出雲の絶景を楽しむ温泉旅館が新オープン
昨年11月にオープンしたばかりの【界 出雲】。島根県・出雲ひのみさき温泉に位置し、「灯台と水平線を望むお詣り支度の宿」をコンセプトにした温泉旅館です。
目の前には日本海が広がり、日御碕 (ひのみさき) 灯台が夕焼けに染まる絶景を望む立地。また、日御碕神社や出雲大社にも近く、この地にまつわる文化体験を満喫できます。
島根の伝統芸能に触れるご当地楽
そんな界 出雲では、島根県の伝統芸能「石見神楽」を披露する「ご当地楽」を用意。ご当地楽とは、界ブランドの全施設で実施されている地域文化に触れられるサービス。界 出雲のスタッフが豪華絢爛な衣裳と面を身につけ、太鼓や笛の音に合わせて舞い、神話「国譲り」を演じます。出雲の国をかけた神様同士の戦いが描かれた、出雲大社の起源にまつわる神話です。
▲ご当地楽「国譲り」
客室にいながら絶景を満喫
地域の文化に触れる「ご当地部屋」も界ブランドの特徴のひとつ。界 出雲のご当地部屋は、客室から刻々と表情を変える景色を楽しめる「彩海の間」で、灯台を望む客室と海を望む客室の2つのタイプがあります。
日御碕灯台と水平線を望む客室からは、オレンジ色に染まる夕日の情景をより美しく見られるよう、リビングに補色効果のある藍色を取り入れる工夫も。海の景色を望む客室は、島根県の伝統工芸品「石州和紙」でつくられた朝焼けをイメージしたピンク色の壁紙が設られています。
▲ご当地部屋「彩海の間」灯台側客室
▲ご当地部屋「彩海の間」海側客室
移り変わる海の景色を見渡すテラス
もっと景色を楽しみたいなら、海の絶景を望む「かわたれテラス」へ。館内でも特に開けており、視界を遮るものもほとんどない、水平線と空の景色を見渡せる空間です。ゆっくりと椅子に腰かけ、明け方を意味する「かわたれ時」の景色の移り変わりを見ながら、非日常の時間を過ごせます。
▲かわたれテラス
体の芯から温まる温泉
界 出雲の湯は強塩温泉で、身体がよく温まり湯冷めしにくいのが特徴。湯上がりに真湯のシャワーで塩分を流し落しても、温かさが長く続きます。また、海を思わせる塩分が含まれた泉質を清めの塩に見立て、神社に詣でる前の禊ぎ湯として利用しても。移り変わる空や海の様子を一望しながら、お詣り支度ができる大浴場です。
▲大浴場
豪華な会席料理で島根の豊かな食材を堪能
お待ちかねの夕食では、島根や出雲の食文化を堪能する会席料理を味わえます。11月上旬以降の松葉蟹漁解禁シーズンには、特別会席「タグ付き活松葉蟹会席」の提供がスタート。
▲タグ付き活松葉蟹会席
特に注目は、松葉蟹を稲わらで包んで蒸しあげた「活蟹の豊年蒸し」。出雲大社にゆかりのある五穀豊穣の神様、大国主の命 (おおくにぬしのみこと) からヒントを得た蒸し蟹料理で、稲わらで包み、俵型の器で提供されます。稲わらで包んだまま蒸し上げられているため、味に豊かさが増し、ほんのりと香るわらの香りとともに楽しめる一品です。
▲活蟹の豊年蒸し
温泉から日御碕の美しい景色、石見神楽や出雲神話などの文化まで、この地域ならではの体験が待っている界 出雲。新たにオープンしたばかりの温泉旅館にぜひ注目してみてくださいね。