「おはようございます!」と共に聞こえる波の音
日本から直行便で約7時間、バリ島の気候は熱帯モンスーン気候。日本のような四季はなく、雨季 (11〜3月) と乾季 (4〜10月) の2つの季節のみ。気温は1年を通して約28度と夏好きには嬉しいあたたかさ。
バリのデンパサール空港 (正式名称:イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港) から宿泊先のClub Med Baliまでは、海上を走る有料道路 Bali Mandara Toll Road を通り約20分。
▲ ロビーはオープンスペースでとっても開放的。常にあたたかな風が流れていて、ここで気持ち良く読書をしたり、メールチェックしたり、もちろんしゅわしゅわを飲んだりと過ごし方は様々。
▲ Club Med Bali 敷地内中央に位置するメインプール。ここでお昼開かれる水中エアロビクスが大人気!
▲ 今回の渡航は乾季真っ只中、燦々と照る太陽、そして清々しい青空と大海原がどこまでも広がっていて、気持ちいいっ!!
● 早起きは三文以上の徳! 朝から夜までアクティビティが盛りだくさん!
日本だと、朝起きて「あ〜、仕事行かなきゃ〜」と眠さを引きずりながらの出社準備ですが、ここはバリ島、満員電車も出社時間も関係ございません。朝起きて聞こえてくるのは、ビーチからの波音と鳥のさえずり、そして木々が揺らめき合う音。そんな気分良く始まる朝は、自然と体を動かしたくなるものですね。
Club Med Baliでは1日に2回、朝7:50と夕方17:30に海辺でヨガクラスが開かれていて (もちろん追加料金はなし)、初心者でも参加することができます。朝のクラスは、心身共に目覚められるよう、大きな動きが多め。夕方のクラスは、1日目の終わりに向け、少しリラックスした内容。
▲ わたしも朝のクラスに参加。ヨガ インストラクター兼ホテルスタッフ (G.O) であるLISAさんと一緒にポーズ! ヨロヨロしながら精神統一…。
風が吹く度にゆらゆら揺れる木漏れ日を楽しみながら深呼吸、呼吸が大切なヨガだからこそ、ここでの潮の香りを身体全体で感じることができます。
そして、ヨガで45分間しっかり体を動かした後は、部屋に戻り休むも良し、または戻る途中で禅プールに寄るも良し。日光浴をしたり、読書をしたり、昼寝をしたりと、ここは静かに過ごすサイレント ゾーン。もちろん「アダルト ONLY」!
ヨガや水中エアロビクスの他にも、ゴルフ、アーチェリー、空中ブランコ、スキューバダイビング、ウィンドサーフィンなど、追加代金不要のスポーツレッスンやアクティビティが盛りだくさん、その数なんと20種類!
▲ わたしも久々の打ちっ放しへ行ってきました。打ちっ放し後は、左手の赤い袋の先端でセルフ球拾い! 直接手で拾わなくていいので、腰にやさしい… (笑)。
ヨガやスキューバダイビングなど、スタート時間が決まっているものもあれば、各自自由にいつでも利用できるものもあるので、興味があるアクティビティの最新詳細は現地でチェックしてくださいね!
● Club Med 独自の「働き方」。世界各国から集まった「G.O」って、どんなことをする人たち?
世界24カ国に展開するClub Medで働くスタッフは通称 G.O (=ジェントル・オーガナイザー) と呼ばれ、通常のホテル業務以外に、アクティビティの講師やショーのエンターテイナーとして活躍しています。一緒に食事を摂ったり、お酒を交わしたり、時には道案内をしてくれたり、そんな友達同士のようなコミュニケーションを通じ、彼らの働き方や故郷の話なども聞けたり、旅先ならではの出会いを楽しむことができます。
▲ メインレストラン “Agung” では、和食から洋風、インド料理や韓国料理まで品数豊富なブッフェが楽しめます。どれにしようか、なにを食べようかウロウロしていると「一緒に食べよう!」とG.Oたちとご一緒することも。
ちなみに、ヨガインストラクター LISAさんもG.Oの1人。彼女はClub Med Baliにきて約1ヶ月。その前は、オーストラリアのブリスベンでファイナンス業界に携わりながら、ヨガインストラクターをされていたんですって。 その他G.Oの方々の前職も、サウンドエンジニアをだったり、動物看護師だったりと、働き方の多様性をひしひしと感じる旅となりました。
▲ Club Med Bali で活躍中のG.O (一部のみ) の方々。
(上段男性左より)インドネシア人のTAWANさん、南アフリカ人のTRAVISさん、南アフリカ人のKEAGENさん、カナダ人のAUSTINさん、オーストラリア人のIANさん
(下段女性左より)オーストラリア人のGABRIELLAさん、中国系オーストラリア人のLISAさん、アメリカ人のRIVERSさん
▲ 毎晩行われるG.Oショーでは、歌ったり、踊ったり、楽器やコメディを披露したりと、マルチなエンターテイナーなG.Oたち!
