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2022.11.27

「翔」の意味とは? 読み方や使い方、名前をつける時のヒント

 

「翔」の読み方は、音読みが「ショウ」で、訓読みは「かけ(る)」。意味は、「空高く飛ぶ」です。この記事では古典での使われ方や、「翔」の入る名前について紹介します。

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「翔」の意味

「飛ぶ」でも「跳ぶ」でもない、「翔ぶ」にはどんな意味があるのでしょうか? 漢字の由来から読み方、そして意味についてみていきましょう。

光が差し込む青空のイラスト

「翔」の由来

「翔」という漢字は「羊」という文字と「羽」という字で構成されています。一説によりますと、「羊」という字を使っているのは、同じ音の「ヨウ」から「揚(ヨウ)」の「高く上がる」という意味があるからだそうです。それと羽を組み合わせて、高く上がり羽を広げて飛ぶといった意味になります。

「翔」の読み方

「翔」の読み方は、音読みが「ショウ」で、訓読みは「かけ(る)」が一般的です。ところが、1975年に司馬遼太郎の「翔ぶが如く」という小説が発刊されてから「と(ぶ)」の読み方が定着していきました。

「翔」の意味

羽を広げて飛ぶ。空高く飛ぶ。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

普通に飛ぶというよりも、空高く飛び、大きく羽を広げ気持ちよく上空を舞っている感じでしょうか。空を自由にかけめぐる。そんな場面が目に浮かびます。ポジティブなイメージが、この漢字を名前に付けたくなる所以でしょう。

「翔」の使い方

古くは『万葉集』から『源氏物語』、そして現代ではどのような使われ方をしているのかみていきましょう。

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翔り(かけり)

・『万葉集』
「ひさかたの天のみ空ゆあまかけり(天翔り)見渡し給ひ」(山上憶良)は、神の霊魂が空を飛び回る様を表しています。元号「令和」の選考過程で「天翔」という案も一時有力だったと言われていました。それは『万葉集』や『古事記』に由来していたとされています。

・『源氏物語』
澪標(みおつくし)の一節に「降り乱れひまなき空に亡き人のあまかける(天翔る)らむ宿ぞかなしき」とあります。これは、「亡き母の霊魂がまだ家の上を飛び回っていると思うと悲しい」という気持ちです。

翔(しょう)

2018年よりアメリカのメジャーリーグに移籍した大谷翔平選手が試合に出てくるときに、現地の実況が「ショータイム」をもじって「翔タイム」というのが話題になりました。

他の使われ方としては、宇宙ロケットや弾道ミサイル、衛星など肉眼では届かないほど高く飛ぶ人工物を「飛翔体(ひしょうたい)」といいます。

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