京都に生まれた“新しいパティスリー”のスイーツ
【RAU(らう)】
2019年12月に京都でスタートした「RAU」は、“情景を、形状に。” をコンセプトに、心に浮かぶ絵画のような情景、香りが呼び起こす心をくすぐる記憶、古の歌人が和歌に込めた情感といった情景を高い技術力をもってお菓子で表現するパティスリーブランドです。
気高く美しいという意味を持つ“らうらうし”という日本の古語から名付けられたブランド名は、海外の人から見ても京都らしく、でも京都に見えすぎない言葉をチョイスしたのだそう。
■TAKI
▲1,540円
京都にあるGOOD NATURE STATIONの3Fにある「RAU Patisserie & Chocolate」でしか購入できないデセールは、一目見た瞬間のインパクトの強さとシズル感がたまらない!数あるデセールの中からRAUが初めましての方には「TAKI」がオススメと教えていただきました。
シェフパティシエの松下裕介さんとシェフショコラティエールの高木幸世さんがコスタリカでコーヒー農園を訪れた時、目の前に流れる雄大な滝に非常に感動し、その滝を見ながら飲んだコーヒーの味を思い出しながら、“コーヒー×滝の味を形にした”という「TAKI」。ぜひ訪れたら味わってみて下さい。
■Nami-Nami
▲3本入1,512円
RAUのシェフパティシエールがフランスと京都の街でみた、瓦屋根の風景や形状をイメージして作られた「Nami-Nami」は、プレーン・ショコラ・ゴマの波型サブレにそれぞれ3種の軽やかなクリームと濃厚なビーントゥバーの板チョコレートをサンドした一品。
サブレ、ショコラ、クリームとお菓子好きの夢が詰まったような組み合わせに、食感の違いも楽しめるクリームサンドチュイールは、3本、6本、12本、24本入りとバリエーション豊かに揃うので、ギフトにもオススメ。オンラインショップからも購入可能です。
▲Nami-Nami コーヒー×柑橘
2023年のバレンタイン限定商品にも注目!
1月19日より名古屋高島屋限定で発売される2023年のバレンタイン限定商品では、コスタリカでは降らない雪をイメージした白いバニラクリームや、コーヒー、柑橘を合わせた味わいが登場します。
「iro」(RAU)
“色からインスパイアされた風景を味わいにした”ボンボンショコラ「iro」も、美しく美味しいオススメの一品。これまでの11色のフレーバーに加え、シェフがアトリエを構えるフランスで見た景色や経験をイメージした「Lilac」と「Turquoise」の2色が新登場!
▲「Lilac」と「Turquoise」
南仏の夕暮れをイメージし、ラベンダー畑に夕日が沈む様子を表現したラベンダー×ロゼワインのボンボンショコラ「Lilac」は、目を閉じ口の中でゆっくりと溶かしながら味わっていくうち、夕暮れのラベンダー畑がイメージできるから不思議。これはロゼワインを片手に楽しみたい一粒!
コートダジュールのターコイズブルーの海をイメージしたバジル×オレンジのボンボンショコラ「Turquoise」は、海岸に差し込む太陽の光に混ざり合う青色と黄色を再現したのだそう。食感の違うビターガナッシュで海と空の境目を表現していて、ふわりと広がるバジルの風味とオレンジのマリアージュがとてもオシャレ!
「Orange」(Sachi Takagi)
▲3,456円
【Sachi Takagi(さち たかぎ)】
「RAU」のシェフショコラティエール高木幸世さんが2021年12月に自身の名を冠するブランドとしてリリースした「Sachi Takagi」は、植物性の素材のみを使用したプラントベースのチョコレートブランドです。
通常のチョコレートの固定概念を覆すプラントベースの材料で作られているわけですが、そこには“植物では出来ない”ではなく、“植物だからできる”という、高木さんの育った環境や思い、そして菓子職人としての技術力とアイデアがショコラで表現されています。
自然界をイメージした色鮮やかな見た目や、コスタリカ産のカカオ豆から作られるビーントゥバーチョコレートの力強さなど、自然の素材の風味がダイレクトに感じられる味わいは、口どけがなめらかで、みずみずしくジューシーでハッとする美味しさです。
「Lemon」(Sachi Takagi)
▲2,160円
なかでも、「Sachi Takagi」初めましての方にオススメしたいのが「Lemon」。イタリア産レモンの果汁をたっぷりと使用した爽やかなレモンの味わいがパッと弾け、スルスルとほどけるように溶けながらカカオの味わいが穏やかに広がります。
「Berry」(Sachi Takagi)
▲3,672円
また、バレンタインシーズンには、ワイルドストロベリー、ラズベリー、カシスなどを使った大人っぽいベリーの味わい楽しめる2種の生チョコレートを詰め合わせた「Berry」をはじめ、栗をそのまま食べているかのような「Marron」、ブルターニュで食べたリンゴのクレープをイメージした「Apple Crepe」と、3種の新商品がバレンタイン限定で登場します。
▲写真左:シェフパティシエ 松下裕介氏 写真右:シェフショコラティエール 高木幸世氏
ご紹介してきた「RAU」と「Sachi Takagi」のシェフパティシエ 松下裕介氏と、シェフショコラティエール 高木幸世氏は、二人のデュオとして2022年10月末にパリで行われたチョコレートの世界大会「ワールド チョコレート マスターズ’22」の審査委員長団に選出され、国内だけでなく海外でも注目を集めています。
そんなお二人のシェフが創り出す「RAU」と「Sachi Takagi」の“情景を形状で表現した”独創的なスイーツやショコラ、ぜひ味わってみて下さいね。
【RAU/Sachi Takagi】
場所:京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318番6 GOOD NATURE STATION 3F
営業時間:11~19時(イートインLO.18:30)※テイクアウト可
▶︎「RAU」オンラインショップ
▶︎「Sachi Takagi」オンラインショップ
チョコレートアドバイザー
西村 裕子
幼少期の頃から大好きなお菓子は“チョコレート”。学生時代から海外のチョコレートを取り寄せるなど、本格的なチョコレート愛好家歴は約30年。2014年、チョコレート鑑定家クロエ・ドゥートレ・ルーセル氏が講師をつとめた、日本コネスール デュ ショコラ協会認定のシニアアドバイザーの資格を取得。現在はチョコレートアドバイザーとして、Web・雑誌・ラジオなどのメディアにてオススメや注目のチョコレートの紹介や記事を執筆中。インスタグラム:@365chocolats
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