そして、Club Med Baliでは現在4人の日本人女性のG.Oが活躍中! どーしても日本語じゃないと…という時には「Japanese G.O please♡」とお願いしてみましょう!
● ショッピングも充実! リゾートグッズは現地調達が賢いかも。
実は、Club Med Bali では日替わりドレスコートがあるんです。
例えば、先ほどのG.Oたちの集合写真、あの日のドレスコードは “カラフル”。どうりで皆さん華やかな装い! そして、毎日ショーウィンドウには、その日のドレスコートがディスプレイされていて、ホテル全体で色の一体感を楽しみます。
▲ この日は「あなたの国旗の色」というドレスコード。インドネシアの国旗は日本と同じ、赤白二色!
もちろんこのドレスコードは、絶対というわけではありませんが、「君のドレス素敵だね」→「あら、あなたの短パンもかっこいいわ♡」だなんて会話が盛り上がるきっかけになるかも (← え、そんなこと思ってるのはわたしだけ?)。
▲ 「ドレスコードを楽しみたい! でも手元に衣装がない…」なんていう時は、敷地内のショップへ是非。パッキングが大変な時は思い切って荷物を減らし、ここで調達するのも◎。買ったらすぐに着られますしね!
そして、つい最近できたばかりのオーガニックストアでは、ココナッツオイルやアイスバーが女子に人気なんだそう。美容と健康への期待が高いココナッツオイルはコーヒーやお茶に入れる以外にも、フェイス・ボディ・ヘアにも使えてマルチファンクション。お土産に便利な小さいサイズもありました!
▲ [アイスバー] 約400円、[バージンオイル] (小) 約900円 (大) 約2,500円、[エクストラバージンオイル] (小) 約1,000円 (大) 約3,500円
All Inclusiveでこれだけ楽しめるClub Med Bali、追加料金を出したら、一体何を楽しめるの!?
● バリに来たらこれなしでは帰れない!
リラクゼーションタイムと言えば、やっぱりマッサージ! バリ島に来ると、必ず1回は全身マッサージを受けるわたし、今回も身をもって一番人気のバリニーズ マッサージを受けて参りました。心穏やかな環境で受けるマッサージは格別。「気持ちイイ〜」と言った分、すべて体が吸収してくれている感じ!
▲ 向かったのは、Club Med SPA by MANDARA。
バリニーズ マッサージは、セラピー効果抜群の100%純正エッセンシャルオイルを使って行なうリラックス効果の高いマッサージ。身体と心を健やかに保つため、ストレッチやストローク、もみ出し、指圧などのテクニックが組み合わされ、血行を促しストレスを解消、心がより穏やかになるよう導いてくれるんです。また、リンパ器官や筋肉、神経系統などの改善にも期待できるんだとか。
▲ 個室の中は、暖色で落ち着いた雰囲気。
▲[画像左] マッサージ台の下のボウルに浮かぶ花。バリってこういうちょこちょこっとしたところが、イチイチ可愛いんですよね。見つけるたびに癒される!
[画像右] マッサージでは、一番右の時差ボケに良い「TRANQUILITY OIL」をセレクト。日本とバリの時差は1時間ですが、ね (笑)
ちなみにお値段は、50分コースで約10,000円、80分コースで約13,000円。毎日 9:00〜21:00までご利用いただけます。
● 初心者でも大丈夫! 貸切状態のビーチで手取り足取りサーフィンレッスン!
今回は、初心者にもやさしい波が車で50分ほどのところにあるということで、サーフィンに初挑戦してきました!
この勇姿をご覧ください! ジャン!!
