高くなります。そのような点も、本人及び家族がしっかり理解していることが大切です」

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Q3:子どもが脱毛しても、成長に伴ってまた毛が生えてくることがある?

「第二次性徴 (男子10~13才・女子8~12才頃) 前の子どもの場合は、毛も発育段階にあります。思春期以降に生えてくる毛もあるため、一旦脱毛が完了したかなと思ってもその後に新しく生えてくる可能性もあります。また、この後生えそろってくるであろう毛まで脱毛することはできません」

そもそも「永久脱毛」ってどういうこと?

「永久脱毛」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、こちらについても注意が必要。言葉の響きからすると、一度脱毛をしたらもう毛が生えてくることはないと受け取ってしまいがちですが、決してそういう意味ではないそう。

「『永久脱毛』の定義は、FDA(※1) (アメリカ食品医薬品局) によると『一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が、長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること』とされています。また、AEA(※2) (米国電気脱毛協会) によると『最終脱毛をしてから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める』とされています。つまり「永久脱毛」は永久に毛が生えてこないという意味では決してありません。一度脱毛すると二度と毛が生えてこなくなる、と想像する方もいるかもしれませんが、医療脱毛を行った場合でも毛がまた生えてくる可能性があります。

脱毛は施術後に生えてくる毛の本数が減り、その状態を長い期間維持できることを指します。高い脱毛効果があり、長期にわたり毛の再生がない状態を維持できる、いわゆる『永久脱毛』を提供できるサービスは、医療レーザー脱毛 (医療レーザー脱毛機による脱毛) と針脱毛だけと言われています」

※1 FDA…米国の政府機関で「保健・福祉省」に属する
※2 AEA…1958年に設立されたアメリカ最大の電気脱毛士団体

Q4:子どもの脱毛も値段は大人と同じ?

価格はそれぞれのクリニックやサロンによって異なりますが、リゼクリニックでは14歳以上が契約でき、料金は成人 (大人) と変わらないそう。一方、「学割20%OFF」「ペア割10%OFF」「乗り換え割10%OFF」などの割引も用意されています。

Q5:子どもが毛深くて悩んでいる……医師の目線から言えることは?

毛深いことに悩んでいる子どもも多いと聞きます。そんな子どもたちとその親世代に対して、医師の目線からコメントをいただきました。

「子どもの体毛は遺伝的要因から早く成長することもあり、小学校低学年の頃には毛深くなる子どもも少なくありません。子どもたちは素直であり、時として残酷。毛深いことを理由に同級生などにからかわれたり、イジメの原因になることもあると聞きます。他人と比べて特に毛深くなくても、目に触れる腕や足の毛が気になって悩む子どももいます。そういった悩みをひとりで抱え込むことも多く、親に隠れて自らカミソリで毛を剃りケガや皮膚炎を起こし、ようやく親が子どもの悩みに気がつくというケースもあるようです。

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毛の問題で悩んでいる子どもたち、そして『自分の子どもに安心して脱毛を受けさせたい』と親世代が考えたときに、『子ども脱毛』は患者の選択肢の幅を広げ、子どもの精神状態をよくすることに寄与するメリットがあります。一方、思春期前だと回数が必要となる可能性があります。大切なお子さまへ脱毛をするにあたり重要な点は、

・子どもの意思を尊重し納得した上で施術を行っているか
・施術の方法、効果の出方や皮膚トラブルについて、発達段階に応じた分かりやすい言葉がけや、同行する家族に対しての詳しい説明をしているか
・遮光が非常に重要となるため、学校行事の聞き取りを行い、適切な時期に施術しているか
・コミュニケーションが重要であるので、恐怖心を和らげられているか

といったことがしっかりとできている場所を選択することだと思います。サロンやクリニックによって様々な考え方や価格設定があるので、すぐに決めずに各公式サイトや口コミなどの意見を聞き、実際に無料カウンセリングなどを訪れてみる、そして不安な点や気になる点をとことん聞いた上で、最終的にはご自身が納得できる場所で決められることをおすすめします。

なお、脱毛には肌トラブルなどのリスクが伴います。医療脱毛では、万が一肌トラブルが発生した際にも常駐する医師が適切に対応 (治療) するため、安心して施術を受けていただけると思います。子どもが医療脱毛を受けられる年齢になり、自分自身で『毛を無くしたい』と思ったのであれば、医療脱毛をすることを考えてみるのもよいのではないでしょうか。

また、脱毛することが『よい』といった誤った認識を招いたり、『子どもも脱毛することが当たり前』という認識が生じてしまうことは避けるべきと考えます。『体毛がない方がよい』『脱毛するのが当たり前』『若くから脱毛したほうがいい』といった認識を普及するのではなく、『脱毛がしたい』と望まれる患者さまには、『どこよりも安心で、正直な脱毛クリニック』として、患者さま本人やご家族に安心して納得して通っていただけるクリニックを目指したいと考えています」

体毛について悩んでいる子どもにとっては、脱毛することがコンプレックス解消につながるかもしれません。しかし、そもそもそのコンプレックスは、「体の毛はない方がよいもの」といった社会の価値観により生まれてしまったものかも。体毛があるのは決しておかしなことではないことや、脱毛するかしないかについては人それぞれ自分の意思が大切であるということ、また肌トラブルをはじめとしたリスクなどについても理解した上で、今やるべきなのかどうかを話し合うことが重要ではないでしょうか。

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教えてくれたのは……

大地まさ代 先生

近畿大学医学部卒業後、近畿大学病院呼吸器・アレルギー内科勤務。1992年に入都し、東京都福祉保健局疾病対策課長、港区保健所長などを歴任。2015年より全国で24院展開する医療脱毛専門院『リゼクリニック』の新宿三丁目院 院長に就任。30年以上、医師として培ってきた経験を持ち、セラピストやコスメマイスターなどの資格も持つ、美容のプロ。

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