え? 顔が白い? よくぞ気付いてくれました! これはですね、サーフィンの先生が渡してくれた日焼け止め「サーフヨギナチュラル サーフスクリーン」 を塗りたくったせいです。チョコレート、ココナッツオイル、バニラエキスといった天然素材のみでできていて、有効成分の酸化亜鉛は、海の中でも外でも紫外線から100%、何時間も守ってくれるんですって! 美容ライター 有田千幸、この時初めて紫外線100%カットという数字を目にし、感激 (メモメモ、塗り塗り)!
▲[左] 午前中の早い時間帯は日差しも強すぎず、サーフィン日和。パラソルもカラフル、あれですよ、いわゆる #インスタ映え ♡
[右] これが噂のサーフヨギナチュラル サーフスクリーン (インドネシア産)。この色は先生が使われていた色、結局わたしは真っ白をお借りしカオナシ (宮崎駿先生、すいません) で初サーフィンに挑みました。
2時間のレッスンで、風を切り、波を操る波乗りジョニーのようにスイスイサーフ!には残念ながら至りませんでしたが、なんとかボードの上に立ち、波打ち際に流れ着くというミッションは無事達成できました! 波に乗れた瞬間、体がうわっと水の力に持ち上げられ、面白いくらいに前進。僭越ながら、海をこよなく愛するサーファーの皆さんの気持ちがちょっとだけわかったような気が (!)。
ちなみに、初級コースは、レッスン代、ボード代、ウェア代、送迎込で約10,000円、中級コースは同じ内容で約半額なのだとか。乗車時間を含め、4時間弱で行って帰って来れるので、日差しが強すぎない朝出かけてランチタイム少し前にホテルに戻って来るというスケジュールがオススメです。
● オプショナルツアーでバリ六大寺院のひとつ、タナロット寺院に出かけよう!
せっかくバリ島にきたので、有名なお寺に。ということで、車に揺られ北西に進むこと約90分、海岸に建つタナロット寺院、通称 ロックテンプルに到着。
▲ (C) Google Map
大勢の観光客で賑わっていたここは、バリ島に来たらMUST VISITの観光名所のひとつ。
▲ 到着した15:00頃は干潮でした。
ぽっこり飛び出たタナロット寺院まで陸続きとなり、歩いて渡ることができる干潮時。わたしが訪れたこの日はあいにくの曇りでしたが、天気が良い日はこの大海原と壮大な夕日をバックに構える寺院が非常に美しいんです。
元々は、16世紀にジャワの高僧がこの地を訪れた際に、この土地のあまりの美しさに心惹かれ、海の守護神をまつる寺院をつくるよう勧めたのがタナロット寺院のはじまりなんだとか。
▲人々が列を成す洞窟の中には、寺院の守り神とされるウミヘビの巣があり、お布施を払うと拝観することができるそう。
こちらのオプショナルツアーは、タナロット寺院の他にもバリ島の人気スポットを一度に満喫でき、大人1人 約11,000円 (子供は約6,000円ほど)。現地に着いてから、レセプションでの申し込みになります。
ヨガやゴルフ、そしてシュノーケリングにサーフィンと様々なことにチャレンジできた今回の旅、都会の喧騒をしばし忘れ、心身ともにリフレッシュすることができました! 日常から少し離れてみることで気付くこともあり、やっぱり旅っていいものだな、そう思えた3泊5日になりました。
毎日仕事に一生懸命な皆さん、時計やパソコンやお財布さえをも気にしない日々もたまには悪くないですよ!
Club Med Bali (日本語サイト)
Club Med All Inclusive Resort (日本語サイト)
▼ あわせて読みたい記事
前回の記事はこちら →【カクテルもヨガも空中ブランコも】お財布持たないバカンスへ!
元CAが教える【エコノミークラス】で一番快適な席はココ!
【飛行機の席】日本人の多くが選ぶ席はココなんです!
【エコノミークラス】の機内食が切れたとき、CAがこっそりしてること。
ビジュアルエディター
有田 千幸
1983年生まれ。外資系航空会社CA、建築設計事務所秘書・プレスを経て、34歳にして脱OL。元会社員ならではの実用目線で、読んでくださる皆さまのお役に立てる情報をお届けしたいと思います! chiyuki_arita